※本記事はリップスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社リップスは2025年10月15日、2025年8月期(通期)の決算説明資料を公表した。上場後初めての本決算となる同期は、売上高が前期比+17.2%の4,409百万円と過去最高を更新し、営業利益・経常利益・当期純利益もいずれも大幅な増益となった。主力の商品事業ではスタイリング剤の配荷拡大や新商品投入が寄与した。一方、2026年8月期は組織体制強化に伴う費用増加により、増収減益を予想している。
連結業績(当期 実績)
2025年8月期の売上高は4,409百万円(前期比+17.2%、当初計画比±0.0%)となり、過去最高を更新した。営業利益は949百万円(同+31.7%、計画比+4.3%)、経常利益は940百万円(同+30.8%、計画比+3.8%)、当期純利益は652百万円(同+53.9%、計画比+3.7%)といずれも計画を上回る増益となった。ROEは18.0%(前期15.0%)に上昇した。
| 項目 | 当期(2025.8期) | 前期(2024.8期) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,409百万円 | 3,760百万円 | +648百万円(+17.2%) |
| 営業利益(利益率) | 949百万円(21.5%) | 720百万円(19.2%) | +228百万円(+31.7%) |
| 経常利益(利益率) | 940百万円(21.3%) | 719百万円(19.1%) | +221百万円(+30.8%) |
| 当期純利益(利益率) | 652百万円(14.8%) | 423百万円(11.3%) | +228百万円(+53.9%) |
| 1株当たり当期純利益 | 260.01円 | 169.48円 | - |
| ROE | 18.0% | 15.0% | - |

セグメント別の状況
商品事業の売上高は3,968百万円(前期比+19.9%)、営業利益は785百万円(同+28.9%)と伸長し、全社売上高の90.0%を占めた。ワックスを中心としたスタイリング剤の配荷拡大や新商品「play wave」「スタイリングバーム」の投入が寄与した。サロンフランチャイズ事業は売上高440百万円(同△2.3%)とやや減収となったものの、営業利益は163百万円(同+46.9%)と増益を確保した。
| セグメント | 指標 | 当期(2025.8期) | 前期(2024.8期) |
|---|---|---|---|
| 商品事業 | 売上高 | 3,968百万円 | 3,309百万円 |
| 商品事業 | 営業利益 | 785百万円 | 609百万円 |
| サロンフランチャイズ事業 | 売上高 | 440百万円 | 451百万円 |
| サロンフランチャイズ事業 | 営業利益 | 163百万円 | 111百万円 |

通期業績予想(2026年8月期)
2026年8月期の業績予想は、売上高4,748百万円(前期比+7.7%)、営業利益705百万円(同△25.7%)、経常利益705百万円(同△25.0%)、当期純利益489百万円(同△24.9%)と増収減益を見込む。商品事業は過去最高更新となる4,398百万円(同+10.8%)を予想する一方、小売店の新規配荷の一服や新商品リリースの谷間により伸び率は鈍化する。サロンフランチャイズ事業は人材流動化の影響でロイヤリティ収入が減少し、売上高349百万円(同△20.6%)、営業利益85百万円(同△47.6%)の減収減益を見込む。全社的に人件費が約22.0%増加する計画で、優秀な人材確保と組織体制強化に投資する方針。
| 項目 | 予想(2026.8期) | 前期(実績・2025.8期) |
|---|---|---|
| 売上高 | 4,748百万円 | 4,409百万円 |
| 商品事業 | 4,398百万円 | 3,968百万円 |
| サロンフランチャイズ事業 | 349百万円 | 440百万円 |
| 営業利益(利益率) | 705百万円(14.9%) | 949百万円(21.5%) |
| 経常利益(利益率) | 705百万円(14.9%) | 940百万円(21.3%) |
| 当期純利益(利益率) | 489百万円(10.3%) | 652百万円(14.8%) |
| 1株当たり当期純利益 | 192.07円 | 260.01円 |

株主還元
配当については、事業成長と財務健全性の両立を優先する段階にあるとして、具体的な実施時期は未定としている。今後の業績推移及び経営計画を見極めた上で配当実施を検討する方針。株主優待制度は2026年8月期より新設し、毎年8月末時点で100株(1単元)以上保有する株主を対象に、自社商品購入に利用できる5,000円分のオンラインギフトを贈呈する(優待利回り1.5%、2025年8月29日終値3,300円ベース)。

中期経営計画/成長戦略
2030年に売上高100億円を目標に掲げ、①スタイリング剤のシェア拡大、②シャンプー&トリートメントのシェア拡大、③スキンケア・メイクアップ商品の拡大、④新規事業領域の拡大(M&Aを含む)を成長戦略の柱とする方針を示した。あわせて人的資本への先行投資、マーケティングコストの継続投下、周辺プロダクトの開発検討にも取り組むとしている。
※本記事はリップスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。