※本記事はACCESSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ACCESSの2026年1月期(42期)連結業績は、売上高19,215百万円(前期比+20.6%)となった。IoT事業の大幅増収に加え、ネットワーク事業での大型案件受注が寄与した。一方で研究開発費等の先行投資や内部統制改善費用の増加により、営業損益は▲2,688百万円(前期比▲429百万円)と前期の▲2,259百万円から赤字が拡大した。2027年1月期はネットワーク事業の大型契約の収益認識が進むことなどから、連結業績の黒字化を計画している。

連結業績(当期実績)
売上高は前期比+20.6%の19,215百万円。IoT事業の伸長(売上増減要因として+2,892百万円)が牽引したほか、ネットワーク事業も大型案件の寄与で+427百万円増加した一方、Webプラットフォーム事業はほぼ横ばい(▲35百万円)だった。営業損益は▲2,688百万円で前期比▲429百万円の赤字拡大。研究開発費等の先行投資や内部統制改善費用の増加が主因で、ネットワーク事業で▲700百万円、連結調整で▲76百万円のマイナス影響があった。経常損益は▲2,635百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は▲3,398百万円。
| 項目 | 当期 | 前期 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 19,215百万円 | 15,930百万円 | +3,285百万円/+20.6% |
| 営業損益 | ▲2,688百万円 | ▲2,259百万円 | ▲429百万円 |
| 経常損益 | ▲2,635百万円 | 開示なし | ― |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | ▲3,398百万円 | 開示なし | ― |
セグメント別の状況
IoT事業は、前年に受注した大型案件の納品や顧客側のサービス提供開始が寄与し大幅増収。主力のIoTプロフェッショナルサービスの安定成長も収益を下支えし、売上高8,469百万円(前期5,576百万円)、セグメント利益308百万円(前期156百万円)となった。ネットワーク事業は、ホワイトボックス向けネットワークOS「OcNOS®」の事業成長により売上高8,488百万円(前期8,061百万円)となったが、研究開発費等の先行投資や内部統制改善等の費用増によりセグメント損益は▲3,149百万円(前期▲2,488百万円)と赤字が拡大した。Webプラットフォーム事業は、日本で前期に計上した一過性案件の反動により減収となったが、欧州でのリストラに伴うコスト削減効果で収益性が改善し、売上高2,257百万円(前期2,292百万円)、セグメント利益206百万円(前期49百万円)となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| IoT事業 | 売上高 | 8,469百万円 | 5,576百万円 |
| IoT事業 | セグメント利益 | 308百万円 | 156百万円 |
| ネットワーク事業 | 売上高 | 8,488百万円 | 8,061百万円 |
| ネットワーク事業 | セグメント損益 | ▲3,149百万円 | ▲2,488百万円 |
| Webプラットフォーム事業 | 売上高 | 2,257百万円 | 2,292百万円 |
| Webプラットフォーム事業 | セグメント利益 | 206百万円 | 49百万円 |

トピック:ネットワーク事業における大型契約
ネットワーク事業では、26.1期にアラブ首長国連邦(ドバイ)のEvollabs Tech FZ-LLCから総額70百万米ドルの大型案件を受注した。契約期間は3年間で、ライセンス提供、保守・サポート、追加機能開発(プロフェッショナルサービス)を含む包括契約。収益は主として27.1期と28.1期に認識される予定で、AI向けデータセンター投資の活発化に伴うホワイトボックス型ネットワーク機器の需要急増を背景に、IP InfusionのネットワークOS「OcNOS®」の優位性とEvollabs社の中東地域を中心とした事業展開戦略が合致したことが背景にあるとしている。また、案件パイプライン(潜在案件額)は2025年12月時点で320百万米ドルとなり、前年同時期比で約20%増加した。
通期業績予想
2027年1月期の連結業績予想は、売上高23,000百万円(前期比+3,784百万円/+19.7%)、営業利益800百万円(前期▲2,688百万円から黒字転換、+3,488百万円)、経常利益840百万円(前期比+3,475百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益610百万円(前期比+4,008百万円)で、引き続き売上成長を維持し黒字化を想定している。なお、2027年1月期上期(予想)は売上高10,800百万円、営業損益▲300百万円、経常損益▲280百万円、当期純利益▲385百万円としている。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) |
|---|---|---|
| 売上高 | 23,000百万円 | 19,215百万円 |
| 営業利益 | 800百万円 | ▲2,688百万円 |
| 経常利益 | 840百万円 | ▲2,635百万円 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 610百万円 | ▲3,398百万円 |

セグメント別業績予想
セグメント別の2027年1月期業績予想では、ネットワーク事業がEvollabs社案件の収益認識等により売上高13,000百万円(前期比+4,511百万円/+53.1%)、セグメント利益400百万円(前期▲3,149百万円から黒字転換、+3,549百万円)と大幅な増収増益を計画。IoT事業は前期の大型案件の反動により売上高7,650百万円(前期比▲819百万円/▲9.7%)に減少する一方、セールスミックスの変化によりセグメント利益は350百万円(前期比+41百万円/+13.4%)に増加を計画している。Webプラットフォーム事業は売上高2,350百万円(前期比+92百万円/+4.1%)、セグメント利益50百万円(前期比▲156百万円/▲75.7%)を計画している。
| セグメント | 指標 | 予想(2027年1月期) | 前期(2026年1月期) |
|---|---|---|---|
| IoT事業 | 売上高 | 7,650百万円 | 8,469百万円 |
| IoT事業 | セグメント利益 | 350百万円 | 308百万円 |
| ネットワーク事業 | 売上高 | 13,000百万円 | 8,488百万円 |
| ネットワーク事業 | セグメント利益 | 400百万円 | ▲3,149百万円 |
| Webプラットフォーム事業 | 売上高 | 2,350百万円 | 2,257百万円 |
| Webプラットフォーム事業 | セグメント利益 | 50百万円 | 206百万円 |

株主還元
本資料には配当や自己株式取得等の株主還元方針についての記載はない(開示なし)。
※本記事はACCESSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。