※本記事はビーロットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ビーロットは2026年2月13日、2025年12月期(2025年1月1日〜12月31日)の決算説明資料を公表した。連結当期純利益は44.2億円(前期39.4億円)となり過去最高益を更新、経常利益も64.5億円(前期58.1億円)に伸長した。株式会社クマシュー工務店のM&Aや不動産投資開発事業における高利益率での物件売却増加が業績を牽引し、「中期経営計画2027」の初年度指標を着実に達成した。一方、大型M&Aに伴う総資産の拡大により自己資本比率は19.7%に低下した。
連結業績(当期 実績)
2025年12月期の連結PLサマリーによると、売上高(セグメント間取引を除く)は37,778百万円(前期30,933百万円、対前年同期比122.1%)、売上総利益は12,784百万円(同127.2%)、営業利益は7,579百万円(同119.5%、営業利益率20.1%)、経常利益は6,450百万円(同111.0%)、当期純利益は4,420百万円(同112.1%)となった。営業利益の伸長は投資開発事業における高利益率での物件売却増加による。一方、人件費が532百万円増加(平均給与730万円→762万円)したことなどにより販売費及び一般管理費は5,204百万円(同140.3%)に拡大した。
| 項目 | 2025年12月期 | 2024年12月期 | 増減・前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高※ | 37,778百万円 | 30,933百万円 | +6,845百万円/122.1% |
| 売上総利益 | 12,784百万円 | 10,048百万円 | +2,735百万円/127.2% |
| 販売費及び一般管理費 | 5,204百万円 | 3,708百万円 | +1,496百万円/140.3% |
| 営業利益 | 7,579百万円 | 6,340百万円 | +1,239百万円/119.5% |
| 経常利益 | 6,450百万円 | 5,810百万円 | +640百万円/111.0% |
| 当期純利益 | 4,420百万円 | 3,941百万円 | +478百万円/112.1% |
セグメント別の状況
セグメント別(不動産投資開発・不動産コンサルティング・不動産マネジメントの3事業)にみると、不動産投資開発事業は売上高31,218百万円(前期比127.5%)、営業利益6,529百万円(同139.1%)と大きく伸長し、業績を牽引した。不動産コンサルティング事業は仲介成約件数の減少(65件、前期72件)等により売上高1,609百万円(同78.7%)、営業利益701百万円(同66.5%)と減収減益となった。不動産マネジメント事業は管理運営受託棟数の増加(166件、前期160件)を背景に売上高4,950百万円(同112.6%)、営業利益2,494百万円(同113.1%)と5年連続の増収増益となった。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期 | 2024年12月期 |
|---|---|---|---|
| 不動産投資開発 | 売上高 | 31,218百万円 | 24,492百万円 |
| 不動産投資開発 | 営業利益 | 6,529百万円 | 4,692百万円 |
| 不動産コンサルティング | 売上高 | 1,609百万円 | 2,044百万円 |
| 不動産コンサルティング | 営業利益 | 701百万円 | 1,055百万円 |
| 不動産マネジメント | 売上高 | 4,950百万円 | 4,396百万円 |
| 不動産マネジメント | 営業利益 | 2,494百万円 | 2,206百万円 |

財務体質
2025年12月期末の総資産は101,439百万円(前期末56,900百万円、対前期比178.3%)と大幅に拡大した。株式会社クマシュー工務店のM&A等に伴い販売用不動産が23,716百万円、仕掛販売用不動産が13,858百万円増加したほか、有利子負債も41,721百万円増加した。この結果、自己資本比率は19.7%(前期末31.0%)に低下した。同社は自己資本比率30%以上を目指す長期計画を掲げている。

通期業績予想(中期経営計画2027)
同社は「中期経営計画2027」において、2026年12月期の経常利益72.0億円、当期純利益50.0億円、配当性向30.0%を計画している。2027年12月期はさらに経常利益79.0億円、当期純利益55.0億円を計画しており、配当については両年とも配当性向30%以上相当額とする方針である。
| 項目 | 2026年12月期(計画) | 2025年12月期(実績) |
|---|---|---|
| 経常利益 | 72.0億円 | 64.5億円 |
| 当期純利益 | 50.0億円 | 44.2億円 |
| 配当性向 | 30.0% | 30.9% |

株主還元
2025年12月期の1株当たり期末配当は73円(前期61円)となり、12円の増配となった。配当性向は30.9%(前期29.8%)で、連結配当性向30%以上の達成を目指す方針のもと、毎期確実な利益成長を伴う増配を進めている。また、自己株式を1,100百万円超取得したほか、株主様限定のファンド組成による株主還元の強化にも取り組んでいる。
| 決算期 | 1株当たり期末配当(円) | 配当性向(%) | 期末株価(円) |
|---|---|---|---|
| 2021年12月期 | 15 | 28.0 | 529 |
| 2022年12月期 | 20 | 23.8 | 543 |
| 2023年12月期 | 51 | 29.8 | 954 |
| 2024年12月期 | 61 | 29.8 | 1,288 |
| 2025年12月期 | 73 | 30.9 | 1,466 |

トピック
2025年11月には企業投資先である横濱聖苑(フューネラル事業)の株式を売却し、企業投資として初の株式売却を完遂、取得価格3.75億円に対し売却価格10.5億円となり、連結上3.59億円の特別利益を計上した。また2025年12月には自販機ベンダーの株式会社SDネクストの優先株式(B種)を5億円で取得(25%保有)し、企業投資として初の優先株式取得を実施した。販売用不動産(仕掛を含む)は過去最高残高となる70,729百万円に達し、株式会社クマシュー工務店のM&A効果もありポートフォリオが飛躍的に拡大した。
※本記事はビーロットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。