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エイベックス、2026年3月期は増収 営業利益40億円で黒字転換

決算サマリー 2026.08.14
エイベックス、2026年3月期は増収 営業利益40億円で黒字転換

※本記事はエイベックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エイベックス株式会社は2026年5月14日、2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の通期連結業績を発表した。音楽事業におけるライヴ関連売上高の増加やアニメ・映像事業におけるアニメ作品の海外向け販売の好調、販管費の減少により、売上高は前期比11.3%増の146,571百万円となり、営業利益は前期の△1,819百万円から4,085百万円へ黒字転換した。2025年12月には持分法適用関連会社であるSANRIO SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.の株式譲渡により特別利益を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比212.1%増の3,553百万円となった。業績は2025年5月8日開示の期首業績予想(営業利益3,000百万円、当期純利益1,200百万円)を上回って着地した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結損益計算書をみると、売上原価の増加を売上総利益の伸びが上回り、売上総利益率は前期の27.2%から28.5%へ改善した。人件費・販促宣伝費は増加した一方、一般経費の減少により販管費合計はほぼ横ばいの37,694百万円にとどまり、営業利益は黒字転換した。経常利益は前期の△1,703百万円から4,333百万円となり、税金等調整前当期純利益は4,927百万円(前期比31.0%増)となった。

項目2025年3月期2026年3月期前年同期比増減率
売上高131,691146,571+14,879+11.3%
売上総利益35,83941,779+5,940+16.6%
販管費合計37,65837,694+36
営業利益△1,8194,085+5,904
経常利益△1,7034,333+6,037
親会社株主に帰属する当期純利益1,1383,553+2,414+212.1%

セグメント別業績

セグメント別では、音楽事業がライヴ関連売上高の増加等により売上高122,312百万円(前期比6.8%増)となり、営業利益は前期の△1,180百万円から3,468百万円へ黒字転換した。アニメ・映像事業はアニメ作品の海外向け販売の好調により売上高21,723百万円(前期比17.5%増)、営業利益1,062百万円(前期比254.8%増)と増収増益となった。その他事業は売上高4,726百万円(前期比15.0%増)となったが、営業利益は△439百万円(前期△939百万円)と損失が続いた。なお2026年3月期よりGMF(グループ運営負担金)の配賦方法及び金額を見直している。

セグメント指標2025年3月期2026年3月期増減率
音楽事業売上高114,574122,312+6.8%
音楽事業営業利益△1,1803,468
アニメ・映像事業売上高18,49221,723+17.5%
アニメ・映像事業営業利益2991,062+254.8%
その他事業売上高4,1094,726+15.0%
その他事業営業利益△939△439
エイベックス セグメント別業績(音楽事業・アニメ映像事業・その他事業)
出典:2026年3月期 通期 業績説明資料 P.6

音楽事業の内訳

音楽事業の売上高内訳では、ライヴが前期比17.4%増の53,482百万円と最も伸長したほか、音楽配信が同12.5%増の15,644百万円、E-コマースが同7.9%増の17,834百万円となった。一方、音楽パッケージは同7.9%減の19,741百万円となった。ライヴ概況は公演数合計1,138公演(前期比+6公演)、動員数318万人(前期並み)、チケット平均単価13,104円(前期比+323円)であった。

区分2025年3月期2026年3月期増減率
ライヴ45,57153,482+17.4%
マーチャンダイジング7,4658,238+10.4%
マネジメント11,29212,102+7.2%
音楽パッケージ21,44519,741△7.9%
音楽配信13,90915,644+12.5%
音楽出版3,2143,262+1.5%
E-コマース16,53517,834+7.9%
その他8,1728,792+7.6%

通期業績予想

2027年3月期の通期連結業績予想は、営業利益6,000百万円(前期比46.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,200百万円(前期比9.9%減)としている。売上高は参考値としての開示にとどまる。年間配当金は50円を維持し、配当性向35%、最低年間配当50円は維持する方針とした。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)前年同期比増減率
売上高(参考値)146,571
営業利益4,0856,000+1,91546.9%
親会社株主に帰属する当期純利益3,5533,200△353△9.9%
年間配当金(円)5050±0
エイベックス 2027年3月期 通期連結業績予想
出典:2026年3月期 通期 業績説明資料 P.11

株主還元

キャピタル・アロケーションでは、連結配当性向35%以上、1株あたりの年間配当金の最低水準50円の方針を継続する。2023年3月期から2026年3月期まで最低配当50円を継続し、総額約88億円を還元した。また余剰資金は機動的に自己株式取得を実施することで還元する方針で、2024年5月から2024年12月にかけて総額43億円の自己株式取得を実施した。

エイベックス キャピタル・アロケーションの状況
出典:2026年3月期 通期 業績説明資料 P.13

中長期的な成長・トピック

連結営業利益は2025年3月期に大型作品のリリース減少や貸倒引当金繰入額計上等により▲18億円の営業損失を計上した後、2026年3月期はIPの成長やコスト改善により40億円へ黒字転換し、期首業績予想を上回り着地した。2027年3月期はIPの展開拡大・構造改革の継続により更なる収益性の向上を図り、60億円を計画している。また事業の選択と集中として、バーチャル・エイベックス㈱(現㈱VEXZ)、㈱aNCHOR、㈱fuzz、㈱LIVESTARの4社の株式譲渡を実施したほか、総額1億ドル規模のグローバル音楽カタログ取得プロジェクトを開始し、ブルーノ・マーズとのグローバル音楽出版パートナーシップを開始した。

エイベックス 連結営業利益推移と業績目標
出典:2026年3月期 通期 業績説明資料 P.33

※本記事はエイベックスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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