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システナ、2026年3月期は売上高94,400百万円・営業利益15,367百万円の増収増益 2029年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定

決算サマリー 2026.08.13
システナ、2026年3月期は売上高94,400百万円・営業利益15,367百万円の増収増益 2029年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定

※本記事はシステナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

システナは2026年5月21日、2026年3月期の決算説明資料を公表した。連結業績は売上高94,400百万円(前年比12.9%増)、営業利益15,367百万円(同27.3%増)、経常利益16,145百万円(同36.2%増)、親会社株主に帰属する純利益11,312百万円(同33.4%増)と増収増益となった。あわせて2027年3月期の通期業績予想と、2029年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を公表した。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

当期は、収益構造の深化と生産性の向上を進めるとともに、収益基盤のさらなる安定化に向けて景気変動の影響を受けにくいストック型ビジネスの積み上げを継続した。データ経営の実践によりプロジェクトごとの稼働率や収益性をリアルタイムに可視化・分析し、迅速な意思決定と最適なリソース配分を推進。ソフトウェア開発ビジネスを中心に、生成AIの実装支援や企業のDX推進、高度なマネジメントが求められるPMO案件など利益率の高い領域にリソースを集中した。営業利益率は16.3%(前年14.4%)となった。

項目2026年3月期2025年3月期増減額増減率
売上高94,400百万円83,621百万円10,779百万円12.9%
営業利益15,367百万円12,067百万円3,300百万円27.3%
経常利益16,145百万円11,855百万円4,290百万円36.2%
親会社株主に帰属する純利益11,312百万円8,480百万円2,832百万円33.4%

主な財務指標では、自己資本が39,612百万円(2025年3月期末比7,148百万円増)、自己資本比率は64.9%(前期末62.7%)となった。有利子負債は1,550百万円で前期末から増減なし、負債資本倍率は3.91%(前期末4.77%)となった。

2026年3月期決算概要(連結)。売上高94,400百万円、営業利益15,367百万円などの業績と主な財務指標
出典:システナ 2026年3月期 決算説明資料 P.8

セグメント別の状況

次世代モビリティ事業は、自動車業界におけるSDV化の加速を背景にソフトウェア開発需要が拡大し、売上高7,569百万円(+36.6%)・営業利益3,219百万円(+63.9%)と大きく伸長した(営業利益率42.5%)。プロジェクトマネジメントデザイン事業は売上高15,296百万円(△2.4%)ながら、収益性が高水準で推移し営業利益は3,342百万円(+29.4%)となった。デジタルインテグレーション事業は、保険領域を中心とした基幹システムのモダナイズ案件拡大により売上高10,406百万円(+18.1%)・営業利益2,476百万円(+26.7%)。IT&DXサービス事業は「伴走型PMOサービス」への引き合い継続などにより売上高22,356百万円(+7.7%)・営業利益3,146百万円(+10.5%)となった。

ビジネスソリューション事業は、2025年10月のWindows 10サポート終了に伴うPCリプレース案件が第3四半期連結会計期間にかけて集中的に発生したことに加え、クラウド利活用案件の増大やセキュリティ関連SI受注が堅調に推移し、売上高35,584百万円(+19.4%)・営業利益2,957百万円(+30.0%)。DX&ストック型ビジネス事業は、ノーコードDXプラットフォーム「Canbus.」の大手企業からの導入が好調に推移し売上高2,892百万円(+3.9%)となった一方、開発機能の強化やサポート体制の維持・強化を優先的に進めたことから営業利益は251百万円(△45.3%)となった。

セグメント指標2026年3月期2025年3月期増減率
次世代モビリティ事業売上高7,569百万円5,540百万円36.6%
次世代モビリティ事業営業利益3,219百万円1,964百万円63.9%
プロジェクトマネジメントデザイン事業売上高15,296百万円15,669百万円△2.4%
プロジェクトマネジメントデザイン事業営業利益3,342百万円2,583百万円29.4%
デジタルインテグレーション事業売上高10,406百万円8,815百万円18.1%
デジタルインテグレーション事業営業利益2,476百万円1,954百万円26.7%
IT&DXサービス事業売上高22,356百万円20,753百万円7.7%
IT&DXサービス事業営業利益3,146百万円2,848百万円10.5%
ビジネスソリューション事業売上高35,584百万円29,795百万円19.4%
ビジネスソリューション事業営業利益2,957百万円2,274百万円30.0%
DX&ストック型ビジネス事業売上高2,892百万円2,783百万円3.9%
DX&ストック型ビジネス事業営業利益251百万円460百万円△45.3%
その他事業売上高1,001百万円797百万円25.5%
その他事業営業利益△26百万円△19百万円
合計売上高94,400百万円83,621百万円12.9%
合計営業利益15,367百万円12,067百万円27.3%
セグメント別の前年同期比較と売上高・営業利益の構成比
出典:システナ 2026年3月期 決算説明資料 P.9

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の通期業績予想は、売上高98,000百万円(前期比3.8%増)、営業利益15,960百万円(同3.9%増)、経常利益15,960百万円(同1.1%減)、親会社株主に帰属する純利益10,630百万円(同6.0%減)、1株当たり当期純利益29.74円とした。EBITDA+Sは17,250百万円(同9.0%増)を見込み、その内訳は営業利益15,960百万円+減価償却費450百万円+株式報酬費用840百万円である。

項目2027年3月期 通期業績予想2026年3月期 実績増減率
売上高98,000百万円94,400百万円3.8%
EBITDA+S17,250百万円15,819百万円9.0%
営業利益15,960百万円15,367百万円3.9%
経常利益15,960百万円16,145百万円△1.1%
親会社株主に帰属する純利益10,630百万円11,312百万円△6.0%
1株当たり当期純利益29.74円31.65円△6.0%
2027年3月期通期業績予想。売上高98,000百万円、営業利益15,960百万円など
出典:システナ 2026年3月期 決算説明資料 P.17

中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)

これまでの戦略が奏功し目標達成に向けた施策が順調に進捗していることから、さらなる飛躍を目指し、2029年3月期を最終年度とする新たな中期3カ年計画を策定した。AI活用の本格化やモビリティ分野のSDV化、顧客課題の高度化といった成長機会を確実に捉えるべく、特定の事業や市況に左右されない強靭な収益構造を構築し、持続的に成長していく基盤を確立するとしている。基本方針として、(1)各事業の競争力の強化と事業ポートフォリオの進化、(2)AI関連事業の本格展開とストック型ビジネスの拡大による収益構造の進化、(3)人的資本経営の進化と持続的成長基盤の強化、の3つを掲げる。業績目標は、2029年3月期に売上高120,000百万円、EBITDA+S 21,510百万円、営業利益20,160百万円(営業利益率16.8%)とした。

項目2026年3月期 実績2027年3月期 業績予想2029年3月期 計画
売上高94,400百万円98,000百万円120,000百万円
EBITDA+S15,819百万円17,250百万円21,510百万円
営業利益15,367百万円15,960百万円20,160百万円
営業利益率16.3%16.3%16.8%
中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)の業績目標と経営方針
出典:システナ 2026年3月期 決算説明資料 P.19

株主還元

経営の基本方針として、『破壊と創造』『安定と成長』『保守と革新』という相反する課題をバランス良くコントロールし、常に振り子の中心点に経営の軸足を置いたバランス経営を掲げる。目標とする経営指標には「安定した高配当」「高い株主資本利益率」「高い売上高営業利益率」の3点を挙げている。なお、本資料に具体的な配当金額の開示はない。

※本記事はシステナが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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