※本記事はSDエンターテイメントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
SDエンターテイメント(証券コード4650)の2026年3月期(連結)は、売上高5,155百万円(前年同期比+22.7%)と増収となった。就労支援事業の多店舗出店(14店舗出店)やスターピラティスの店舗展開(2店舗出店)に係る先行投資、従業員教育に伴う研修費等の一過性費用が先行したことから、営業利益は71百万円(同△26.7%)と減益となったものの、営業黒字は維持した。人材開発支援助成金の支給額確定に伴う補助金収入284百万円を特別利益に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は215百万円(同+130.0%)と大幅な増益となった。
連結業績(当期 実績)
売上総利益は4,688百万円(前年同期比+19.8%)。販管費は新規出店立上げに伴う諸費用や採用・研修等の人材育成費の増加により4,617百万円(同+21.0%)となった。経常利益は43百万円(同△27.6%)。助成金等の活用に伴う補助金収入を特別利益(308百万円、同+100.6%)に計上した結果、税引前当期利益は329百万円(同+93.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益は215百万円(同+130.0%)となった。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,201,829千円 | 5,155,104千円 | +953,275千円 | +22.7% |
| 売上総利益 | 3,913,064千円 | 4,688,954千円 | +775,889千円 | +19.8% |
| 販管費 | 3,814,953千円 | 4,617,022千円 | +802,068千円 | +21.0% |
| 営業利益 | 98,111千円 | 71,932千円 | △26,179千円 | △26.7% |
| 経常利益 | 60,939千円 | 43,930千円 | △16,708千円 | △27.6% |
| 特別利益 | 153,648千円 | 308,259千円 | +154,610千円 | +100.6% |
| 特別損失 | 43,813千円 | 22,720千円 | △21,093千円 | △48.1% |
| 税引前当期利益 | 170,474千円 | 329,469千円 | +158,995千円 | +93.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 93,821千円 | 215,780千円 | +121,959千円 | +130.0% |


財政状態
2026年3月期末の資産合計は4,693百万円(前期末4,207百万円)。現金及び預金は1,025百万円(同486百万円)に増加し、成長投資を進めつつ手元流動性も積み増した。負債合計は2,890百万円(同2,622百万円)、純資産合計は1,802百万円(同1,584百万円)。利益計上により利益剰余金が積み上がり、純資産(自己資本)が増加した結果、自己資本比率は37.7%(前期35.2%)に改善した(単位:百万円)。
| 科目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 1,363 | 1,795 |
| 現金及び預金 | 486 | 1,025 |
| 固定資産 | 2,843 | 2,897 |
| 資産合計 | 4,207 | 4,693 |
| 流動負債 | 2,003 | 2,079 |
| 固定負債 | 618 | 810 |
| 負債合計 | 2,622 | 2,890 |
| 純資産合計 | 1,584 | 1,802 |
| 指標 | 24/3期 | 25/3期 | 26/3期 |
|---|---|---|---|
| 自己資本比率 | 38.4% | 35.2% | 37.7% |
| 1株当たり純資産 | 177.00円 | 166.76円 | 201.31円 |
事業別の状況
主力のウェルネス事業は需要の強さを背景に売上高が前年同期比+23.6%と順調に拡大した。うち保育事業は、企業主導型保育施設の高い園児充足率(26年3月末98.2%、企業主導型保育事業平均80.4%)を維持したことなどにより、売上高2,818百万円(前年同期比+10.1%)となった。フィットネス事業は不採算店舗の整理から高効率業態への転換を進めた結果、全店ベースの売上高は前年同期比0.6%減となったものの、閉店店舗を除く既存店ベースでは同3.1%増、営業利益は前年同期比+67百万円改善した。また、将来の収益寄与を見込む就労支援事業は14店舗を新規出店して多店舗展開を推進、スターピラティスも2店舗を新規出店した。これら成長領域への計画的な先行投資と従業員教育に伴う研修費等の一過性費用が、当期の営業減益要因となった。
| 事業 | 指標 | 24/3期 | 25/3期 | 26/3期 |
|---|---|---|---|---|
| 保育事業 | 売上高(百万円) | 2,329 | 2,544 | 2,818 |
| 保育事業 | 園児充足率(3月末) | – | – | 98.2% |

通期業績予想
本資料では2027年3月期計画について、「収益性の大幅な改善による本格的な成長軌道へ」との方針、および「成長領域への投資と運営効率の向上」を重点施策とする方向性が示されているが、具体的な数値計画は本資料に記載されていない。

株主還元
本資料には配当や自己株式取得等の株主還元方針に関する記載はない。
トピック(CSR活動)
保育事業の安全対策として、前後2カメラによる園外活動の死角の解消、ICタグとスマートフォンの通知連携による園児が離れた瞬間の自動検知、通信不要でどこでも録画・Wi-Fi経由での遠隔モニタリングなど、複数の機能を備えたカメラを活用した取り組みを進めている。
※本記事はSDエンターテイメントが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。