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イノベーション、2026年3月期は増収も最終赤字 シャノン連結効果で売上高30.4%増

決算サマリー 2026.08.14
イノベーション、2026年3月期は増収も最終赤字 シャノン連結効果で売上高30.4%増

※本記事はイノベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社イノベーションの2026年3月期(通期)連結業績は、売上高6,968百万円(前期比+30.4%)となった。株式会社シャノンの連結効果によりITソリューション事業が拡大した一方、オンラインメディア事業・金融プラットフォーム事業は減収。営業損益は△248百万円と前期の351百万円の黒字から悪化し、親会社株主に帰属する当期純利益も△457百万円(前期は67百万円の黒字)と最終赤字に転落した。一方でEBITDAは205百万円の黒字を維持している。2027年3月期は黒字転換を計画する。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は6,968百万円(前期比+30.4%)。営業損益は△248百万円となったが、これは株式会社シャノンの連結開始に伴うのれん・減価償却費等の発生、オンラインメディア事業および金融プラットフォーム事業の売上高減少、新規事業開発・データプラットフォーム構築への先行投資による販管費増加が主な要因。のれん・減価償却費等を加味したEBITDAは205百万円の黒字を維持。経常損益は△334百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は△457百万円となった。

項目当期(FY26/3実績)前期(FY25/3・TOB前)前年同期比
売上高6,9685,343+1,624(+30.4%)
営業損益△248351△600(-%)
EBITDA205422△217(-51.4%)
経常損益△334340△675(-%)
親会社株主に帰属する当期純利益△45767△525(-%)

2026年2月9日開示の修正予想との比較では、売上高は修正予想比111百万円減(-1.6%)の6,968百万円となった一方、利益項目はほぼ修正予想線どおりの着地となった。

項目修正予想(2026/2/9開示)FY26/3連結(実績)修正予想比
売上高7,0806,968△111(-1.6%)
営業損益△257△248+8(-%)
経常損益△342△334+7(-%)
親会社株主に帰属する当期純利益△451△457△6(-%)
1株あたり当期純利益△169.45円△171.79円△2.34円(-%)
2026年3月期通期の業績サマリー(前期比)
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.6

セグメント別事業の状況

グループはオンラインメディア事業、ITソリューション事業、金融プラットフォーム事業、VCファンド事業の4事業で構成。FY26/3の売上高構成比はオンラインメディア事業53%、ITソリューション事業42%、金融プラットフォーム事業5%となり、株式会社シャノンの連結効果によりITソリューション事業の構成比が前年から34ポイント上昇した。

セグメント指標当期(FY26/3)前期(FY25/3)
オンラインメディア事業売上高3,729百万円3,970百万円
オンラインメディア事業セグメント利益1,189百万円1,525百万円
ITソリューション事業売上高2,914百万円(うちシャノン2,538百万円)400百万円
ITソリューション事業セグメント利益378百万円138百万円
金融プラットフォーム事業売上高332百万円972百万円
金融プラットフォーム事業セグメント損失△197百万円△185百万円
FY26/3のグループセグメント別売上高構成
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.9

オンラインメディア事業は、生成AIの普及により検索経由のトラフィックが減少し、売上高3,729百万円(前年同期比6.1%減)、セグメント利益1,189百万円(前年同期比22.0%減)。主力メディア「ITトレンド」の来訪者数は13,014,666人(前年同期比33.9%減)となった一方、掲載製品数は8,377製品(前年同期比137.4%増)に拡大した。ITソリューション事業は株式会社シャノンの連結効果により売上高2,914百万円(前年同期比+627.4%)、セグメント利益378百万円(前年同期比+172.8%)と大幅増収増益。金融プラットフォーム事業はIFA業務委託部門の売却により売上高332百万円(前年同期比65.8%減)、セグメント損失197百万円となった。

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高7,030百万円(前期比+0.9%)、営業損益130百万円(前期は248百万円の損失から黒字転換)、EBITDA619百万円(前期比+201.7%)、経常損益96百万円、親会社株主に帰属する当期純利益25百万円(前期は457百万円の損失から黒字転換)を計画している。

項目FY27/3計画FY26/3実績前期比
売上高7,0306,968+61(+0.9%)
営業損益130△248+378(-%)
EBITDA619205+414(+201.7%)
経常損益96△334+430(-%)
親会社株主に帰属する当期純利益25△457+482(-%)
2027年3月期の業績予想と配当
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.30

株主還元

配当予想は1株当たり40.00円で、2026年3月期実績の40.00円から据え置きとしている。

中期経営計画/トピック

2027年3月期の方針として、オンラインメディア事業は資料請求(送客)モデルの利益率改善による収益性の高いビジネスモデルの立ち上げ・拡大を、ITソリューション事業は「List Finder」と「SHANON MARKETING PLATFORM」の販売連携・機能統合の推進とセグメント単体での黒字化を、金融プラットフォーム事業はコストコントロールによる黒字回復と新収益モデルの早期立ち上げ・拡大を掲げる。また、連結子会社の株式会社シャノンはTOB後のPMIを経て2025年12月期に黒字転換を達成し、2025年9月公表の業績予想比146%増益で着地した。

2027年3月期の事業別方針
出典:2026年3月期 通期 決算補足資料 P.31

※本記事はイノベーションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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