※本記事はザ・パックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
ザ・パックの2025年12月期(通期)連結業績は、売上高103,125百万円(前期比1.6%増)、営業利益7,207百万円(同10.0%減)、経常利益7,532百万円(同9.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益6,024百万円(同4.6%減)となった。紙加工品事業の販売が堅調に推移し売上高は過去最高を更新した一方、製造設備・基幹システム・人材への先行投資により減益となった。1株当たり配当金は前期比2円増額の41.33円とし、2026年12月期は売上高106,000百万円・営業利益7,500百万円を計画する。
連結業績(2025年12月期 実績)
紙加工品事業の販売が引き続き堅調に推移し、売上高は過去最高を更新した。一方、事業基盤強化を目的とした製造設備・基幹システム・人材への先行投資を実施したことにより、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前期比で減少した。1株当たり配当金は前期比2円増額の41.33円とした。なお、2025年7月1日付の株式分割(1株につき3株)を前連結会計年度期首に実施したと仮定してEPS・DPSを算出している。
| 項目 | 当期 | 前期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 103,125 | 101,461 | 1.6% |
| 営業利益 | 7,207 | 8,009 | △10.0% |
| 経常利益 | 7,532 | 8,285 | △9.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6,024 | 6,316 | △4.6% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 107.13 | 111.17 | △3.6% |
| 1株当たり配当金(円) | 41.33 | 39.33 | 5.1% |

セグメント別の状況
セグメント別では、紙加工品事業が全体を牽引し、特に紙器と段ボールの販売が堅調に推移して紙加工品全体を押し上げた。その他事業はPASシステムに係る用度品の販売が減少した。設備や人的投資による販管費の上昇により、各セグメントで営業利益は減少した。紙加工品事業の内訳では、段ボールが前期比13.2%増、紙器が同4.0%増と伸長した一方、紙袋は同0.5%減となった。
| セグメント | 指標 | 当期 | 前期 |
|---|---|---|---|
| 紙加工品事業 | 売上高 | 75,754 | 73,114 |
| 化成品事業 | 売上高 | 13,322 | 13,499 |
| その他 | 売上高 | 14,048 | 14,846 |
| 紙加工品事業 | 営業利益 | 6,567 | 7,168 |
| 化成品事業 | 営業利益 | 829 | 933 |
| その他 | 営業利益 | 1,199 | 1,261 |
| 紙加工品事業 内訳 | 当期 | 前期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 紙袋 | 32,044 | 32,214 | △0.5% |
| 紙器 | 26,916 | 25,882 | 4.0% |
| 段ボール | 14,743 | 13,027 | 13.2% |
| 印刷 | 2,049 | 1,990 | 3.0% |

通期業績予想(2026年12月期)
2026年12月期は、紙加工品事業を中心に成長領域でのシェア拡大を見込み増収を計画する。原材料価格の上昇圧力はあるものの価格の適正化を推進し、前期までの投資効果により生産性が向上する見込み。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比12.0%減の5,300百万円を予想する。
| 項目 | 予想 | 前期(実績) | 前期比予想 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 106,000 | 103,125 | 2.8% |
| 営業利益 | 7,500 | 7,207 | 4.1% |
| 経常利益 | 7,700 | 7,532 | 2.2% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 5,300 | 6,024 | △12.0% |
| 1株当たり当期純利益(円) | 95.35 | 107.13 | △11.0% |
| 1株当たり配当金(円) | 42.00 | 41.33 | 1.6% |

株主還元
安定的な配当政策を継続し、2025年12月期の1株当たり配当金は前期比2円増額の41.33円とした。2026年12月期は42.00円を予想する。総還元性向を重視し、配当性向の見直しと自己株式の取得を実施予定である。
中期経営計画/トピック
新・中期経営計画(2026-2030)を策定した。また、株式会社光パックス石川を子会社化し、紙器のラインアップを拡充した。サステイナブル経営では、FSC®商品の売上高構成比が21.5%(2030年度目標50.0%)となったほか、CO2排出量(Scope1+2)は2018年度比で削減が進んでいるものの2030年度目標(8,997t)に向けた取り組みを継続している。

※本記事はザ・パックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。