※本記事はサンウェルズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
サンウェルズは2026年3月期の連結業績で、売上高28,136百万円(前期比+6.2%)と増収を確保したものの、医療保険売上の低下や新規開設コストの増加、集客の遅れにより営業利益は△1,223百万円(前期1,114百万円)、経常利益は△2,168百万円(前期388百万円)といずれも赤字に転落した。当期純利益は△1,656百万円(前期△925百万円)で赤字幅が拡大したが、代表取締役社長からの寄付により予算比では上振れて着地した。パーキンソン病専門施設「PDハウス」は計画通り13施設を新規開設し、2026年3月末時点で56施設の運営体制となった。
業績(2026年3月期 実績)
EBITDAは654百万円(前期2,513百万円、前期比△74.0%)となった。医療保険売上の低下、新規開設に伴うコスト増加、集客の遅れにより収益性が低下したことが要因である(単位:百万円)。
| 項目 | 2025年3月期実績 | 2026年3月期実績 | 増減額 | 増減率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 26,496 | 28,136 | +1,639 | +6.2% |
| EBITDA | 2,513 | 654 | △1,859 | △74.0% |
| 営業利益 | 1,114 | △1,223 | △2,337 | - |
| 経常利益 | 388 | △2,168 | △2,556 | - |
| 当期純利益 | △925 | △1,656 | △730 | - |
PDハウス事業の状況
2026年3月期はPDハウスを13施設新規開設し、計56施設(定員3,070名)の運営体制となった。既存施設の入居率は87%(2025年12月末86%→2026年3月末87%)、新規施設の入居率は45%(2025年12月末39%→2026年3月末45%)となった。採用者数は1,045名(うちリファラル採用147名)、離職率は17.3%で着地した。
| 項目 | 値 | 備考 |
|---|---|---|
| PDハウス施設数(2026年3月末) | 56施設 | 2025年3月末43施設 |
| 既存施設入居率(2026年3月末) | 87% | 2025年12月末86% |
| 新規施設入居率(2026年3月末) | 45% | 2025年12月末39% |
| 2026年3月期累計採用者数 | 1,045名 | うちリファラル147名 |
| 離職率 | 17.3% | - |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期は、2026年6月に適用される「包括型訪問看護療養費制度」の新設への対応に伴うビジネスモデルの見直しを進める。施設・本社の販管費見直し、人員配置基準の再設計、新規開設計画の中止による空床解消を通じて、2027年3月期中の黒字化を目指すとしている(単位:百万円)。
| 項目 | 2027年3月期通期予想 | 2026年3月期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 28,872 | 28,136 |
| EBITDA | 2,402 | 654 |
| 営業利益 | 420 | △1,223 |
| 経常利益 | △854 | △2,168 |
| 当期純利益 | △1,060 | △1,656 |

財務状況
2026年3月末の総資産は45,633百万円(前期末比+6,639百万円)、純資産は6,972百万円(同△1,644百万円)となり、自己資本比率は15.2%(同△6.8pt)に低下した。営業キャッシュ・フローは△332百万円(前期1,883百万円)となり、フリー・キャッシュ・フローは△1,607百万円(前期△2,512百万円)であった。
| 項目 | 2025年3月末 | 2026年3月末 | 増減額 |
|---|---|---|---|
| 資産 | 38,994 | 45,633 | +6,639 |
| 負債 | 30,377 | 38,661 | +8,284 |
| 純資産 | 8,616 | 6,972 | △1,644 |
| 自己資本比率 | 22.0% | 15.2% | △6.8pt |

中期経営計画/トピック
診療報酬改定により、2026年6月から「包括型訪問看護療養費制度」が新設される。これに伴い医療保険売上の低下が見込まれるため、複数名訪問人員(看護補助者)を中心とした人員配置の見直しや賃料等の見直しを検討している。2027年3月期以降の新規開設計画は一定期間中止し、2026年3月期末時点の空床714床の解消と収益安定化を優先する方針である。

※本記事はサンウェルズが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。