クリーク・アンド・リバー社

クリーク・アンド・リバー社、2026年2月期は増収増益で売上高・各利益とも過去最高

決算サマリー 2026.08.19
クリーク・アンド・リバー社、2026年2月期は増収増益で売上高・各利益とも過去最高

※本記事はクリーク・アンド・リバー社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

クリーク・アンド・リバー社の2026年2月期(通期)は、売上高61,393百万円(前期比122%)、営業利益4,914百万円(同136%)、経常利益4,801百万円(同130%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,075百万円(同181%)となり、売上高・各利益項目とも過去最高を更新した。今期より連結決算に加わった高橋書店グループの影響を除いても過去最高の決算となった。売上高と親会社株主に帰属する当期純利益は期初計画を上回って着地した一方、ゲーム分野のスタジオ増床に伴う先行費用の発生により、営業利益・経常利益は期初計画をやや下回った。

目次

連結業績(当期 実績)

売上総利益は22,326百万円(前期比120%)、売上総利益率は36.4%(前期比▲0.5pt)。販売管理費は17,412百万円(同116%)、販管費率は28.4%(同▲1.4pt)。この結果、営業利益率は8.0%(同+0.8pt)、経常利益率は7.8%(同+0.5pt)となった。親会社株主に帰属する当期純利益の増加には、高橋書店グループの税金費用が期初計画の見積りより減少したこと(影響額約5億円)、および子会社コネクトアラウンドが福島県大熊町の事業で経済産業省の補助金619百万円の交付決定を受け特別利益に計上したこと(税効果考慮後の影響額約5億円)が寄与した。

項目2026年2月期2025年2月期前期比
売上高61,393百万円50,275百万円122%
売上総利益22,326百万円18,572百万円120%
販売管理費17,412百万円14,958百万円116%
営業利益4,914百万円3,614百万円136%
経常利益4,801百万円3,694百万円130%
親会社株主に帰属する当期純利益4,075百万円2,251百万円181%

カテゴリ別の状況

8つのカテゴリのうち6カテゴリで増収増益となった。売上高最大のゲーム&ライツマネジメントは17,867百万円(前期比120.8%)で、バンダイナムコエンターテインメントとの合弁会社URS Gamesの加入や海外からの開発案件受託により大幅増収となったが、大規模案件受注に向けた投資先行やスタジオ増床(2026年5月稼働)に伴う先行費用により営業利益は1,590百万円(同105.4%)にとどまった。ブロードキャスティング&動画、プロモーション&マーケティング、メディカル&ヘルスケア、AI/DX・IT、インキュベーション&デベロップメントの5カテゴリは増収増益。高橋書店グループを含むインキュベーション&デベロップメントは同社の9か月分の収益計上により売上高7,999百万円(前期比492.3%)、営業利益453百万円(同1,258.3%)と大幅増となった。一方、プロフェッショナル・エージェンシーは法曹関連の人材紹介事業の不振により売上高2,593百万円(同97.5%)、営業利益63百万円(同89.7%)と減収減益、Quality of Lifeは衣・食が増収増益だったものの建築分野の費用高騰によるプロジェクト遅延が続き、営業利益は71百万円(同98.1%)となった。

カテゴリ売上高(当期)売上高前期比営業利益(当期)営業利益前期比
ゲーム&ライツマネジメント17,867百万円120.8%1,590百万円105.4%
ブロードキャスティング&動画14,921百万円105.0%730百万円129.3%
プロモーション&マーケティング7,672百万円109.1%675百万円114.3%
メディカル&ヘルスケア5,787百万円109.0%1,437百万円132.6%
AI/DX・IT3,241百万円110.4%127百万円211.6%
プロフェッショナル・エージェンシー2,593百万円97.5%63百万円89.7%
Quality of Life2,652百万円104.6%71百万円98.1%
インキュベーション&デベロップメント7,999百万円492.3%453百万円1258.3%
合計61,393百万円122.1%4,914百万円136.0%
カテゴリ別2026年2月期実績
出典:2026年2月期(第36期)決算説明会資料 P.20

通期業績予想

2027年2月期(第37期)の通期計画は、売上高65,500百万円(前期比107%)、営業利益5,250百万円(同107%、営業利益率8.0%)、経常利益5,150百万円(同107%)。親会社株主に帰属する当期純利益は3,350百万円(同82%)を計画しており、前期に計上した高橋書店グループの税金費用減少やコネクトアラウンドの補助金交付といった一過性のプラス要因の反動を織り込んでいる。ゲームカテゴリのスタジオ移転・拡張により7.2億円のコスト増を見込むが、この影響を除くと営業利益の前期比は121%となる。事業承継・M&Aは計画に織り込んでいない。

項目2027年2月期計画2026年2月期実績前期比
売上高65,500百万円61,393百万円107%
営業利益5,250百万円4,914百万円107%
経常利益5,150百万円4,801百万円107%
親会社株主に帰属する当期純利益3,350百万円4,075百万円82%
配当(円)50円50円±0
2027年2月期通期業績予想
出典:2026年2月期(第36期)決算説明会資料 P.35

カテゴリ別 2027年2月期計画

2027年2月期はすべてのカテゴリで増収増益を計画しており、スタジオ移転・拡張等の投資コストを吸収しつつグループ全体の拡大をめざす。なお2027年2月期より「プロフェッショナル・エージェンシー」に含まれていた事業の一部を他カテゴリへ移管しており、比較対象となる2026年2月期実績は調整済数値で記載されている。

カテゴリ売上高計画売上高前期比営業利益計画営業利益前期比
ゲーム&ライツマネジメント18,800百万円105.2%1,725百万円108.4%
ブロードキャスティング&動画15,500百万円103.2%777百万円108.0%
プロモーション&マーケティング8,200百万円105.9%750百万円110.5%
メディカル&ヘルスケア6,270百万円108.3%1,520百万円105.7%
AI/DX・IT3,680百万円110.9%190百万円193.7%
プロフェッショナル・エージェンシー2,500百万円106.4%150百万円150.1%
Quality of Life2,840百万円107.1%125百万円174.5%
インキュベーション&デベロップメント9,745百万円121.8%680百万円150.1%
合計65,500百万円106.7%5,250百万円106.8%

株主還元

2027年2月期の1株当たり配当は50円を予定しており、前期の50円から据え置く方針。連結配当性向は30%水準を目安とする。

株主還元(1株当たり配当金額と当期純利益額の推移)
出典:2026年2月期(第36期)決算説明会資料 P.39

成長戦略/トピック

C&Rグループは、プロフェッショナル分野のさらなる深耕、プロフェッショナル人材をベースとしたプロデュース事業の展開、異分野のプロフェッショナルを掛け合わせたプロデュース事業の展開、経営人材を含むC&Rグループの営業資産を組み合わせた事業承継・M&Aの推進の4つを基本戦略に掲げる。現在の売上高655億円から、事業承継・M&Aを加えて近い将来1,000億円をめざすロードマップを示している。2026年5月には東京都港区のMSC御成門ビルにゲームカテゴリ企業が集結するスタジオを増床(賃貸11フロア)し、2026年4月には過去最多となる新卒社員366名が入社した。

事業拡大へのロードマップ
出典:2026年2月期(第36期)決算説明会資料 P.37

※本記事はクリーク・アンド・リバー社が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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