※本記事はセンコーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
センコーグループホールディングスの2026年3月期連結業績は、売上高899,620百万円(前期比+5.3%)、営業利益36,996百万円(+5.9%)、経常利益35,242百万円(+4.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益19,320百万円(+3.8%)となり、23期連続の増収、17期連続の経常増益を達成した。人件費や仕入コストが上昇したものの、拡販、料金・価格改定、M&Aの寄与により増収増益を確保した。
対計画では、売上高が計画比+0.2%、営業利益が計画比△0.0%、経常利益が計画比+0.7%、当期純利益が計画比+0.6%となり、ほぼ計画線での着地となった。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は854,550百万円から899,620百万円(+5.3%)、営業利益は34,946百万円から36,996百万円(+5.9%)、経常利益は33,767百万円から35,242百万円(+4.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は18,610百万円から19,320百万円(+3.8%)へといずれも増加した。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 854,550百万円 | 899,620百万円 | +5.3% |
| 営業利益 | 34,946百万円 | 36,996百万円 | +5.9% |
| 経常利益 | 33,767百万円 | 35,242百万円 | +4.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 18,610百万円 | 19,320百万円 | +3.8% |
セグメント別業績の概要
5事業セグメントのうち、物流事業、商事・貿易事業、ライフサポート事業、ビジネスサポート事業の4事業は増収増益となった一方、プロダクト事業は減収ながら営業利益は増益となった。売上高構成比は物流事業が63.9%、商事・貿易事業が21.5%を占める。
| セグメント | 売上高(当期) | 前年同期比 | 営業利益(当期) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 物流事業 | 5,744.2億円 | +4.3% | 340.6億円 | +5.2% |
| 商事・貿易事業 | 1,929.5億円 | +8.4% | 36.7億円 | +26.3% |
| ライフサポート事業 | 685.0億円 | +8.7% | 18.8億円 | +61.9% |
| ビジネスサポート事業 | 175.6億円 | +13.3% | 27.3億円 | △4.0% |
| プロダクト事業 | 457.6億円 | △2.9% | 6.6億円 | +115.0% |

通期業績予想(2027年3月期)
2027年3月期の連結業績予想は、売上高1,020,000百万円(前年同期比+13.4%)、営業利益43,000百万円(+16.2%)、経常利益39,300百万円(+11.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益23,400百万円(+21.1%)を見込む。拡販、M&A、料金価格改定、合理化・効率化等を推進し、24期連続増収、18期連続経常増益を見込むとしている。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 899,620百万円 | 1,020,000百万円 | +13.4% |
| 営業利益 | 36,996百万円 | 43,000百万円 | +16.2% |
| 経常利益 | 35,242百万円 | 39,300百万円 | +11.5% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 19,320百万円 | 23,400百万円 | +21.1% |

セグメント別業績予想
2027年3月期は、M&Aの連結寄与などにより物流事業が売上高6,672.1億円(+16.2%)、営業利益384.4億円(+12.9%)を見込むなど、5事業セグメントすべてで増収増益を予想する。合計では売上高1兆200億円(+13.4%)、営業利益430.0億円(+16.2%)を計画する。
| セグメント | 売上高(予想) | 前年同期比 | 営業利益(予想) | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 物流事業 | 6,672.1億円 | +16.2% | 384.4億円 | +12.9% |
| 商事・貿易事業 | 2,102.4億円 | +9.0% | 40.7億円 | +10.9% |
| ライフサポート事業 | 743.6億円 | +8.6% | 17.4億円 | △7.4% |
| ビジネスサポート事業 | 197.3億円 | +12.3% | 31.8億円 | +16.5% |
| プロダクト事業 | 480.7億円 | +5.0% | 10.9億円 | +65.2% |
株主還元
2026年3月期の年間配当金は50円(予定)、配当性向は44.0%。2027年3月期は年間配当金56円(予想)、配当性向40.1%を計画する。また2026年3月期は、自己株式の取得に85.0億円、配当金の支払に84.1億円を充てた。

M&Aの推進状況
物流事業では株式会社丸運(2026年4月~連結)、Total Fresh Connection Pte Ltd(2026年4月~連結)などをグループ化。商事・貿易事業では株式会社ベリテ(2025年10月~連結)、ライフサポート事業では株式会社クリーンスター(2026年1月~連結)、ビジネスサポート事業では東宝総合警備保障株式会社(2025年10月~連結)などを連結子会社化した。低温物流事業を手掛けるUmiosロジ株式会社についても親会社Umios株式会社より株式51%を取得し、2026年10月(予定)からの連結を見込む。

中期経営計画/トピック
資本コストや株価を意識した経営として、株主資本コスト(8%程度)を上回るROE目標10%以上を設定。2026年3月期のROICは4.5%で、営業利益率4.5%以上、配当性向目標40%を掲げる。中計期間(2022年4月~2026年3月)の投資実行額は、設備投資計画2,000億円に対し1,864億円、戦略投資計画900億円に対し861億円。ガバナンス強化では、取締役任期を2年から1年に短縮するとともに独立社外取締役を1名増員する方針で、2026年定時株主総会に付議予定としている。
※本記事はセンコーグループホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。