※本記事は海帆が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
海帆の2026年3月期(連結、累計期間)の業績は、売上高3,152百万円(前期比13.0%増)、営業損失1,438百万円、経常損失1,591百万円、親会社株主に帰属する当期純損失5,135百万円(前期は737百万円の純損失)となった。再生可能エネルギー事業の売電収入増加とメディカル事業の拡大により増収となった一方、人材確保・教育への投資や子会社関連費用の増加、太陽光発電設備の物件取得に係る販管費の増加に加え、特別損失として減損損失3,353百万円を計上したことが損失拡大の要因となった。純資産は493百万円(前期末比989百万円減少)、自己資本比率は4.9%(前期30.7%)に低下した。
連結業績(当期 実績)
再生可能エネルギー事業およびメディカル事業の拡大により売上高は増加しているものの、新規事業や子会社関連に係る費用の増加、再生可能エネルギー事業の物件取得に係る販管費が増加した。また、飲食事業では人材確保と教育による内部体制強化への対応で人件費等が増加したほか、貸倒引当金を新たに計上したことにより営業損失は1,438百万円となった。事業に関わる特別損失として減損損失3,353百万円を計上している。
| 項目 | 2025/3期累計 | 2026/3期累計 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,791 | 3,152 | 361 |
| 売上総利益 | 1,993 | 2,253 | 260 |
| 営業損失(△) | △462 | △1,438 | △976 |
| 経常損失(△) | △504 | △1,591 | △1,087 |
| 税金等調整前当期純利益(△) | △602 | △5,062 | △4,460 |
| 親会社株主に帰属する当期純損失(△) | △737 | △5,135 | △4,398 |

財務体質(貸借対照表サマリー)
当連結会計年度末の純資産合計は493百万円(前連結会計年度末比989百万円減少)となった。株式交換及び第三者割当による株式発行等により資本金が917百万円、資本剰余金が3,059百万円それぞれ増加した一方、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が5,135百万円減少したことが要因。自己資本比率は30.7%(2025年3月期)から4.9%(2026年3月期)へ低下した。
| 項目 | 2024/3期 | 2025/3期 | 2026/3期 |
|---|---|---|---|
| 総資産 | 3,616 | 4,576 | 5,016 |
| 負債 | 2,726 | 3,093 | 4,523 |
| (うち借入総額) | 1,724 | 2,123 | 1,964 |
| 純資産 | 890 | 1,482 | 493 |
| 自己資本比率 | 24.6% | 30.7% | 4.9% |
| 流動比率 | 58.8% | 39.8% | 55.8% |
| 現預金比率 | 40.0% | 22.6% | 16.3% |

セグメント別(事業別)の状況
飲食事業は国内既存店舗の売上高は安定しているものの、消費者の節約志向による来店頻度の減少や食材費・人件費・光熱費等の高騰が課題となっている。第1四半期には新業態「関西とんかつ まほろば」を千葉県幕張エリアに出店したほか、海外では台湾・台北市内に「麵屋おく村」を1号店として出店した。再生可能エネルギー事業は、長期売電契約に基づくNon-FIT低圧太陽光発電所330区画16.335MW-ACのうち330区画を取得し、連携済みの物件は150件となっている。ネパールにおける水力発電事業は、2025年9月末の現地情勢不安を受けて一時、事業停止(再検討)を決定したが、その後の情勢沈静化を確認し、2025年12月23日付で全事業の再開を正式決定した。系統用蓄電池事業は、土地・物件・資材の取得に約5億円の費用を要する見込みで、資金調達完了後に実行する予定である。メディカル事業は、2026年3月期に麻布院や名古屋のBelleViaCLINICを開院したほか、合弁会社の株式会社K-Beauty JAPANを設立し、2025年10月には茨城県水戸市の京成百貨店で韓国コスメのイベントを開催した。売上高の年度推移(連結、なお2020年3月期~2022年3月期は単体決算)は以下のとおり。
| 決算期 | 売上高(百万円) | 店舗数 |
|---|---|---|
| 2020年3月期 | 3,977 | 87店舗 |
| 2021年3月期 | 861 | 43店舗 |
| 2022年3月期 | 776 | 36店舗 |
| 2023年3月期 | 2,087 | 50店舗 |
| 2024年3月期 | 2,442 | 47店舗 |
| 2025年3月期 | 2,791 | 46店舗 |
| 2026年3月期 | 3,152 | 42店舗 |

メディカル事業の拡大
メディカル事業は、美容クリニックの運営支援を軸に事業を確立している。2024年9月には医療法人大美会のMS法人であった株式会社BOBS及び株式会社ワイデンを簡易株式交換により子会社化し、吸収合併のうえ株式会社KaihanMedicalへ商号変更した。2026年3月期においては麻布院の開院に加え、名古屋に新規クリニックBelleViaCLINICを開院した。今後は支援する医療法人の広告・SNS業務の精度向上や、M&Aを含む病院再生など新たな収益モデルの検討にも取り組むとしている。

通期業績予想
本資料に2027年3月期の業績予想に関する記載はない。
株主還元
本資料に配当等の株主還元方針に関する記載はない。
※本記事は海帆が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。