※本記事はメタウォーターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
メタウォーターの2026年3月期は、受注高274,532百万円(前期比+23.3%)、売上高209,844百万円(同+17.2%)、営業利益12,879百万円(同+21.2%)となり、受注高・受注残高・売上高・営業利益がいずれも過去最高を更新した。親会社株主に帰属する当期純利益は9,136百万円(同+33.3%)。環境エンジニアリング事業、海外事業の北米子会社などが好調に推移し、全セグメントで増収となった。1株当たり配当金は年間70円(第2四半期末35円・期末35円)とした。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は環境エンジニアリング事業、運営事業および海外事業の北米子会社が好調に推移し、前期を大幅に上回った。売上総利益率は21.6%から22.4%に改善し、売上増加の影響とあわせて営業利益を押し上げたが、販売管理費の増加が押し下げ要因となった。営業外損益は為替差損147百万円から為替差益621百万円への改善などにより296百万円のプラスに転じ、経常利益は前期比+32.4%の13,175百万円となった。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2025年3月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 274,532百万円 | 222,724百万円 | +51,808百万円(+23.3%) |
| 売上高 | 209,844百万円 | 179,094百万円 | +30,749百万円(+17.2%) |
| 営業利益 | 12,879百万円 | 10,626百万円 | +2,252百万円(+21.2%) |
| 経常利益 | 13,175百万円 | 9,951百万円 | +3,224百万円(+32.4%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 9,136百万円 | 6,852百万円 | +2,283百万円(+33.3%) |
| 1株当たり配当金(年間) | 70円(第2四半期末35円・期末35円) | 50円(第2四半期末24円・期末26円) | +20円 |

セグメント別の状況
受注高は、運営事業において大型案件や複数年一括計上の反動減があったものの、環境エンジニアリング事業や海外事業が好調に推移したこと、システムソリューション事業における予算外の大型案件を受注したことなどにより、前期を大幅に上回った。売上高は環境エンジニアリング事業が堅調に推移したほか、海外事業における北米子会社の貢献や新規連結などにより全セグメントで増収を達成した。営業利益はシステムソリューション事業における研究開発費用の増加などがあったものの、海外事業、環境エンジニアリング事業の増収効果により増益を確保した。
| セグメント | 受注高 | 売上高 | 営業利益(利益率) |
|---|---|---|---|
| 環境エンジニアリング事業 | 75,410百万円 | 58,475百万円 | 4,543百万円(7.8%) |
| システムソリューション事業 | 86,880百万円 | 61,154百万円 | 2,625百万円(4.3%) |
| 運営事業 | 48,555百万円 | 33,455百万円 | 2,425百万円(7.2%) |
| 海外事業 | 63,686百万円 | 56,759百万円 | 3,285百万円(5.8%) |
| 合計 | 274,532百万円 | 209,844百万円 | 12,879百万円(6.1%) |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、システムソリューション事業の大型案件(予算外)の反動があるものの、引き続き2,400億円水準の売上高を見込む。受注高は、国内が豊富な受注残高からの売上展開と保守・サービス案件により堅調に推移し、海外は北米子会社の下水道新技術のほか、Schwing Bioset社・E&P社のフル連結などを織り込み、9期連続の増収、各利益は過去最高を見込む。
| 項目 | 2027年3月期予想 | 2026年3月期実績 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 受注高 | 246,000百万円 | 274,532百万円 | ▲28,532百万円(▲10.4%) |
| 売上高 | 240,000百万円 | 209,844百万円 | +30,155百万円(+14.4%) |
| 営業利益 | 15,000百万円 | 12,879百万円 | +2,120百万円(+16.5%) |
| 経常利益 | 14,500百万円 | 13,175百万円 | +1,324百万円(+10.1%) |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 10,000百万円 | 9,136百万円 | +863百万円(+9.5%) |

株主還元
累進配当および連結配当性向30~40%の基本方針を継続する。2027年3月期の1株当たり配当金は、前期比10円増となる年間80円(第2四半期末40円・期末40円)を予定しており、5期連続の増配となる見通し。
中期経営計画2027の進捗と目標数値の見直し
「中期経営計画2027」の重点施策に全社を挙げて取り組んだ結果、当初の計画を大幅に更新する見込みとなったため、最終年度(2028年3月期)の目標を、売上高は2,000億円から2,450億円に、営業利益は130億円から165億円に上方修正した。受注高は2,000億円以上から2,500億円以上に、当期純利益は85億円から110億円に、ROEは10%以上から11%以上に、それぞれ見直した。
| 項目 | 当初目標(2028年3月期) | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期予想 | 見直し後目標(2028年3月期) |
|---|---|---|---|---|---|
| 受注高 | 2,000億円以上 | 2,227億円 | 2,745億円 | 2,460億円 | 2,500億円以上 |
| 売上高 | 2,000億円 | 1,790億円 | 2,098億円 | 2,400億円 | 2,450億円 |
| 営業利益(利益率) | 130億円(6.5%) | 106億円(5.9%) | 129億円(6.1%) | 150億円(6.3%) | 165億円(6.7%) |
| 当期純利益 | 85億円 | 68億円 | 91億円 | 100億円 | 110億円 |
| ROE | 10%以上 | 8.9% | 10.7% | 11% | 11%以上 |

トピックとして、水道機工株式会社(証券コード6403)に対する株式公開買付け(TOB)を2026年2月6日から3月24日にかけて実施し、持分法適用関連会社化した。東レ株式会社、水道機工株式会社との資本業務提携を締結し、各社が有する水処理技術・実績を融合することで、大型化・複雑化するPPPへの対応力を強化する。
※本記事はメタウォーターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。