※本記事はデイトナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
デイトナは2026年3月3日、2025年12月期の投資家説明資料を公表した。売上高は143億76百万円で前期比1.4%減収、営業利益は16億10百万円で同6.1%減益となった。インドネシア子会社が決算期を12月期から9月期に変更した影響で連結が9カ月の変則決算となったためで、12カ月換算では売上高3%増収、営業利益5%増益とアジア拠点は好調に推移した。2026年12月期は8%の増収増益を予想し、配当は前期比15円増配の150円を計画する。
連結業績(2025年12月期 実績)
2025年12月期の売上高は143億76百万円で前期比1.4%減収となった。インドネシア子会社の決算期変更(12月期から9月期)の影響によるもので、12カ月換算では3%増収だった。営業利益も16億10百万円で同6.1%減益だが、インドネシア子会社を12カ月換算すると5%増益となり、アジア拠点が好調に推移した。経常利益は16億58百万円(同4.9%減)、親会社に帰属する当期純利益は11億48百万円(同4.9%減)、1株当たり当期純利益は483円12銭だった。計画比では国内拠点卸売がやや未達だったが、アジア拠点の好調により利益は計画を上振れた。年間配当金は前期比6円増配の135円とした。
以下の主要指標は百万円単位(1株当たり指標を除く)。
| 項目 | 2024年12月期 | 2025年12月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,578 | 14,376 | △1.4% |
| 売上総利益 | 5,604 | 5,534 | △1.3% |
| 販管費 | 3,890 | 3,923 | 1.0% |
| 営業利益 | 1,714 | 1,610 | △6.1% |
| 経常利益 | 1,743 | 1,658 | △4.9% |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,208 | 1,148 | △4.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 509円35銭 | 483円12銭 | – |
| 1株当たり配当金 | 129円00銭 | 135円00銭 | – |

セグメント別(事業別)の状況
セグメントは国内拠点卸売事業、アジア拠点卸売事業、小売事業、その他事業で構成する。2025年12月期の売上高構成比は国内拠点卸売事業73%、アジア拠点卸売事業11%、小売事業15%、その他2%だった。国内拠点卸売事業は売上高104億90百万円、利益10億52百万円。アジア拠点卸売事業は決算期変更により9カ月の変則決算となったが、2025年1-12月の12カ月換算では前期比29%増収と好調に推移し、通期の売上高は15億54百万円、利益は3億39百万円だった。小売事業は売上高21億41百万円、利益1億33百万円。その他事業(太陽光発電の売電事業やリユース事業等)は売上高2億96百万円、利益46百万円だった。
| セグメント | 指標 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) |
|---|---|---|---|
| 国内拠点卸売事業 | 売上高 | 10,490 | 11,007 |
| 国内拠点卸売事業 | 利益 | 1,052 | 1,143 |
| アジア拠点卸売事業 | 売上高 | 1,554 | 2,439 |
| アジア拠点卸売事業 | 利益 | 339 | 429 |
| 小売事業 | 売上高 | 2,141 | 1,894 |
| 小売事業 | 利益 | 133 | 105 |
| その他事業 | 売上高 | 296 | 334 |
| その他事業 | 利益 | 46 | 71 |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期はアジア拠点の好調継続に加え、インドネシア子会社が12カ月決算に戻ることから、売上高は155億66百万円(前期比8.3%増)を予想する。営業利益も増収効果により17億36百万円(同7.8%増)、経常利益は17億51百万円(同5.6%増)、親会社に帰属する当期純利益は12億10百万円(同5.4%増)を見込む。1株当たり当期純利益は508円89銭を予想する。セグメント別では、国内拠点卸売事業はEコマースの拡大を見込み5%増収・9%増益、アジア拠点卸売事業はインドネシアの12カ月決算回帰と成長継続、フィリピンの取扱店増加により57%増収・26%増益を予想する。小売事業は物価上昇等による客数減少やメカニックなどの先行投資を見込み、減収減益を予想する。
| 項目 | 2025年12月期(実績) | 2026年12月期(予想) | 前同比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 14,376 | 15,566 | 8.3% |
| 売上総利益 | 5,534 | 5,983 | 8.1% |
| 販管費 | 3,923 | 4,246 | 8.2% |
| 営業利益 | 1,610 | 1,736 | 7.8% |
| 経常利益 | 1,658 | 1,751 | 5.6% |
| 親会社に帰属する当期純利益 | 1,148 | 1,210 | 5.4% |
| 1株当たり当期純利益 | 483円12銭 | 508円89銭 | – |

株主還元
デイトナは株主に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと位置付け、連結業績や今後の事業投資の見込み、過年度の投資回収などを総合的に勘案して配当を決定する方針である。2025年12月期の年間配当金は前期比6円増配の135円(配当性向27%)、2026年12月期は前期比15円増配の150円(配当性向31%)を予想する。また、毎年12月31日時点の株主名簿に記録された株主を対象に、保有株式数に応じたポイントを付与する株主優待制度を実施している。
| 決算期 | 配当金(円) | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2020年12月期 | 46 | 13% |
| 2021年12月期 | 80 | 14% |
| 2022年12月期 | 123 | 20% |
| 2023年12月期 | 121 | 24% |
| 2024年12月期 | 129 | 26% |
| 2025年12月期 | 135 | 27% |
| 2026年12月期(予想) | 150 | 31% |

中期経営方針
デイトナは2026年から2028年を対象とする中期経営方針「変革と成長2028」を掲げ、100年企業を目指し新しい成長へのチャレンジを継続するとしている。数値目標として2028年12月期に売上高178億90百万円、営業利益21億29百万円を目指す。国内主要ジャンルでお客様支持率No.1の獲得、業界シェア20%を目指すほか、趣味・生きがい領域で連結売上高200億円を射程距離に置く。二輪アフターパーツ以外の領域(特機、Eモビリティ、リユース、太陽光発電等新エネルギー、アウトドア用品、新事業)では、単体ベースで将来25%以上の売上構成を目指し、2028年は単体の9.8%(10億円、2025年は6.9億円)以上を目標とする。M&Aについても、周辺領域でシナジーが見込める案件があれば今後も検討するとしている。
※本記事はデイトナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。