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京成電鉄、2026年3月期は増収減益 純利益31.4%減

決算サマリー 2026.08.14
京成電鉄、2026年3月期は増収減益 純利益31.4%減

※本記事は京成電鉄が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

京成電鉄は2026年3月期の連結決算において、営業収益332,424百万円(前期比4.1%増)、営業利益33,974百万円(同5.6%減)、経常利益58,605百万円(同5.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益48,023百万円(同31.4%減)となった。運輸業はインバウンド需要の増大に伴い成田空港輸送が増加したものの、人件費増や事業再編による一時的な費用増により増収減益となった一方、不動産業は新規賃貸物件の寄与や中高層分譲住宅の引き渡し等により増収増益となった。親会社株主に帰属する当期純利益の減少は、前期に計上した関係会社株式売却益53,157百万円の反動によるものである。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結損益計算書の主要項目は下表のとおり。営業収益は前期比4.1%増の332,424百万円となったが、営業利益は人件費増や事業再編による一時的な費用増により同5.6%減の33,974百万円、経常利益は同5.1%減の58,605百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は前期に関係会社株式売却益(53,157百万円)を計上した反動により同31.4%減の48,023百万円となった。減価償却費は同4.8%増の34,165百万円となった。

項目2025年3月期2026年3月期増減増減率
営業収益319,314332,42413,1094.1%
営業利益36,00833,974△2,033△5.6%
経常利益61,75558,605△3,150△5.1%
親会社株主に帰属する当期純利益69,96148,023△21,937△31.4%
減価償却費32,60034,1651,5644.8%

セグメント別業績の状況

セグメント別では、運輸業は成田空港輸送の増加等により営業収益が同4.3%増の205,271百万円となったものの、人件費、事業再編に伴う費用の増加により営業利益は同12.9%減の17,586百万円となった。流通業はストア業の新店効果及び既存店の伸長により営業収益が同2.3%増の61,026百万円となったが、人件費等の増加により営業利益は同42.7%減の253百万円となった。不動産業は新規賃貸物件の寄与、中高層分譲住宅の引き渡し等により営業収益が同8.1%増の39,368百万円、営業利益が同2.4%増の11,563百万円と増収増益となった。レジャー・サービス業は飲食・映画業の増収により営業収益が同3.7%増の17,764百万円となったが営業利益は同2.0%減の1,500百万円、建設業は土木工事の増加により営業収益が同18.7%増の43,014百万円、営業利益は同9.7%増の2,596百万円となった。その他の事業は営業収益が同1.7%増の11,993百万円、営業利益は同38.0%増の664百万円となった。

セグメント営業収益(百万円)前期比営業利益(百万円)前期比
運輸業205,2714.3%17,586△12.9%
流通業61,0262.3%253△42.7%
不動産業39,3688.1%11,5632.4%
レジャー・サービス業17,7643.7%1,500△2.0%
建設業43,01418.7%2,5969.7%
その他の事業11,9931.7%66438.0%
2026年3月期 セグメント別営業収益・営業利益増減
出典:京成電鉄 2026年3月期 期末決算説明会資料 P.3

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績予想は、営業収益359,800百万円(前期比8.2%増)、営業利益31,000百万円(同8.8%減)、経常利益50,500百万円(同13.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益39,300百万円(同18.2%減)を見込む。運輸業は成田空港輸送の増加等を見込むものの、人件費や電力料、燃料費等の増加により増収減益を見込む。不動産業は新規賃貸物件の寄与、中高層分譲住宅の引き渡し等を見込む。持分法投資利益の減少、支払利息の増加も見込んでいる。設備投資額は同59.1%増の129,000百万円、有利子負債は同30.2%増の521,000百万円を計画し、EBITDA倍率は7.7倍、自己資本利益率(ROE)は7.5%を見込む。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)増減増減率
営業収益332,424359,80027,3758.2%
営業利益33,97431,000△2,974△8.8%
経常利益58,60550,500△8,105△13.8%
親会社株主に帰属する当期純利益48,02339,300△8,723△18.2%
設備投資額81,090129,00047,90959.1%
有利子負債400,096521,000120,90330.2%
2027年3月期 連結業績予想(前期比較)
出典:京成電鉄 2026年3月期 期末決算説明会資料 P.12

株主還元

D2プラン期間中における株主還元の考え方として、業績及び成田空港の機能強化に伴う中長期的な投資計画等を勘案しながら、株主への安定的な利益還元を行うとしている。2027年度は連結配当性向30%以上を目安とするとともに、財務状況や事業環境に応じ自己株式取得等の追加還元を機動的に実施する方針。2025年度の1株当たり年間配当は第2四半期末9円、期末12円の合計21円(連結配当性向21.1%)、2026年度の1株当たり年間配当予想は第2四半期末11円、期末11円の合計22円(連結配当性向27.0%)を予定している。

項目2025年度2026年度(予想)
1株当たり年間配当金21円22円
連結配当性向21.1%27.0%
連結配当性向および1株当たり配当金(年間)の推移
出典:京成電鉄 2026年3月期 期末決算説明会資料 P.39

中期経営計画「D2プラン」の進捗状況

中期経営計画「D2プラン」(2025~2027年度)の数値計画の進捗状況は、2025年度実績で営業収益3,324億円、営業利益339億円、資本効率性(ROE)9.0%、財務健全性(EBITDA倍率)5.9倍、連結配当性向21.1%となった。2027年度の計画は営業収益3,750億円、営業利益380億円、ROE8%以上、EBITDA倍率7倍台、連結配当性向30%以上を掲げる。投資実績は810億円で、2025~2027年度累計の投資計画は約3,000億円である。財務健全性を確保しつつ、資本効率性の向上及び株主還元の強化を図る方針としている。

D2プラン数値計画の進捗状況(KPI)
出典:京成電鉄 2026年3月期 期末決算説明会資料 P.23

※本記事は京成電鉄が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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