セキュアヴェイル

セキュアヴェイル、2026年3月期は増収増益 営業利益・経常利益で過去最高益

決算サマリー 2026.08.13
セキュアヴェイル、2026年3月期は増収増益 営業利益・経常利益で過去最高益

※本記事はセキュアヴェイルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社セキュアヴェイルの2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)連結業績は、売上高1,279百万円(前期比11.4%増)、営業利益112百万円(同220.9%増)、経常利益115百万円(同208.2%増)、当期純利益105百万円(同146.9%増)となり、増収増益で着地した。開発経費等を償却済みのソフトウェア「LogStare」製品の売上が業績に貢献した。5期連続の増収となったほか、営業利益・経常利益は過去最高を更新した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は1,279百万円(前期比130百万円増、11.4%増)、売上総利益は580百万円(同129百万円増、28.8%増、利益率45.4%)となった。販売費及び一般管理費は467百万円(同52百万円増、12.5%増)。営業利益は112百万円(同77百万円増、220.9%増、利益率8.8%)、経常利益は115百万円(同77百万円増、208.2%増、利益率9.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益は105百万円(同62百万円増、146.9%増、利益率8.3%)となった。なお、2026年5月8日付の通期修正予想(売上高1,279百万円、営業利益112百万円、経常利益115百万円、当期純利益105百万円)に対する期初計画(2025年5月14日公表、売上高1,320百万円等)の達成率は、売上高97.0%、営業利益103.2%、経常利益105.4%、当期純利益139.6%であった。

項目前期(2025年3月期)当期(2026年3月期)増減額増減率
売上高1,1491,27913011.4%
売上総利益45058012928.8%
売上総利益率39.2%45.4%6.1P
販売費及び一般管理費4154675212.5%
営業利益3511277220.9%
営業利益率3.1%8.8%5.8P
経常利益3711577208.2%
経常利益率3.2%9.0%5.7P
当期純利益4210562146.9%
当期純利益率3.7%8.3%4.5P
ハイライト:連結損益計算書
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.2

業績推移(複数期比較)

2022年3月期から2026年3月期にかけて売上高は957百万円→1,029百万円→1,098百万円→1,149百万円→1,279百万円と5期連続で増収した。営業利益は2022年3月期▲92百万円、2023年3月期▲34百万円、2024年3月期▲32百万円と赤字が続いたが、2025年3月期に35百万円の黒字に転換し、2026年3月期は112百万円となった。ROEは2024年3月期20.8%(同期は投資有価証券売却益421百万円を計上)、2025年3月期3.7%、2026年3月期8.6%で推移した。子会社2社の売上が順調に推移したことも業績を支えた。2027年3月期は売上高1,438百万円、営業利益138百万円を見込む。

項目2022年3月期2023年3月期2024年3月期2025年3月期2026年3月期2027年3月期(予想)
売上高(百万円)9571,0291,0981,1491,2791,438
営業利益(百万円)▲92▲34▲3235112138
営業利益率(%)△9.7%△3.4%△3.0%3.1%8.8%9.6%
ROE(%)△10.1%△4.2%20.8%3.7%8.6%7.5%
ハイライト:連結業績推移
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.3

貸借対照表(財務状況)

2026年3月期末の資産合計は1,579百万円(前期末比26百万円増)で、流動資産1,427百万円、固定資産151百万円。現金及び預金は1,130百万円(同18百万円増)、売掛金は236百万円(同40百万円増)であった。負債合計は297百万円(同68百万円減)、純資産合計は1,281百万円(同95百万円増)となった。なお、ソフトウェア販売に伴う棚卸資産や無形固定資産(ソフトウェア)は計上しておらず、開発費用は全て償却済みである。

項目2025年3月期2026年3月期増減額
流動資産1,4281,4270
 うち現金及び預金1,1121,13018
固定資産12315127
資産合計1,5521,57926
負債合計366297△68
純資産合計1,1861,28195

グループ会社の状況

当社グループは、SOCサービスを提供する㈱セキュアヴェイル、サイバーセキュリティ監視ソフトウェア「LogStare」の開発・販売を行う㈱LogStare、セキュリティエンジニアの人材派遣を行う㈱キャリアヴェイルの3社で構成される、国内唯一のITセキュリティ専業集団である。子会社2社の売上は順調に推移し、連結業績に貢献した。セキュアヴェイルのSOCサービスは「NetStare(ネットステア)」ブランドで展開しており、SOC(サイバー攻撃監視)とNOC(ネットワーク維持監視)の機能を統合した点、純国産・独自開発の運用基盤による有人24時間365日体制、AIを活用した無人化・中小企業向けサービス「AI-SOC」の展開を強みとしている。

当社グループの強み
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.7

通期業績予想

2027年3月期の連結業績は、売上高1,438百万円(前期比158百万円増、12.4%増)、営業利益138百万円(同25百万円増、22.4%増、利益率9.6%)、経常利益138百万円(同22百万円増、19.9%増、利益率9.6%)を見込み、過去最高の売上高・営業利益・経常利益の更新を目指す。一方、当期純利益は95百万円(同10百万円減、9.5%減、利益率6.7%)を見込む。これは、子会社2社のうち1社の繰越欠損金が解消し法人税等が前年比30百万円増となる見込みであることに加え、広告マーケティング戦略の展開により広告宣伝費が前年比50百万円増となる見込みであることによる。

項目予想(2027年3月期)利益率前年増減増減率
売上高1,43815812.4%
営業利益1389.6%2522.4%
経常利益1389.6%2219.9%
当期純利益956.7%△10△9.5%
2027年3月期連結業績見込み
出典:2026年3月期 決算説明資料 P.5

株主還元

本資料には配当や自己株式取得など株主還元に関する記載はない。

中期経営計画/トピック(今年度の拡大戦略)

経済環境については、増収増益を目指すものの、イラン等の世界情勢により国内取引先の経費予算に対する見通しが不透明であるとしている。戦略としては、「AI-SOCシリーズを軸にパートナー開拓」「既存パートナーの活性化」「既存顧客への関与度向上」を掲げ、純国産ネットワークセキュリティ監視ソフトウェア「LogStare」の販売およびSOCサービス「NetStare」の広告マーケティング戦略を展開する。特に、AIへの研究開発の成果として、商標登録申請中の「AI-SOC」シリーズを軸に推進するとしている。

※本記事はセキュアヴェイルが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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