フジミインコーポレーテッド

フジミインコーポレーテッド、2026年3月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高

決算サマリー 2026.08.19
フジミインコーポレーテッド、2026年3月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高

※本記事はフジミインコーポレーテッドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

フジミインコーポレーテッド(5384)の2026年3月期通期決算は、先端半導体向けCMP製品およびシリコンウェハー向けポリシング材の販売が好調に推移し、売上高69,404百万円(前期比+11.0%)、営業利益13,826百万円(同+17.4%)、経常利益14,169百万円(同+15.7%)といずれも過去最高を記録した。当期純利益は過年度法人税(12.2億円)および減損損失(3.7億円)を期末に計上したことにより、9,059百万円(同△3.9%)の減益となった。為替実績は151円/ドル(前期:152円/ドル)。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高・営業利益・経常利益はいずれも期初予想および修正予想(’25年11月)を上回り、過去最高を更新した。営業利益率は19.9%、EBITDAは16,189百万円(同+17.5%、率23.3%)となった。

項目当期(26年3月期)前期(25年3月期)増減
売上高69,404百万円62,503百万円+11.0%
営業利益13,826百万円11,780百万円+17.4%
経常利益14,169百万円12,251百万円+15.7%
当期純利益9,059百万円9,428百万円△3.9%
EBITDA16,189百万円13,783百万円+17.5%
2026年3月期 決算概要(通期実績)
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.7

用途別売上高(事業別)の状況

用途別ではCMPが先端ロジック・メモリ向け需要の拡大を受けて大きく伸長した一方、ディスク向けは顧客の生産プロセス改善の影響により減収となった。機能材・溶射材は南興セラミックスの子会社化に伴う売上取り込み等により増収した。

区分当期(26年3月期)前期(25年3月期)増減率
CMP36,135百万円30,658百万円+17.9%
シリコン計21,081百万円20,437百万円+3.1%
ディスク2,238百万円2,547百万円△12.1%
機能材・溶射材計9,880百万円8,729百万円+13.2%
売上高合計69,404百万円62,503百万円+11.0%
用途別売上高(通期実績)
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.13

通期業績予想

2027年3月期は、AI関連需要を背景に半導体市場が引き続き堅調に推移すると想定し増収を見込む。営業利益は新工場建設等の新規投資に伴う減価償却費の増加により、前期比4.9%増益にとどまる見通し。当期純利益は前期末の一過性要因(過年度法人税および減損損失)の反動により、同+14.8%を見込む。想定為替レートは150円/ドル(前期実績:151円/ドル)。

項目予想(27年3月期)前期実績(26年3月期)増減率
売上高74,800百万円69,404百万円+7.8%
営業利益14,500百万円13,826百万円+4.9%
経常利益14,500百万円14,169百万円+2.3%
当期純利益10,400百万円9,059百万円+14.8%
EBITDA19,200百万円16,189百万円+18.6%

株主還元

配当政策を見直し、2027年3月期からは連結配当性向55%以上の維持に加え、配当の維持または増配を行う「累進配当」を2027年3月期から2029年3月期まで導入する。2026年3月期の年間配当金は75.00円(配当性向61.4%)で前期の73.34円から増配となった。2027年3月期は年間配当金77.00円(期初予想)を見込む。

中間配当金期末配当金年間配当金配当性向
25年3月期(実績)36.67円36.67円73.34円57.7%
26年3月期(実績)36.67円38.33円75.00円61.4%
27年3月期(期初予想)38.50円38.50円77.00円54.9%
1株当たり配当金・配当性向の推移
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.37

中長期経営計画

中長期経営計画に対し、2026年3月期(74期)の売上高は694億円と、中計目標770億円を76億円(-10%)下回った。CMP・一般工業用(非研磨材)は計画を達成した一方、シリコンウェハー向けおよびM&A関連が未達となった。EBITDAマージンは23.3%(中計目標26.0%)、ROEは11.3%(中計目標15.0%)。2027年3月期(75期)期初予想の売上高は748億円で、中計目標835億円を87億円(-10%)下回る見通し。

中長期経営計画 進捗
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.40

※本記事はフジミインコーポレーテッドが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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