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神栄、2026年3月期は増収増益 コンデンサ事業撤退を決定

決算サマリー 2026.08.13
神栄、2026年3月期は増収増益 コンデンサ事業撤退を決定

※本記事は神栄が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

神栄の2026年3月期は、食品関連を中心にすべてのセグメントが増収となり、売上高43,267百万円(前期比+7.7%)、経常利益1,725百万円(同+20.5%)と増収増益となった。特別損失にコンデンサ事業撤退に伴う事業整理損などを計上した一方、特別利益に政策保有株式一部縮減による投資有価証券売却益や不動産売却に伴う固定資産売却益を計上し、当期純利益は1,346百万円(同+1.9%)とわずかに増益となった。2026年4月28日にはコンデンサ事業からの撤退を決定した。

目次

連結業績(当期 実績)

売上高は40,158百万円から43,267百万円へ増加。売上総利益は8,932百万円(売上比20.6%)、販管費は物流コストや人件費の増加により7,286百万円(同16.8%)となり、営業利益は1,645百万円(前期比+18.8%)、経常利益は1,725百万円(同+20.5%)となった。1株当たり当期純利益は343.95円(前期324.85円)。

項目2025/3期実績2026/3期実績前期比
売上高40,15843,267+7.7%
売上総利益8,4038,932+6.3%
販管費7,0177,286+3.8%
営業利益1,3851,645+18.8%
経常利益1,4311,725+20.5%
当期純利益1,3211,346+1.9%
1株当たり当期純利益324.85円343.95円+5.9%

セグメント別の状況

食品関連は冷凍食品分野の冷凍野菜・冷凍調理品が好調で販売量が伸長し、農産分野も好調で増収、柔軟な価格調整により安定した利益率を維持し増益。物資関連は北米向け輸出や建築金物分野が減速も、海外防災関連分野の新たな現地調査案件開始で増収増益。電子関連はコンデンサ分野が依然厳しい状況も、センサ機器分野と計測・試験機器分野が堅調で増収増益。事業開発関連はアパレル通販分野で売上は堅調も利益率低下と経費増により、増収ながら損益悪化した。

セグメント売上高(前期)売上高(当期)経常利益(前期)経常利益(当期)
食品関連32,01934,8701,8832,148
物資関連3,8093,894437461
電子関連3,7603,892243306
事業開発関連568609△5△56
全社費用等△1,127△1,133
合計40,15843,2671,4311,725
神栄 2026年3月期 セグメント別売上高・経常利益(前期比較)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.6
神栄 コンデンサ事業からの撤退を決定(2026年4月28日公表)
出典:2026年3月期決算説明資料 P.9

通期業績予想

2027年3月期は、コンデンサ事業撤退が影響する電子関連を除く各セグメントが売上伸長を見込み、売上高45,000百万円と増収予想。売上総利益は9,400百万円と増益予想で、引き続き物流費や人件費等の経費の増加を見込むも経常利益は1,800百万円と増益予想。前期に特別利益に計上した投資有価証券売却益等を見込まず、当期純利益は1,250百万円と減益予想となっている。

項目2026/3期実績2027/3期予想前期比
売上高43,26745,000+4.0%
売上総利益8,9329,400+5.2%
販管費7,2867,550+3.6%
営業利益1,6451,850+12.4%
経常利益1,7251,800+4.3%
当期純利益1,3461,250△7.2%
1株当たり当期純利益343.95円319.08円△7.2%
1株当たり配当金110.00円110.00円
神栄 2027年3月期 業績予想
出典:2026年3月期決算説明資料 P.11

株主還元

期末配当は、配当性向に加え2027年5月に創立140周年を迎えることも加味し、前期と同額の1株当たり110円を予定。2025年度は前期比20円増の110円の配当を実施(配当性向32.0%)しており、2026年度の予想配当性向は34.5%としている。

年度1株当たり配当金配当性向
2022年度40円17.1%
2023年度80円19.7%
2024年度90円27.7%
2025年度110円32.0%
2026年度(予想)110円34.5%(予想)
神栄 中期経営計画 配当性向・1株当たり配当金の推移
出典:2026年3月期決算説明資料 P.26

中期経営計画/トピック

中期経営計画「神栄チャレンジプロジェクト2026」(2025年3月期~2027年3月期)では、3年間で連結経常利益55億円以上(累計)を目指し、2030年度目標として連結経常利益25億円以上・ROE12%以上維持を掲げる。2026年4月28日には、業績の低迷が続き、車載向け案件もEV市場の変調により先が見通せない状況となったコンデンサ事業からの撤退を決定し、2026年3月期に事業整理損233百万円を特別損失として計上した。事業撤退完了後は売上高が減少する一方、利益面では改善要因になるとしている。

※本記事は神栄が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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