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アートネイチャー、2026年3月期は売上高が上場来最高 営業利益47.6%増

決算サマリー 2026.08.14
アートネイチャー、2026年3月期は売上高が上場来最高 営業利益47.6%増

※本記事はアートネイチャーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

アートネイチャーの2026年3月期連結業績は、売上高44,600百万円(前期比+2.9%)、営業利益3,219百万円(同+47.6%)となり、増収増益で着地した。売上高は上場来最高を更新し、営業利益も中期経営計画期間で最高となった。全部門で増収となった一方、新規獲得の苦戦や新領域の事業の未獲得等により、通期計画に対しては売上高が▲6.3%の未達に終わった。同社はこの日、新中期経営計画「ARTNATURE Frontier Plan」もあわせて発表した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は前期比+2.9%の44,600百万円、営業利益は同+47.6%の3,219百万円となった。経常利益は前期比+1,201百万円(+53.4%)の3,451百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は821百万円から1,898百万円となった。原価率は33.8%から33.2%へ0.6ポイント改善し、販管費率も61.2%から59.6%へ1.6ポイント改善した。販管費率改善には広告費率の低下(▲1.4ポイント)が寄与した(単位:百万円)。

項目2026年3月期実績2025年3月期実績
売上高44,60043,340
売上原価14,80314,646
売上総利益29,79728,694
販管費26,57726,512
営業利益3,2192,181
経常利益3,4512,249
親会社株主に帰属する当期純利益1,898821
2026年3月期連結損益計算書の概要
出典:アートネイチャー 2026年3月期 決算説明資料 P.24

部門別(メンズ・レディース・その他)の状況

部門別では、メンズが前期比+0.5%の23,274百万円、レディース(ジュリア・オージェ、ナオアート社を含む)が同+5.9%の19,749百万円、その他が同+3.3%の1,576百万円と、全部門で増収となった。ただし通期計画対比では、メンズが▲0.9%、レディースが▲5.4%、その他が▲51.6%といずれも未達となった。

区分2026年3月期実績2025年3月期実績前期比通期計画計画比
売上高44,60043,340+2.9%47,623▲6.3%
メンズ23,27423,167+0.5%23,495▲0.9%
レディース19,74918,646+5.9%20,869▲5.4%
その他1,5761,526+3.3%3,258▲51.6%
売上高・営業利益の10年間の推移を示すグラフ(単位:百万円)
出典:アートネイチャー 2026年3月期 決算説明資料 P.4

通期業績予想(2027年3月期 計画)

同社は2027年3月期を新中期経営計画の「仕込み期」と位置づけ、事業基盤の強化や新領域への挑戦に向けた先行投資を優先する。通期計画は売上高48,494百万円(前期比+8.7%)を見込む一方、原価率は33.2%から34.9%へ1.7ポイント、販管費率は59.6%から59.9%へ0.3ポイント上昇する計画で、営業利益は2,500百万円(同▲22.3%)、経常利益は2,665百万円(同▲22.8%)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,214百万円(同▲36.0%)と、増収減益を見込む。

項目2027年3月期計画2026年3月期実績前期比
売上高48,49444,600+8.7%
メンズ23,44223,274+0.7%
レディース20,65419,749+4.6%
その他4,3981,576+179.0%
営業利益2,5003,219▲22.3%
経常利益2,6653,451▲22.8%
親会社株主に帰属する当期純利益1,2141,898▲36.0%
2027年3月期の通期連結業績計画
出典:アートネイチャー 2026年3月期 決算説明資料 P.45

株主還元

同社は連結配当性向40%以上を基本に、現行水準である年間配当28円を下限として、連結業績に応じて1円単位で増配する配当方針を新設した。ただしROE10%超を達成するまでは連結配当性向50%以上を基本とする。年間配当金は2023年3月期28円(配当性向48.3%)、2024年3月期28円(同62.2%)、2025年3月期28円(同110.9%)、2026年3月期は30円(同51.5%)となり、配当方針に沿って2円増配した。あわせて、毎年9月末時点で7単元(700株)以上を保有する株主を対象に、保有株式数に応じたポイントを付与し、特設サイト「アートネイチャー・プレミアム優待倶楽部」で自社商品や食料、飲料、家電等と交換できる株主優待制度を新たに導入した。

新中期経営計画

新中期経営計画「ARTNATURE Frontier Plan」(2027年3月期〜2030年3月期の4年間)は、前中計「ARTNATURE Advance」(2024年3月期〜2026年3月期)の振り返りを踏まえて策定された。前中計最終年度(2026年3月期)は、売上高こそ過去最高の446億円を達成したものの、当初計画の523億円には届かず、ROEも目標10.3%に対し6.9%にとどまった。新中計では、①顧客基盤の増強、②生産基盤の強化、③効率性の向上、④新領域への挑戦、⑤人的資本の強化の5つの重点課題に取り組み、2027年3月期を先行投資を行う「仕込み期」、2028年3月期を施策を定着させる「育成期」、2029年3月期〜2030年3月期を成果創出を目指す「収穫期」と位置づける。最終年度(2030年3月期)には売上高599億円、経常利益率6.7%、ROE9.2%を計数目標とする。

項目前中計 当初計画(2026年3月期)前中計 実績(2026年3月期)新中計 目標(2030年3月期)
売上高523億円446億円599億円
経常利益率10.0%7.7%6.7%
ROE10.3%6.9%9.2%
新中期経営計画の計数目標(売上高599億円・ROE9.2%)
出典:アートネイチャー 2026年3月期 決算説明資料 P.21

※本記事はアートネイチャーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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