ピーエス・コンストラクション

ピーエス・コンストラクション、2026年3月期は売上高149,370百万円 当期純利益9,328百万円で2期連続の過去最高を更新

決算サマリー 2026.08.11
ピーエス・コンストラクション、2026年3月期は売上高149,370百万円 当期純利益9,328百万円で2期連続の過去最高を更新

※本記事はピーエス・コンストラクションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ピーエス・コンストラクションの2026年3月期(通期)連結業績は、受注高148,711百万円(前年増減比4.6%)、売上高149,370百万円(同10.1%)、営業利益12,932百万円(同5.0%)、親会社株主に帰属する純利益9,328百万円(同13.5%)となった。資料では、売上総利益以下の各利益項目は2期連続過去最高を更新したとしている。1株当たり年間配当金は期首公表の80円から40円増額し120.0円とした。2027年3月期は受注高141,350百万円、売上高142,600百万円、親会社株主に帰属する純利益7,800百万円を見込む。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

受注高は土木事業の増加により148,711百万円(前年増減比4.6%)となった。売上高は手持工事進捗、設計変更獲得により149,370百万円(同10.1%)。売上総利益は手持工事進捗、設計変更獲得、原価改善により24,754百万円(同7.5%、売上総利益率16.6%)、営業利益は12,932百万円(同5.0%、営業利益率8.7%)、経常利益は12,717百万円(同3.8%、経常利益率8.5%)、親会社株主に帰属する純利益は9,328百万円(同13.5%、6.2%)となった。

経常利益の増減分析では、前期の12,252百万円に対し、増収・設計変更獲得・原価改善による売上総利益の増加が+1,721百万円、人件費・DX関連費用増加による販管費が△1,104百万円、受取利息・受取配当金増加による営業外収益が+17百万円、支払利息・支払保証料増加による営業外費用が△169百万円となり、当期は12,717百万円となった。

項目2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)前年増減比
受注高(百万円)148,711142,1154.6%
売上高(百万円)149,370135,62710.1%
売上総利益(百万円)24,75423,0327.5%
売上総利益率16.6%17.0%開示なし
営業利益(百万円)12,93212,3155.0%
営業利益率8.7%9.1%開示なし
経常利益(百万円)12,71712,2523.8%
経常利益率8.5%9.0%開示なし
親会社株主に帰属する純利益(百万円)9,3288,21713.5%
ピーエス・コンストラクションの2026年3月期 連結業績サマリー
出典:ピーエス・コンストラクション 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.4

セグメント別の状況

土木事業は、受注高が大規模更新・修繕事業の継続工事、新設橋梁(高速道路、鉄道)受注により85,948百万円(前年増減比22.9%)と前期比増加。豊富な手持工事の順調な進捗や高速道路関連工事の設計変更獲得等により、売上高75,814百万円(同10.5%)、売上総利益14,162百万円(同7.5%)といずれも前期比増加した。

建築事業は、受注高が前期反動減と民間取引先の一部での事業計画見直しによる発注時期のズレ込みにより53,011百万円(同△10.1%)。一方、売上高・売上総利益は前年度からの繰越工事の進捗が順調に推移し、売上高62,905百万円(同19.0%)、売上総利益5,952百万円(同16.3%)と増収・増益となった。関係会社事業は、資料のコメントで亀田組、菱建基礎、海外子会社の減収減益が挙げられ、売上総利益は4,488百万円(同△4.8%)となった。

指標セグメント2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)前年増減比
受注高(百万円)土木事業85,94869,94622.9%
受注高(百万円)建築事業53,01158,986△10.1%
受注高(百万円)関係会社事業23,50429,432△20.1%
受注高(百万円)その他事業389403△3.5%
受注高(百万円)連結調整△14,141△16,653開示なし
受注高(百万円)合計148,711142,1154.6%
売上高(百万円)土木事業75,81468,59910.5%
売上高(百万円)建築事業62,90552,85719.0%
売上高(百万円)関係会社事業24,92525,650△2.8%
売上高(百万円)その他事業4064030.6%
売上高(百万円)連結調整△14,681△11,883開示なし
売上高(百万円)合計149,370135,62710.1%
売上総利益(百万円)土木事業14,16213,1687.5%
売上総利益(百万円)建築事業5,9525,11616.3%
売上総利益(百万円)関係会社事業4,4884,715△4.8%
売上総利益(百万円)その他事業1261205.4%
売上総利益(百万円)連結調整24△88開示なし
売上総利益(百万円)合計24,75423,0327.5%
ピーエス・コンストラクションのセグメント別 受注高・売上高・売上総利益
出典:ピーエス・コンストラクション 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.6

財政状態・キャッシュ・フロー

2026年3月期末の資産合計は142,464百万円で前期末比11,627百万円増加した。工事進捗に伴い受取手形・電子記録債権、完成工事未収入金・契約資産が96,159百万円(同21,089百万円増)となる一方、現金預金は9,343百万円(同12,756百万円減)となった。負債合計は76,977百万円(同4,021百万円増)で、短期借入金18,360百万円(同4,500百万円増)、長期借入金9,940百万円(同5,240百万円増)。純資産合計は65,486百万円(同7,605百万円増)となった。キャッシュ・フローは、営業CF△174億円、投資CF△5億円、フリーCF△179億円、財務CF52億円で、現金等は93億円となった。

2027年3月期 通期業績予想

2027年3月期は、受注高141,350百万円(前年増減比△5.0%)、売上高142,600百万円(同△4.5%)、売上総利益23,000百万円(同△7.1%)、営業利益10,800百万円(同△16.5%)、経常利益10,600百万円(同△16.6%)、親会社株主に帰属する純利益7,800百万円(同△16.4%)を予想する。資料では、純利益は中計最終年度目標を上回る見込みとしている。

セグメント別予想は、受注高が土木事業69,000百万円、建築事業58,000百万円、関係会社13,950百万円、その他事業400百万円。売上高は土木事業72,000百万円、建築事業57,600百万円、関係会社12,600百万円、その他事業400百万円。売上総利益は土木事業12,750百万円、建築事業6,340百万円、関係会社3,800百万円、その他事業110百万円を見込む。資料のコメントでは、土木事業の受注高について前期に大型工事を複数受注した反動減、売上総利益について土木は前期の大幅な設計変更・原価改善の反動減、建築は前期に低採算工事が完了したことによる利益率アップを見込むとしている。なお、2026年3月期末の手持ち工事(単体)は1,862億円で、資料は過去最高水準としており、土木事業1,385億円、建築事業477億円となっている。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)前年増減比2027年度目標(中計2025)
受注高(百万円)141,350148,711△5.0%N.A
売上高(百万円)142,600149,370△4.5%150,000
売上総利益(百万円)23,00024,754△7.1%23,300
営業利益(百万円)10,80012,932△16.5%10,600
経常利益(百万円)10,60012,717△16.6%10,600
親会社株主に帰属する純利益(百万円)7,8009,328△16.4%7,000
ピーエス・コンストラクションの2027年3月期 連結業績予想
出典:ピーエス・コンストラクション 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.15

株主還元

2026年3月期の1株当たり配当金は、中間40.0円、年間120.0円とした。年間配当金は期首公表の80円から40円増額している。配当性向は60.2%で、中期経営計画2025の目標値である60%以上を達成した。2027年3月期の1株当たり配当金は中間50.5円、年間101.0円を予定している。

項目2027年3月期(予想)2026年3月期(実績)2025年3月期(実績)
1株当たり配当金 中間(円、銭)50.540.022.0
1株当たり配当金 年間(円、銭)101.0120.072.0
配当性向開示なし60.2%開示なし

中期経営計画2025の進捗

2026年3月期の進捗として、ROE15.1%(目標10.0%以上)、自己資本比率46.0%(目標40〜50%)、D/Eレシオ0.43倍(目標0.5倍以下)、PBR1.93倍(目標1.0倍)、配当性向60.2%(目標60%以上)となり、資料は財務指標については中期経営計画2025目標値を全て達成したとしている。

土木事業では、2025年度の大規模更新・修繕事業で278億円の受注を獲得し、シェアは15%となり、受注シェアについて毎年トップシェアを争う位置を維持しているとしている。2026年度における高速道路会社による大規模更新は減少傾向である一方、大規模修繕については一定の市場が見込まれるとする。建築事業では、防衛施設の大型プレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)工事を複数件受注し、防衛施設の大型案件が2026年度以降の売上に大きく寄与するとしている。技術面では、製造時に蒸気養生を不要とした「スチームレスプレキャストコンクリート(SLPC)」が国土交通省の橋梁工事で初採用され、工場における部材製造時のCO2排出量を約12%削減した。

ピーエス・コンストラクションの中期経営計画2025 財務指標の進捗
出典:ピーエス・コンストラクション 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.12

※本記事はピーエス・コンストラクションが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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