※本記事はシダーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社シダーの2026年3月期(通期)連結業績は、デイサービス事業の新規利用者獲得や施設サービス事業の高稼働率維持により売上高18,164百万円(前期比1.9%増)と増収となった。一方、介護職員の処遇改善に伴う人件費増加や物価上昇によるコスト増を吸収しきれず、営業利益676百万円(同24.2%減)、経常利益532百万円(同20.4%減)と減益。ただし特別利益で事業譲渡益211百万円を計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は523百万円(同17.7%増)と増益となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高はデイサービス事業の新規利用者獲得が堅調であったことや、施設サービス事業で既存施設の高稼働率(98%超)を維持できたことから、前期比334百万円(1.9%)増の18,164百万円となった。営業利益は、介護職員の処遇改善に伴う人件費増加および物価上昇によるコスト増を吸収しきれず、また販管費の増加もあり、前期比215百万円(24.2%)減の676百万円、経常利益は同136百万円(20.4%)減の532百万円となった。なお、営業外収益に含まれる56百万円の処遇改善補助金は全額を人件費として還元しており、実質的な利益への影響は限定的であった。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益で事業譲渡益211百万円を計上したことにより、前期比78百万円(17.7%)増の523百万円となった。
| 項目 | 2026年3月期(実績・百万円) | 2025年3月期(実績・百万円) | 増減額(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 18,164 | 17,829 | 334 | 1.9% |
| 営業利益 | 676 | 892 | △215 | △24.2% |
| 経常利益 | 532 | 668 | △136 | △20.4% |
| 当期純利益 | 523 | 444 | 78 | 17.7% |
セグメント別の状況
セグメント別売上高は、デイサービス事業が利用者獲得の堅調な推移により前期比239百万円(6.1%)増の4,138百万円。施設サービス事業は既存施設の高稼働率(98%超)維持により同78百万円(0.6%)増の12,752百万円。在宅サービス事業は同6百万円(0.6%)増の1,165百万円、その他事業は同11百万円(11.4%)増の107百万円となり、全事業で増収となった。
| 事業 | 2026年3月期(百万円) | 2025年3月期(百万円) | 増減額(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| デイサービス事業 | 4,138 | 3,899 | 239 | 6.1% |
| 施設サービス事業 | 12,752 | 12,674 | 78 | 0.6% |
| 在宅サービス事業 | 1,165 | 1,158 | 6 | 0.6% |
| その他事業 | 107 | 96 | 11 | 11.4% |
| 全事業合計 | 18,164 | 17,829 | 334 | 1.9% |

事業概況(デイサービス事業)
2026年3月期のデイサービス事業の利用登録者数は4,552名となり、前年比約6%増加、コロナ前の水準を大きく上回った。要介護登録者数は3,704名、要支援登録者数は848名といずれも過去最高となった。コロナ5類移行後の2023年5月以降、利用者数は継続的に増加傾向を示している。

通期業績予想
2027年3月期の業績予想は、デイサービス事業で前年度の施設稼働率を2%上回る稼働率、施設サービス事業では既存施設で前年並みの稼働率(98.5%程度)を前提に、売上高は前期比659百万円(3.6%)増の18,823百万円を計画。処遇改善や給与見直しに伴う人件費増加、物価高騰や施設リニューアル等によるコスト増、事業拡大に伴う販管費増加を見込み、営業利益は同11百万円(1.7%)減の664百万円を計画。経常利益は、営業外収益で計上していた処遇改善補助金収入を計画では見込んでいないため同105百万円(19.9%)減の426百万円、当期純利益は同262百万円(50.2%)減の260百万円を見込む。なお、2026年4月に名古屋市内の子会社を取得しており、通期での売上への寄与を見込んでいる。
| 項目 | 2027年3月期(予想・百万円) | 2026年3月期(実績・百万円) | 増減額(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 18,823 | 18,164 | 659 | 3.6% |
| 営業利益 | 664 | 676 | △11 | △1.7% |
| 経常利益 | 426 | 532 | △105 | △19.9% |
| 当期純利益 | 260 | 523 | △262 | △50.2% |

株主還元
当社は事業拡大による成長のための投資資金及び内部留保と利益配分とのバランスを念頭に、株主への安定継続した配当に加え業績の伸長に応じた配当を実施することを基本方針としている。2026年3月期の年間配当金は1株当たり8円00銭(普通配当)。2027年3月期(予定)の配当は、業績予想に基づき期末配当として1株当たり8円00銭を予定している。なお、2025年3月期は普通配当6円00銭に記念配当4円00銭を加えた年間10円00銭であった。
| 区分 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期(予定) |
|---|---|---|---|
| 第2四半期末 | 0円00銭 | 0円00銭 | 0円00銭 |
| 期末 | 普通配当6円00銭+記念配当4円00銭 | 普通配当8円00銭 | 普通配当8円00銭 |
| 年間合計 | 10円00銭 | 8円00銭 | 8円00銭 |

新規事業及びM&Aについて
2026年4月1日付で株式会社ダブルエイチオーを子会社化し、名古屋市内における介護付有料老人ホーム2施設(127室)および訪問看護事業を取得した。これにより、名古屋エリアにおける事業基盤の強化を図っている。
※本記事はシダーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。