※本記事は中央倉庫が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
中央倉庫の2026年3月期は、営業収益28,029百万円(前年比100.7%)、営業利益2,051百万円(同93.7%)、経常利益2,395百万円(同98.4%)、当期純利益2,068百万円(同130.2%)となった。営業利益は人件費の増加やシステム業務委託費の増加により減益となったが、当期純利益は前期に発生した投資有価証券評価損・関係会社株式売却損の反動に加え、当期も投資有価証券売却益が発生したことで増益となった。2027年3月期は営業収益29,500百万円、営業利益2,300百万円を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
2026年3月期の営業収益は適正料金の収受や新規営業開発により前年比100.7%の28,029百万円となった。一方、営業利益は初任給引き上げ・ベースアップ等による人件費の増加やシステム業務委託費の増加により、前年比93.7%の2,051百万円にとどまった。経常利益は受取利息・受取配当金の増加により2,395百万円(前年比98.4%)。当期純利益は前期に投資有価証券評価損および関係会社株式売却損が発生した反動に加え、当期も投資有価証券売却益が発生したことで2,068百万円(前年比130.2%)となった。2026年3月期業績予想(営業収益28,500百万円、営業利益2,250百万円、経常利益2,450百万円、当期純利益1,800百万円)に対し、営業収益・当期純利益は上回り、営業利益・経常利益は下回った。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 前年比(%) | 2026年3月期業績予想 | 予想比(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 27,840百万円 | 28,029百万円 | 100.7 | 28,500百万円 | 98.3 |
| 営業利益 | 2,189百万円 | 2,051百万円 | 93.7 | 2,250百万円 | 91.1 |
| 経常利益 | 2,433百万円 | 2,395百万円 | 98.4 | 2,450百万円 | 97.7 |
| 当期純利益 | 1,588百万円 | 2,068百万円 | 130.2 | 1,800百万円 | 114.8 |

セグメント別の状況
セグメント別では、国内物流事業の営業収益は22,516百万円(前年比0.1%)、営業利益は2,533百万円(同△1.1%)。倉庫は再寄託を含む取扱高で入庫量が減少、出庫量が増加、月末平均保管残高が減少し、運輸は保管内・保管外貨物ともに取扱高が減少した。国際貨物事業は営業収益5,350百万円(同3.0%)、営業利益485百万円(同△2.6%)。通関は輸入・輸出とも取扱高が増加した一方、梱包は米国通商政策の影響等により後半の輸出貨物が減少し取扱数量が減少した。不動産賃貸事業は営業収益360百万円(同1.1%)、営業利益153百万円(同0.1%)で、京都梅小路地区の宿泊施設は高い稼働率を維持し、2025年11月1日には賑わい施設「COJICCO」の賃貸を開始した。
| セグメント | 指標 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 伸率(%) |
|---|---|---|---|---|
| 国内物流事業 | 営業収益 | 22,484百万円 | 22,516百万円 | 0.1 |
| 国内物流事業 | 営業利益 | 2,560百万円 | 2,533百万円 | △1.1 |
| 国際貨物事業 | 営業収益 | 5,192百万円 | 5,350百万円 | 3.0 |
| 国際貨物事業 | 営業利益 | 498百万円 | 485百万円 | △2.6 |
| 不動産賃貸事業 | 営業収益 | 356百万円 | 360百万円 | 1.1 |
| 不動産賃貸事業 | 営業利益 | 153百万円 | 153百万円 | 0.1 |

通期業績予想
第8次中期経営計画の2年目として、輸入化学品の取り扱い拡大、循環型ビジネス拡大、国内外ネットワーク拡大、組織力強化等にて収益を高め、適正料金収受交渉も継続し、収益成長と基盤強化を図りながら業績目標の達成に向けて取り組む方針。2027年3月期は営業収益29,500百万円(実績比5.2%増)、営業利益2,300百万円(同12.1%増)、経常利益2,550百万円(同6.4%増)、当期純利益2,100百万円(同1.5%増)を見込む。
| 項目 | 2026年3月期実績 | 2027年3月期業績予想 | 実績比(%) |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | 28,029百万円 | 29,500百万円 | 5.2 |
| 営業利益 | 2,051百万円 | 2,300百万円 | 12.1 |
| 経常利益 | 2,395百万円 | 2,550百万円 | 6.4 |
| 当期純利益 | 2,068百万円 | 2,100百万円 | 1.5 |

株主還元
第8次中期経営計画期間において、当期および今後の連結業績、財務面での健全性を踏まえたうえで、前年度の配当額を維持または増配する『累進配当』を実施する方針。2026年3月期中間配当は1円増配の16.0円を実施し、期末配当は1円増配の22.0円を予定。2027年3月期の年間配当は4円増配の42.0円を予定している。また、2025年11月11日から2026年5月8日にかけて自己株式取得を実施し、取得株式総数は603,500株、取得価額の総額は999,969,200円(上限10億円)となった。2026年3月末時点の自己株式保有状況は1,150,155株。
| 項目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 2026年3月期中間配当 | 16.0円 | 1円増配 |
| 2026年3月期期末配当(予定) | 22.0円 | 1円増配 |
| 2026年3月期年間配当(合計) | 38.0円 | – |
| 2027年3月期年間配当(予定) | 42.0円 | 4円増配 |

資本コストと株価を意識した経営
当社は資本コスト・資本収益性等を意識しながら、収益力の向上、財務戦略・資本政策の強化、IR活動の拡充により、少なくとも資本コストのレンジを上回るROE水準(現状認識では5%)を目指すとともにPBRの向上を図るとしている。2025年度のROEは4.4%、PBRは0.75倍、PERは18.1倍。2026年3月末時点の自己資本比率は76.6%、1株当たり純資産は2,723円。株価は2025年5月27日を起点として2026年5月27日までに27.3%上昇し、1,785円となった。
※本記事は中央倉庫が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。