※本記事はゲオホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ゲオホールディングスの2026年3月期は、連結売上高4,812億円(前期比12.5%増)、営業利益142億円(同26.6%増)、経常利益153億円(同25.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益87億円(同92.6%増)となり、増収増益で着地した。リユース衣料・服飾雑貨商材や新品商材(Nintendo Switch 2関連)が業績を牽引した。2027年3月期は売上高5,100億円を見込む一方、賃上げや出店費用の増加により増収減益の計画としている。
連結業績(2026年3月期 実績)
全体業績は増収増益:売上高および各利益はともに前期を大幅に上回った。為替差益7億円、特別利益として負ののれん発生益15億円を計上した。リユースは好調:衣料・服飾雑貨商材が牽引し、国内外への積極出店とリユース志向の高まりが追い風となった。新品は大幅増収:「Nintendo Switch 2」本体の安定供給が売上を牽引した。
| 項目 | 2025年3月期 実績 | 2026年3月期 実績 | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 427,669百万円 | 481,249百万円 | 53,580百万円 | 12.5% |
| 売上総利益 | 170,671百万円 | 189,446百万円 | 18,774百万円 | 11.0% |
| 売上総利益率 | 39.9% | 39.4% | – | ▲0.5pt |
| 販管費 | 159,421百万円 | 175,207百万円 | 15,785百万円 | 9.9% |
| 営業利益 | 11,250百万円 | 14,239百万円 | 2,989百万円 | 26.6% |
| 営業利益率 | 2.6% | 3.0% | – | 0.3pt |
| 経常利益 | 12,224百万円 | 15,348百万円 | 3,123百万円 | 25.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4,537百万円 | 8,738百万円 | 4,200百万円 | 92.6% |

商材別売上高(事業別の状況)
新規出店による販売チャネル拡大にともない、国内外の2nd STREETにおける中心商材である衣料・服飾雑貨の販売は引き続き順調に成長した。GEO mobileの新規出店および併設店舗の増加により増収を達成した。「Nintendo Switch 2」や周辺機器を含むゲーム関連が好調に推移したほか、新品トレカ商材やPB商材も堅調に伸びた。ラグジュアリーは上期に米国関税の影響で減少したものの、時計相場の回復に伴い業績は好転の兆しを見せている。
| 商材区分 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| リユース | 273,915百万円 | 300,606百万円 | 26,690百万円 | 9.7% |
| 衣料・服飾雑貨 | 102,168百万円 | 122,310百万円 | 20,142百万円 | 19.7% |
| ラグジュアリー | 58,261百万円 | 57,595百万円 | ▲665百万円 | ▲1.1% |
| スマホ・タブレット | 45,494百万円 | 48,830百万円 | 3,335百万円 | 7.3% |
| 新品 | 99,100百万円 | 124,333百万円 | 25,232百万円 | 25.5% |
| その他 | 54,653百万円 | 56,310百万円 | 1,656百万円 | 3.0% |
| 合計 | 427,669百万円 | 481,249百万円 | 53,580百万円 | 12.5% |

通期業績予想(2027年3月期)
国内100店舗・海外38店舗の積極出店を進める2nd STREETを中心に、リユース商材の拡充や調達網の効率化を通じて売上高5,100億円の増収を目指す。一方で、賃上げや物価高騰、出店費用の増加が利益を圧迫する要因となり、2027年3月期は増収減益の業績を見込んでいる。今後は付加価値サービスの提供や在庫運用の最適化を一層加速させるとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前期比増減額 | 前期比増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 481,249百万円 | 510,000百万円 | 28,750百万円 | 6.0% |
| 営業利益 | 14,239百万円 | 13,000百万円 | ▲1,239百万円 | ▲8.7% |
| 営業利益率 | 3.0% | 2.5% | – | ▲0.5pt |
| 経常利益 | 15,348百万円 | 12,500百万円 | ▲2,848百万円 | ▲18.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 8,738百万円 | 6,000百万円 | ▲2,738百万円 | ▲31.3% |
| 直営店舗数 | 2,153店 | 2,346店 | 193店舗出店 | – |
| ROE | 8.91% | 5.48% | – | ▲3.43pt |
| NetD/Eレシオ | 0.33倍 | 0.30倍 | – | 0.03減 |

株主還元
株主に対する利益還元を経営の重点課題の一つと位置づけ、安定的な経営基盤の確保と利益率の向上に努めるとともに、安定的な配当を行うことを基本方針としている。2027年3月期の配当は中間配当を1株当たり17円、期末配当予想も1株当たり17円とし、年間配当金は34円となる予定。
| 区分 | 2027年3月期 配当予想(1株当たり) |
|---|---|
| 中間配当 | 17円(予定) |
| 期末配当 | 17円(予定) |
| 年間配当金 | 34円(予定) |

トピックス
2nd STREETは国内外合計100店舗を新規出店し積極的な拡大路線を継続、2nd STREETの店舗数がGEOを抜きグループ最多となった。新フォーマット「GEO DIGITAL BASE」の展開を開始したほか、統合報告書を発行した。また、2026年10月1日付で商号を「株式会社セカンドリテイリング」(英文:2nd RETAILING Co., Ltd.)に変更することを公表した(2026年6月26日開催予定の定時株主総会での定款一部変更の承認を条件とする)。
※本記事はゲオホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。