ソレイジア・ファーマ

ソレイジア・ファーマ、2025年12月期は売上収益429百万円 当期損失876百万円に縮小

決算サマリー 2026.08.19
ソレイジア・ファーマ、2025年12月期は売上収益429百万円 当期損失876百万円に縮小

※本記事はソレイジア・ファーマが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ソレイジア・ファーマは2026年2月13日、2025年12月期(通期)の決算説明資料を公表した。売上収益は429百万円(前期316百万円)、営業損益は△861百万円(前期△1,951百万円)、当期損益は△876百万円(前期△1,941百万円)となった。主要製品の収益拡大が計画通りに進まなかったことに加え、ライセンス収益の未達が業績に大きく影響した。2026年度は製品販売収益予想420百万円とし、ライセンス契約収益・損益の予想は非開示としている。

ソレイジア・ファーマ 2025年度ビジネスハイライト
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.3
目次

連結業績(当期 実績)

2025年12月期の売上収益は429百万円(前期316百万円)、売上原価は221百万円(前期131百万円)、売上総利益は207百万円(前期185百万円)となった。研究開発費は430百万円(前期414百万円)、販管費及び一般管理費は637百万円(前期1,721百万円)で、営業損益は△861百万円(前期△1,951百万円)、当期損益は△876百万円(前期△1,941百万円)と、前期に比べ損失は縮小した。期初業績予想(売上収益1,300百万円、当期損益▲650百万円)との主要な乖離要因として、Sancusoの中国新パートナー契約締結・製品出荷の2026年度への期ズレ、ダルビアス及びエピシルに関するFirebird社との契約解除、SP-05第Ⅱ相パート試験投資の期ズレを挙げている。

項目(百万円)2025年度2024年度2023年度
売上収益429316617
売上原価221131280
売上総利益207185337
研究開発費430414403
販管費及び一般管理費6371,7211,073
営業損益△861△1,951△1,139
当期損益△876△1,941△1,112
ソレイジア・ファーマ 損益(3期比較)
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.16

製品別(事業)の状況

Sancuso®(SP-01)は、当社中国子会社が中国のLocal MAHとして正式に登録を完了し、2026年1月にMAAB社と独占的製造販売権を付与するライセンス契約を締結した。ダルビアス®(SP-02)は、2025年8月にINTEGRIS PHARMA S.A.(ギリシャ)と東欧13か国を対象とするライセンス契約を締結した一方、2025年12月にはFirebird社との東南アジア・オセアニア・中東・アフリカ地域のダルビアス®/エピシル®ライセンス契約を解除した。エピシル®(SP-03)は、2025年8月にDaiichi Sankyo Brasil Farmacêutica Ltda.とブラジルを対象とする独占的販売権ライセンス契約を締結した。PledOx®(SP-04)は国内大学研究室でタキサン誘発末梢神経障害モデルにおける有効性評価を継続している。アルホリチキソリン(SP-05)は、2025年3月にドイツ規制当局BfArMより第Ib/Ⅱ相臨床試験の開始許可を取得し、同年4月にベルリン大学医学部シャリテ病院で第1例目の投与を開始、10月に第Ib相パート第2コホートが完了し、現在第3コホートを実施中である。

製品名(コード)対象疾患等当社権利地域区分
Sancuso®(SP-01)化学療法による悪心・嘔吐中国等販売製品
ダルビアス®(SP-02)末梢性T細胞リンパ腫 等全世界販売製品
エピシル®(SP-03)化学療法/放射線療法による口内炎全世界販売製品(医療機器)
PledOx®(SP-04)化学療法(タキサン製剤)による末梢神経障害日本・中国開発品
アルホリチキソリン(SP-05)大腸がん 等日本開発品
ソレイジア・ファーマ パイプライン一覧
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.5

キャッシュフロー・資本政策

2025年12月期の営業活動キャッシュフローは△847百万円(前期△1,033百万円)、投資活動キャッシュフローは△81百万円(前期△0百万円)、財務活動キャッシュフローは1,425百万円(前期1,180百万円)となり、期末現預金残高は1,387百万円(前期886百万円)となった。2025年4月発行の新株予約権により、2026年1月末までに1,613百万円を調達済みで、SP-05第Ⅱ相パート試験以降の開発投資を中心に充当する予定。残余新株予約権残高は3.8百万株相当(発行済株式総数の1.4%)。

項目(百万円)2025年12月期2024年12月期2023年12月期
営業活動キャッシュフロー△847△1,033△359
投資活動キャッシュフロー△81△0△0
財務活動キャッシュフロー1,4251,180275
期末現預金残高1,387886728

通期業績予想(2026年度)

2026年度の業績予想は、製品販売収益420百万円(Sancuso、ダルビアス、エピシルのパートナーへの製品販売)、売上原価220百万円、研究開発費700百万円(ダルビアス適応拡大開発、SP-05第Ib/Ⅱ相臨床試験第Ⅱパート試験実施、SP-04動物実験、核酸医薬等新規開発品候補向け)、販管費650百万円としている。ライセンス契約収益及び損益予想については、当期より当面の間、開示を行わないとしている。

項目2026年度予想2025年度実績(参考)
製品販売収益420百万円(内訳非開示、売上収益合計429百万円)
売上原価220百万円221百万円
ライセンス契約収益非開示(内訳非開示)
研究開発費700百万円430百万円
販管費650百万円637百万円
ソレイジア・ファーマ 2026年度業績予想
出典:2025年12月期 決算説明資料 P.19

株主還元

本資料に配当等の株主還元方針に関する記載はない。2025年4月発行の新株予約権による資金調達を中心とした資本政策を継続しており、2026年1月末時点で行使率は93%に達している。

2026年度の主要事業目標

2026年度は、Sancuso®の新販売パートナーMAAB社への事業移管、ダルビアス®の新適応症探索非臨床試験継続と新規ライセンス契約による事業版図拡大、エピシル®の新規ライセンス契約締結・新規地域での販売開始、SP-04の非臨床試験継続と新規ライセンス契約による事業版図拡大、SP-05の第Ib/Ⅱ相臨床試験第Ⅱパート試験着手を主要事業目標とする。資本政策では、2025年4月発行の新株予約権の行使完了を目指す。

※本記事はソレイジア・ファーマが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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