ヒトトヒトホールディングス

ヒトトヒトホールディングス、2026年3月期は増収増益 当期利益87.0%増 2027年3月期は初配当21.43円を予定

決算サマリー 2026.08.19
ヒトトヒトホールディングス、2026年3月期は増収増益 当期利益87.0%増 2027年3月期は初配当21.43円を予定

※本記事はヒトトヒトホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ヒトトヒトホールディングス株式会社は2026年3月期(通期)の決算説明資料を公表した。同期の売上収益は20,094百万円(前期比+19.6%)、営業利益は1,036百万円(同+47.0%)、当期利益は639百万円(同+87.0%)となり、新規案件の獲得に加え大阪・関西万博の一時収益1,452百万円が業績を押し上げた。2027年3月期は売上収益20,120百万円、営業利益1,140百万円を見込み、上場初年度となる同期より期末配当(1株当たり21.43円)を実施する予定。

目次

連結業績(当期 実績)

26/3期は、新規案件獲得に加えて大阪・関西万博の一時収益が加わり、売上収益は前期比+19.6%の20,094百万円となった。万博による外注費増があったものの、固定費の抑制に努めた結果、営業利益は同+47.0%の1,036百万円、当期利益は同+87.0%の639百万円と、いずれも売上収益の増加率を上回る成長を達成した。調整後EBITDA(減価償却費のほかM&Aで生じた一時費用や償却費などを足し戻した数値)は同+22.5%の1,326百万円。過去のM&Aに伴う顧客関連資産償却費68百万円などを足し戻しており、当該償却は当期で終了した。

項目2026/3期実績(百万円)2025/3期実績(百万円)前期比増加率
売上収益20,09416,803+19.6%
売上総利益3,1122,738+13.6%
調整後EBITDA1,3261,083+22.5%
営業利益1,036705+47.0%
当期利益639342+87.0%
連結業績ハイライト(売上収益・売上総利益・調整後EBITDA・営業利益・当期利益の実績と前期比増加率)
出典:ヒトトヒトホールディングス 2026年3月期通期決算説明資料 P.4

サービス形態別の状況

サービス形態別の売上収益は、いずれも新規の継続売上や一時売上を獲得して毎年増加している。26/3期(大阪・関西万博を除く)は、通信キャリア店舗運営事業の拡大により人財サポートの割合が増加したが、全体構成に大きな変化はない。サービス形態別売上収益(百万円、2026/3期は大阪・関西万博を除く)は以下のとおり。

サービス形態2024/3期2025/3期2026/3期(万博除く)
イベント4,2824,4814,772
ビル(大型商業施設)3,6954,1064,321
ビル(その他)4,6515,2625,729
人財サポート2,7432,6303,624
サービス形態別(イベント・ビル(大型商業施設)・ビル(その他)・人財サポート・その他)の売上収益推移(2024/3期〜2026/3期)
出典:ヒトトヒトホールディングス 2026年3月期通期決算説明資料 P.22

通期業績予想

27/3期の業績予想は、26/3期実績と比較して売上収益20,120百万円(+0.1%)、売上総利益3,190百万円(+2.5%)、調整後EBITDA1,335百万円(+0.6%)、営業利益1,140百万円(+10.0%)、当期利益675百万円(+5.5%)を見込む。26/3期の一時収益である大阪・関西万博を除いたベースでは、売上収益+7.9%、営業利益+36.0%、当期利益+35.3%の増加率を見込んでおり、業績予想の売上総利益・営業利益については26/3期を超える増加率を見込む。営業利益の増減内訳では、万博利益減(-199百万円)やその他原価増(-31百万円)、その他販管費増(-16百万円)がある一方、継続売上増・新規/一時売上増(216百万円)、M&A償却費減(68百万円)が増益要因になるとしている。

項目2027/3期予想(百万円)2026/3期実績(百万円)2026/3期比増加率
売上収益20,12020,094+0.1%
売上総利益3,1903,112+2.5%
調整後EBITDA1,3351,326+0.6%
営業利益1,1401,036+10.0%
当期利益675639+5.5%
27/3期の業績予想サマリー(売上収益・売上総利益・調整後EBITDA・営業利益・当期利益の26/3期実績との比較)
出典:ヒトトヒトホールディングス 2026年3月期通期決算説明資料 P.10

株主還元

同社は上場初年度となる2027年3月期より期末配当を実施する方針で、1株当たり配当金は21.43円(配当利回り4.7%超、配当金総額3億円)を予定している。配当利回りは1株454円(2026年5月12日時点の終値)で試算。株主還元は、M&Aを含む成長投資により達成される利益成長を通じて今後も安定的に行う方針。

項目内容
1株当たり配当金21.43円
配当利回り4.7%超
配当金総額3億円
実施開始2027年3月期(上場初年度)より期末配当を実施
2027年3月期配当予想(1株当たり配当金21.43円、配当利回り4.7%超)と配当方針
出典:ヒトトヒトホールディングス 2026年3月期通期決算説明資料 P.13

事業戦略・トピック

同社はオーガニック成長とM&Aによる成長の2本柱で企業価値の最大化を目指す方針。ヒトトヒト(株)単独の売上収益は過去4年間でCAGR6.7%、2件のM&A実施によりM&A前と比較して売上高は約2.6倍に成長した。IPOを機にM&Aの制約が撤廃され、既存事業の補完・サービス種別拡大・事業エリア拡大を軸にM&Aを再加速する方針で、原則として外部借入及び手元現預金で資金を賄い株式希薄化を回避する。EPS(1株当たり当期純利益)の継続的な成長にフォーカスし、利益成長・株式希薄化の回避・資本効率の維持向上の3点に取り組むとしている。主要株主である日本成長投資アライアンス(JGIA)とは、上場後もパートナーとしてサポートを継続する関係にあり、ロックアップ期間後も即時に保有株式を売却する方針はないとの回答を得ている。

※本記事はヒトトヒトホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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