キッセイ薬品工業

キッセイ薬品工業、2026年3月期は売上高過去最高 純利益15.2%増

決算サマリー 2026.08.19
キッセイ薬品工業、2026年3月期は売上高過去最高 純利益15.2%増

※本記事はキッセイ薬品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

キッセイ薬品工業の2026年3月期は、医薬品事業(+3.5%)とその他の事業(+49.3%)がともに増収となり、売上高は97,406百万円(+10.3%)で過去最高を更新した。研究開発費を主とした販管費の増加により営業損失2,927百万円、経常損失1,162百万円となったが、投資有価証券売却益を特別利益に計上し、当期純利益は13,779百万円(+15.2%)と増益を確保した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は97,406百万円(前期比+10.3%)。研究開発費が22,521百万円(+74.7%)と大幅に増加したことなどにより販管費が48,745百万円(+27.3%)に膨らみ、営業利益は△2,927百万円、経常利益は△1,162百万円となった。一方、投資有価証券売却益の計上により当期純利益は13,779百万円(+15.2%)となった。

項目当期前期増減
売上高97,40688,33010.3%
売上原価51,58744,26516.5%
売上総利益45,81844,0654.0%
販管費48,74538,29127.3%
(うち)研究開発費22,52112,88974.7%
営業利益△2,9275,773
経常利益△1,1626,974
当期純利益13,77911,96115.2%

セグメント別(事業別)の状況

医薬品事業の売上高は77,950百万円(+3.5%)。ベオーバ、タブネオス、コルスバ、タバリスの伸長により国内医薬品が67,764百万円(+5.9%)と増収となった一方、海外ライセンスは技術料売上の反動減により6,691百万円(△13.9%)となった。その他の事業は、情報サービス事業でGIGAスクール政策に係る案件を受注したことなどにより19,455百万円(+49.3%)と大幅増収となった。

セグメント指標当期前期
医薬品事業売上高77,95075,299
国内医薬品売上高67,76463,975
海外ライセンス売上高6,6917,770
ヘルスケア食品売上高3,4943,553
その他の事業売上高19,45513,031
売上高の前期比較
出典:2026年3月期(2025年度)決算説明資料 P.6

通期業績予想

2027年3月期は、医薬品事業が82,000百万円(+5.2%)と増収を計画する一方、情報サービス事業のGIGAスクール案件の反動減によりその他の事業は13,700百万円(△29.6%)となり、連結売上高は95,700百万円(△1.8%)を見込む。研究開発費は前期の反動減により16,500百万円(△26.7%)に減少する計画で、売上原価率の改善とあわせて営業利益4,400百万円、経常利益6,000百万円と黒字転換を計画。特別利益に投資有価証券売却益を計画し、当期純利益は14,500百万円(+5.2%)を見込む。

項目予想前期(実績)
売上高95,70097,406
医薬品事業82,00077,950
その他の事業13,70019,455
研究開発費16,50022,521
営業利益4,400△2,927
経常利益6,000△1,162
当期純利益14,50013,779
2027年3月期通期計画
出典:2026年3月期(2025年度)決算説明資料 P.10

株主還元

累進配当(普通配当)を継続するとともに、配当性向40%以上を目指す方針。自己株式の取得・処分により資本効率の向上と株主還元の拡充を図る。2026年3月期のキャッシュ・アロケーションでは配当額66億円、自己株式の取得52億円を実施した。Beyond 80期間(2025~2029年度)の計画では、配当に270億円、自己株式取得に300億円を充てる方針。

キャッシュ・アロケーションの進捗
出典:2026年3月期(2025年度)決算説明資料 P.31

中期経営計画/トピック(Beyond 80の成長戦略)

Beyond 80初年度(2025年度)の進捗として、ROEは6.3%(最終目標2029年度8%以上)、売上高974億円(同1,100億円以上)、研究開発費控除前営業利益195億円(同290億円以上)、自己資本2,301億円(同2,000億円未満)、EPS331.54円(同400円以上)、政策保有株式の対純資産比率14.0%(同10%以下)、臨床開発テーマ9プロジェクト(同10プロジェクト以上)となった。甲状腺眼症(TED)治療薬2剤の技術導入契約締結、創製品KSP-0914・KSP-0576・KSP-0930の臨床試験入り、子宮筋腫治療薬イセルティの国内発売とグローバル展開の拡大などが進捗した。

Beyond 80の成長戦略 初年度の進捗
出典:2026年3月期(2025年度)決算説明資料 P.11

※本記事はキッセイ薬品工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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