わかもと製薬

わかもと製薬、2026年3月期は増収 営業利益255百万円で黒字転換

決算サマリー 2026.08.19
わかもと製薬、2026年3月期は増収 営業利益255百万円で黒字転換

※本記事はわかもと製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

わかもと製薬の2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高9,906百万円(前期比27.2%増)、営業利益255百万円(前期は営業損失457百万円)、経常利益256百万円(前期は経常損失409百万円)、当期純利益227百万円(前期比252.6%増)となった。医薬事業・ヘルスケア事業・グローバル事業の全事業が増収となり、営業損益・経常損益はいずれも黒字転換した。2027年3月期は売上高11,000百万円(前期比11.0%増)、当期純利益230百万円(前期比1.2%増)を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は9,906百万円(前期比2,117百万円増、27.2%増)。売上原価の増加を上回る増収により売上総利益は4,730百万円(同1,108百万円増、30.6%増)となった。販売費及び一般管理費は4,474百万円(同394百万円増、9.7%増)にとどまり、営業利益は255百万円(前期は営業損失457百万円)、経常利益は256百万円(前期は経常損失409百万円)と、いずれも黒字転換した。当期純利益は227百万円(前期比162百万円増、252.6%増)。単位はいずれも百万円。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
売上高7,7899,9062,11727.2%
売上原価4,1675,1761,00924.2%
売上総利益3,6224,7301,10830.6%
販売費及び一般管理費4,0804,4743949.7%
営業利益△457255713開示なし
経常利益△409256665開示なし
当期純利益64227162252.6%

セグメント別の状況

医薬事業は「マキュエイド眼注用」の供給再開、新規後発医薬品「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」の上市、製造販売を承継した「ヒアルロン酸Na眼粘弾剤」等が売上増加に貢献し、売上高4,762百万円(前期比37.1%増)となった。ヘルスケア事業は主力「強力わかもと」等の販売が堅調に推移し、売上高2,542百万円(前期比8.4%増)。グローバル事業は中国越境ECの拡大や乳酸菌事業の伸長により、売上高2,410百万円(前期比34.8%増)となった。賃貸事業は192百万円(構成比2%)。

セグメント2026年3月期 売上高構成比2025年3月期 売上高
医薬事業4,762百万円48%3,473百万円
ヘルスケア事業2,542百万円26%2,345百万円
グローバル事業2,410百万円24%1,788百万円
賃貸事業192百万円2%開示なし
セグメント別売上高構成(2025年度)
出典:わかもと製薬 2026年3月期決算説明資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、医薬事業で前年度発売の「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%『わかもと』」「ヒアルロン酸Na眼粘弾剤」「アクリバトリノバ Pro」等の販売強化、ヘルスケア事業で「強力わかもと」ユーザーの拡大や生産設備の培養ムロ本格稼働、グローバル事業で「マキュエイド眼注用40mg」の中国発売開始(5月)や中国越境ECの拡大に注力する方針。連結業績は売上高11,000百万円(前期比11.0%増)、営業利益200百万円(前期比21.7%減)、経常利益200百万円(前期比22.0%減)、当期純利益230百万円(前期比1.2%増)を見込む。単位はいずれも百万円。

項目2026年3月期実績2027年3月期予想増減額増減率
売上高9,90611,0001,09411.0%
営業利益255200△55△21.7%
経常利益256200△56△22.0%
当期純利益22723031.2%
2027年3月期 売上高・利益予想
出典:わかもと製薬 2026年3月期決算説明資料 P.26

株主還元

1株当たり年間配当金は2026年3月期実績で3円50銭(前期3円)、2027年3月期予想も3円50銭を維持する。配当性向は2026年3月期実績53.5%、2027年3月期予想52.8%。配当政策は、安定的な配当の実施並びに配当性向50%以上を基本としながら、財務体質の強化を図りつつ製造設備・技術の強化、研究開発、営業活動の強化のための投資に積極的に資金を充当し、企業価値の増大を目指すとしている。

1株当たり年間配当金配当性向
2023年3月期(実績)3円75.0%
2024年3月期(実績)3円96.0%
2025年3月期(実績)3円162.0%
2026年3月期(実績)3円50銭53.5%
2027年3月期(予想)3円50銭52.8%
株主還元(配当金・配当性向の推移)
出典:わかもと製薬 2026年3月期決算説明資料 P.27

中期経営計画/トピック

中期経営計画「Wakamoto 100-承継と挑戦-」(2024-2028年度)では、2028年度に売上高150億円、ROE8.0%以上(2023年度は売上高77億円、ROE0.9%)を数値目標に掲げる。2026年3月期は、医薬事業で「マキュエイド眼注用40mg」の供給再開や新製品の上市、ヘルスケア事業で「強力わかもと」の生産設備における培養ムロの設置完了、グローバル事業で「マキュエイド眼注用40mg」の中国での承認取得等が進捗した。経営基盤の強化では、新給与・人事評価制度の運用開始、初の統合報告書の作成、健康経営優良法人2026(大規模法人部門)への2年連続認定等を実施した。

中期経営計画の基本方針(数値目標)
出典:わかもと製薬 2026年3月期決算説明資料 P.10

※本記事はわかもと製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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