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フジッコ、2026年3月期は減収増益 純利益50.1%増

決算サマリー 2026.08.13
フジッコ、2026年3月期は減収増益 純利益50.1%増

※本記事はフジッコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

フジッコ株式会社は2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)連結決算で、売上高は前期比2.7%減の55,534百万円となったものの、構造改革やROIを重視した広告宣伝費の抑制が奏功し、営業利益は前期比29.7%増の1,466百万円、当期純利益は前期比50.1%増の1,428百万円となった。10月24日公表の修正予想と比較すると、売上高・営業利益はともに予想を下回ったが、当期純利益は予想を上回った。2027年3月期は増収増益を見込む一方、当期純利益は前期比13.2%減の1,240百万円を予想している。

目次

通期トピックス

2026年3月期は事業再編と成長への基盤固めに奔走した一期となった。5月に浜坂工場閉鎖を決定(2027年3月予定)、8月に株式会社フーズパレットを譲渡、9月にタイの惣菜会社FB Food Service社を買収したほか「カスピ海ヨーグルト リッチモ」を新発売した。10月にはフジッコNEWデリカ株式会社を吸収合併している。

2026年3月期 通期トピックス
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.3

連結業績(当期 実績)

売上高は前期比2.7%減の55,534百万円となった一方、販管費の抑制により営業利益は同29.7%増の1,466百万円、経常利益は同22.2%増の1,900百万円、当期純利益は同50.1%増の1,428百万円となった。1株当たり当期純利益は50円18銭(前期33円44銭)。

項目2025/3期2026/3期前期差
売上高57,077百万円55,534百万円△1,542百万円(△2.7%)
営業利益1,131百万円1,466百万円335百万円(29.7%)
経常利益1,554百万円1,900百万円345百万円(22.2%)
当期純利益951百万円1,428百万円476百万円(50.1%)
1株当たり当期純利益33円44銭50円18銭16円74銭

製品分類別の状況

製品分類別では、値上げの影響で豆製品・惣菜製品・デザート製品が前年を下回った一方、昆布製品は秋のTVCM放映を機に反転攻勢をかけ前期比102.7%、ヨーグルト製品は新商品「カスピ海ヨーグルト リッチモ」が寄与し前期比104.8%と、それぞれ前年を上回った。

製品分類2025/3期実績2026/3期実績前期差
惣菜製品19,064百万円(構成比33.4%)17,655百万円(構成比31.8%)△1,408百万円(前期比92.6%)
昆布製品15,917百万円(構成比27.9%)16,348百万円(構成比29.4%)431百万円(前期比102.7%)
豆製品10,483百万円(構成比18.4%)10,146百万円(構成比18.3%)△337百万円(前期比96.8%)
ヨーグルト製品6,759百万円(構成比11.8%)7,081百万円(構成比12.8%)322百万円(前期比104.8%)
デザート製品2,715百万円(構成比4.8%)2,166百万円(構成比3.9%)△548百万円(前期比79.8%)
その他製品2,138百万円(構成比3.7%)2,135百万円(構成比3.8%)△2百万円(前期比99.9%)
合計57,077百万円55,534百万円△1,542百万円(前期比97.3%)

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、製品値上げを含む限界利益の増加により資材コスト上昇を吸収しつつ、DX投資を通じた生産性向上で人件費抑制を図り、増収増益を目指す。売上高は前期比2.6%増の57,000百万円、営業利益は同2.3%増の1,500百万円を見込む一方、経常利益は同5.3%減の1,800百万円、当期純利益は同13.2%減の1,240百万円を予想している。1株当たり配当金は46円(中間23円)で前期から据え置く方針。

項目2026/3期2027/3期予想前期差
売上高55,534百万円57,000百万円1,465百万円(2.6%)
営業利益1,466百万円1,500百万円33百万円(2.3%)
経常利益1,900百万円1,800百万円△100百万円(△5.3%)
当期純利益1,428百万円1,240百万円△188百万円(△13.2%)
1株当たり当期純利益50円18銭43円55銭△6円63銭
1株当たり配当金46円(中間23円)46円(中間23円)±0
製品分類2026/3実績2027/3予想前期差
惣菜製品17,655百万円(構成比31.8%)19,521百万円(構成比34.2%)1,866百万円(前期比110.6%)
昆布製品16,348百万円(構成比29.4%)15,929百万円(構成比28.0%)△419百万円(前期比97.4%)
豆製品10,146百万円(構成比18.3%)9,952百万円(構成比17.5%)△193百万円(前期比98.1%)
ヨーグルト製品7,081百万円(構成比12.8%)7,597百万円(構成比13.3%)515百万円(前期比107.3%)
デザート製品2,166百万円(構成比3.9%)2,116百万円(構成比3.7%)△49百万円(前期比97.7%)
その他製品2,135百万円(構成比3.8%)1,882百万円(構成比3.3%)△253百万円(前期比88.1%)
合計55,534百万円57,000百万円1,465百万円(前期比102.6%)
「カスピ海ヨーグルト」シリーズ一斉プロモーション
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.39

株主還元

配当方針として、年間配当金46円以上の安定配当の継続を目標とする。2026年3月期・2027年3月期予想ともに1株当たり年間配当金は46円(中間23円)となっている。

株主還元の充実(1株あたり年間配当金の推移)
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.22

中期経営計画/2027年3月期の方針

2026年度の経営方針として「稼ぐ力の回復をやりきる」「守りから攻めへ成長戦略を実行する」「企業基盤の強化と働きがい改革を断行する」の3大方針のもと、ヨーグルトを第三の柱とした成長加速、海外の自立成長フェーズへの移行、工場統廃合計画の推進などに取り組む。

2026年度 経営方針
出典:2026年3月期 決算説明会資料 P.14

※本記事はフジッコが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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