※本記事はわかもと製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
わかもと製薬の2026年3月期(2025年度)連結業績は、売上高9,906百万円(前期比27.2%増)、営業利益255百万円(前期は営業損失457百万円)、経常利益256百万円(前期は経常損失409百万円)、当期純利益227百万円(前期比252.6%増)となった。医薬事業・ヘルスケア事業・グローバル事業の全事業が増収となり、営業損益・経常損益はいずれも黒字転換した。2027年3月期は売上高11,000百万円(前期比11.0%増)、当期純利益230百万円(前期比1.2%増)を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は9,906百万円(前期比2,117百万円増、27.2%増)。売上原価の増加を上回る増収により売上総利益は4,730百万円(同1,108百万円増、30.6%増)となった。販売費及び一般管理費は4,474百万円(同394百万円増、9.7%増)にとどまり、営業利益は255百万円(前期は営業損失457百万円)、経常利益は256百万円(前期は経常損失409百万円)と、いずれも黒字転換した。当期純利益は227百万円(前期比162百万円増、252.6%増)。単位はいずれも百万円。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 7,789 | 9,906 | 2,117 | 27.2% |
| 売上原価 | 4,167 | 5,176 | 1,009 | 24.2% |
| 売上総利益 | 3,622 | 4,730 | 1,108 | 30.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 4,080 | 4,474 | 394 | 9.7% |
| 営業利益 | △457 | 255 | 713 | 開示なし |
| 経常利益 | △409 | 256 | 665 | 開示なし |
| 当期純利益 | 64 | 227 | 162 | 252.6% |
セグメント別の状況
医薬事業は「マキュエイド眼注用」の供給再開、新規後発医薬品「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%」の上市、製造販売を承継した「ヒアルロン酸Na眼粘弾剤」等が売上増加に貢献し、売上高4,762百万円(前期比37.1%増)となった。ヘルスケア事業は主力「強力わかもと」等の販売が堅調に推移し、売上高2,542百万円(前期比8.4%増)。グローバル事業は中国越境ECの拡大や乳酸菌事業の伸長により、売上高2,410百万円(前期比34.8%増)となった。賃貸事業は192百万円(構成比2%)。
| セグメント | 2026年3月期 売上高 | 構成比 | 2025年3月期 売上高 |
|---|---|---|---|
| 医薬事業 | 4,762百万円 | 48% | 3,473百万円 |
| ヘルスケア事業 | 2,542百万円 | 26% | 2,345百万円 |
| グローバル事業 | 2,410百万円 | 24% | 1,788百万円 |
| 賃貸事業 | 192百万円 | 2% | 開示なし |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、医薬事業で前年度発売の「エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%『わかもと』」「ヒアルロン酸Na眼粘弾剤」「アクリバトリノバ Pro」等の販売強化、ヘルスケア事業で「強力わかもと」ユーザーの拡大や生産設備の培養ムロ本格稼働、グローバル事業で「マキュエイド眼注用40mg」の中国発売開始(5月)や中国越境ECの拡大に注力する方針。連結業績は売上高11,000百万円(前期比11.0%増)、営業利益200百万円(前期比21.7%減)、経常利益200百万円(前期比22.0%減)、当期純利益230百万円(前期比1.2%増)を見込む。単位はいずれも百万円。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,906 | 11,000 | 1,094 | 11.0% |
| 営業利益 | 255 | 200 | △55 | △21.7% |
| 経常利益 | 256 | 200 | △56 | △22.0% |
| 当期純利益 | 227 | 230 | 3 | 1.2% |

株主還元
1株当たり年間配当金は2026年3月期実績で3円50銭(前期3円)、2027年3月期予想も3円50銭を維持する。配当性向は2026年3月期実績53.5%、2027年3月期予想52.8%。配当政策は、安定的な配当の実施並びに配当性向50%以上を基本としながら、財務体質の強化を図りつつ製造設備・技術の強化、研究開発、営業活動の強化のための投資に積極的に資金を充当し、企業価値の増大を目指すとしている。
| 期 | 1株当たり年間配当金 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023年3月期(実績) | 3円 | 75.0% |
| 2024年3月期(実績) | 3円 | 96.0% |
| 2025年3月期(実績) | 3円 | 162.0% |
| 2026年3月期(実績) | 3円50銭 | 53.5% |
| 2027年3月期(予想) | 3円50銭 | 52.8% |

中期経営計画/トピック
中期経営計画「Wakamoto 100-承継と挑戦-」(2024-2028年度)では、2028年度に売上高150億円、ROE8.0%以上(2023年度は売上高77億円、ROE0.9%)を数値目標に掲げる。2026年3月期は、医薬事業で「マキュエイド眼注用40mg」の供給再開や新製品の上市、ヘルスケア事業で「強力わかもと」の生産設備における培養ムロの設置完了、グローバル事業で「マキュエイド眼注用40mg」の中国での承認取得等が進捗した。経営基盤の強化では、新給与・人事評価制度の運用開始、初の統合報告書の作成、健康経営優良法人2026(大規模法人部門)への2年連続認定等を実施した。

※本記事はわかもと製薬が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。