イチネンホールディングス

イチネンホールディングス、2026年3月期は連結営業利益109億円で23期連続増益 売上高・経常利益も過去最高を更新

決算サマリー 2026.08.15
イチネンホールディングス、2026年3月期は連結営業利益109億円で23期連続増益 売上高・経常利益も過去最高を更新

※本記事はイチネンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

イチネンホールディングスの2026年3月期連結業績は、売上高162,254百万円(前期比104.7%)、営業利益10,926百万円(前期比106.3%、前年同期比6.3%増)となり、営業利益は23期連続の増益を達成した。経常利益10,998百万円(前期比106.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,652百万円(前期比114.9%)となり、売上高・営業利益・経常利益の項目で過去最高値を更新した。自動車リース関連事業の車両リース増加やリース満了車処分の販売単価上昇、パーキング事業・機械工具販売事業・農業関連事業の販売増加などが業績を押し上げた。2027年3月期は売上高173,000百万円、営業利益11,500百万円を計画している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

2026年3月期の連結業績は、売上高162,254百万円(前期154,920百万円、前期比104.7%)、営業利益10,926百万円(前期10,279百万円、前期比106.3%)、経常利益10,998百万円(前期10,318百万円、前期比106.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益7,652百万円(前期6,657百万円、前期比114.9%)となった。自動車リース関連事業は車両リースが順調に推移したことに加え、中古車相場高騰によりリース満了車処分の販売単価が好調に推移したことから売上・利益が増加した。パーキング事業、機械工具販売事業、農業関連事業は販売が増加し、前連結会計年度より連結子会社となった日石硝子工業株式会社の業績が寄与したことによりその他事業の販売も増加した。

項目2026年3月期2025年3月期前期比
売上高162,254百万円154,920百万円104.7%
営業利益10,926百万円10,279百万円106.3%
経常利益10,998百万円10,318百万円106.6%
親会社株主に帰属する当期純利益7,652百万円6,657百万円114.9%

セグメント別の状況

セグメント別営業利益は、自動車リース関連事業6,769百万円(前期比103.4%)、ケミカル事業1,061百万円(前期比125.2%)、パーキング事業1,436百万円(前期比113.5%)、機械工具販売事業251百万円(前期は▲141百万円)、合成樹脂事業▲170百万円(前期336百万円)、農業関連事業1,453百万円(前期比124.3%)となった。ケミカル事業は自動車整備工場向け製品や燃料添加剤等の販売が順調に推移し、原材料価格上昇を踏まえた価格改定等の収益改善策により利益が増加した。合成樹脂事業は遊技機メーカーへの合成樹脂製品の販売が、前年同期に大口の受注を獲得した反動により大幅に減少し、利益が減少した。

セグメント2026年3月期営業利益2025年3月期営業利益前期比
自動車リース関連6,769百万円6,547百万円103.4%
ケミカル1,061百万円848百万円125.2%
パーキング1,436百万円1,265百万円113.5%
機械工具販売251百万円▲141百万円
合成樹脂▲170百万円336百万円
農業関連1,453百万円1,168百万円124.3%
連結営業利益109億円、23期連続増益を示すスライド
出典:イチネンホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.8

通期業績予想(2027年3月期計画)

2027年3月期の連結業績計画は、売上高173,000百万円、営業利益11,500百万円、経常利益10,780百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6,910百万円、株主資本利益率(ROE)9.34%、総資産経常利益率(ROA)4.99%としている。自動車リース関連事業は前期に燃料給油カード及び車両販売の販売単価が好調だった反動減を見込む一方、機械工具販売事業は高単価・高収益商材の販売強化やネット販売強化、海外展開強化により売上高42,866百万円を計画する。合成樹脂事業は次世代型遊技機向け部材の提案・販売強化等により営業利益644百万円への回復を見込む。

項目2027年3月期計画2026年3月期実績2025年3月期実績
売上高173,000百万円162,254百万円154,920百万円
営業利益11,500百万円10,926百万円10,279百万円
経常利益10,780百万円10,998百万円10,318百万円
親会社株主に帰属する当期純利益6,910百万円7,652百万円6,657百万円
ROE9.34%11.24%10.65%
ROA4.99%5.28%5.06%
2027年3月期計画(連結)のセグメント別売上高・営業利益とROE・ROAを示す表
出典:イチネンホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.51

株主還元

株主還元方針として、配当性向20%〜30%程度を目安に安定的な配当の実施を目指すとしている。1株当たり配当金は2026年3月期実績80円で、2027年3月期も年間80円(中間40円・期末40円)を予想しており、減配なしの実績を継続している。なお、株主優待制度は2023年3月末日時点の株主名簿に記載された株主への贈呈をもって廃止した。

項目2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
1株当たり配当金(普通配当・年間)70円80円80円
株主還元方針と1株当たり配当金の推移を示すスライド
出典:イチネンホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.54

中期経営計画・トピック

イチネングループは中期目標として、営業利益170億円、自己資本920億円超、自己資本比率40%超を掲げている。経営方針は、自動車リース関連事業に次ぐ事業の柱を育成する既存事業の成長、M&A・事業提携等による新規事業領域の拡充、財務健全性の維持と成長投資の両立の3点である。長期経営数値目標としては、売上高2,300億円超、営業利益220億円超を目指すとしている。海外事業では海外売上高比率20%の達成に向け、タイを注力地域、バングラデシュ・北米・中央アフリカ・モンゴル等を期待地域として積極的な取り組みを進めている。また2026年4月3日付で太陽肥料株式会社の株式を追加取得し完全子会社化した。

中期目標(営業利益170億円等)とセグメント別営業利益構成比の推移を示すスライド
出典:イチネンホールディングス 2026年3月期 決算説明資料 P.15

※本記事はイチネンホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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