ステムリム

ステムリム、2025年7月期は当期純損失1,929百万円 現預金69.9億円を確保

決算サマリー 2026.08.19
ステムリム、2025年7月期は当期純損失1,929百万円 現預金69.9億円を確保

※本記事はステムリムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ステムリムは2025年9月12日、2025年7月期(2024年8月~2025年7月)の通期決算説明資料を公表した。当期は研究進捗に伴うマイルストーン収入や契約一時金の計上がなく事業収益なしとなったが、研究開発費の減少などにより当期純損失は1,929百万円(前期は当期純損失2,022百万円)と前期比92百万円縮小した。期末の現金及び預金残高は6,994百万円(69.9億円)で、2028年までの研究開発活動のための資金を確保しているとしている。主力パイプラインのレダセムチドは、表皮水疱症向け追加第Ⅱ相試験で患者組み入れが完了したほか、急性期脳梗塞向けグローバル後期第Ⅱ相試験では中間解析を経て治験計画を変更した。

目次

連結業績(当期 実績)

2025年7月期の事業収益はマイルストーン収入・契約一時金の計上がなく―(前期も―)。研究開発費は1,394百万円(前期比57百万円減)、事業費用合計は1,971百万円(前期比104百万円減)となった。営業損失は1,971百万円(前期は営業損失2,076百万円)、経常損失は1,970百万円(前期は経常損失2,077百万円)、当期純損失は1,929百万円(前期は当期純損失2,022百万円)と、いずれも前期から損失幅が縮小した。期末の現金及び預金残高は6,994百万円(前期8,410百万円)。

項目当期(2025年7月期)前期(2024年7月期)対前期比
事業収益
研究開発費1,394百万円1,453百万円-57百万円
事業費用合計1,971百万円2,076百万円-104百万円
営業利益又は営業損失(△)△1,971百万円△2,076百万円+104百万円
経常利益又は経常損失(△)△1,970百万円△2,077百万円+107百万円
当期純利益又は当期純損失(△)△1,929百万円△2,022百万円+92百万円
現金及び預金残高6,994百万円8,410百万円
2025年7月期 決算概要
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.16

研究開発パイプラインの状況

臨床開発が開始済みのパイプラインは5本で、いずれも主力候補レダセムチド(HMGB1ペプチド)による適応症。2025年7月期は、表皮水疱症を対象とした追加第Ⅱ相試験で最終症例の登録が完了し患者組み入れを完了。急性期脳梗塞を対象としたグローバル後期第Ⅱ相試験は、血管内再開通療法を実施した患者コホートを追加するなど治験計画を変更し、2025年4月に中間解析を実施した。あわせて研究開発リソースの適正配置を目的にパイプラインの開発コード整理を実施した。

開発コード適応症2025年7月期の状況
レダセムチド-01表皮水疱症追加第Ⅱ相試験、患者組み入れ完了
レダセムチド-02急性期脳梗塞グローバル後期第Ⅱ相試験、中間解析を実施のうえ治験計画を変更
レダセムチド-03虚血性心筋症患者での治験を開始済み
レダセムチド-04変形性膝関節症患者での治験を開始済み
レダセムチド-05慢性肝疾患患者での治験を開始済み

このほか次世代候補として、複数の組織損傷疾患を対象とする全身投与型の新規ペプチド(TRIM3、TRIM4)、局所投与型の新規ペプチド(TRIM5)、治療用自己細胞採取デバイス、表皮水疱症向け幹細胞遺伝子治療(SR-GT1)の開発も進めている。

開発パイプライン一覧
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.14

経営指標・資金計画

2025年7月末時点の経営指標は、現預金69.9億円、年間研究開発費(P/Lベース、2024年8月~2025年7月)13.9億円、臨床開発開始済のパイプライン5本、キャッシュバーンレート1.17億円/月(2025年7月期通期実績)。2026年7月期の年間支出見込額は15.3億円~20.1億円(研究開発費に係る現金支出13~17億円、一般管理費に係る現金支出2.3億円~3.1億円)とし、現時点で2028年までの安定的な研究開発活動のための資金を確保しているとしている。

項目
現預金(2025年7月末時点)69.9億円
年間研究開発費(P/Lベース、24年8月~25年7月)13.9億円
臨床開発開始済のパイプライン5本
キャッシュバーンレート(2025年7月期通期実績)1.17億円/月
2026年7月期 年間支出見込額15.3億円~20.1億円
経営指標(2025年7月末現在)
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.7

知財戦略・事業開発活動

知財戦略では、2025年7月末現在で特許136件が成立(申請中84件)。地域別では日本28件(申請中6件)、米国11件(申請中11件)、欧州41件(申請中9件)などとなっている。事業開発では国内外の複数の製薬企業との導出交渉を継続しており、2024年10月の横浜開催、2025年1月のJ.P.Morgan Healthcare Conference(San Francisco)、2025年6月開催(Boston)のカンファレンスに参加した。

地域特許成立申請中
日本28件6件
米国11件11件
欧州41件9件
中国10件7件
韓国6件5件
オーストラリア8件5件
カナダ3件6件
南米4件12件
ロシア5件3件
アフリカ2件2件
その他アジア18件18件
合計136件84件
知財戦略
出典:2025年7月期通期決算説明資料 P.17

株主還元

本資料に配当や自己株式取得など株主還元方針についての記載はない。

※本記事はステムリムが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次