※本記事は重松製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
労働安全衛生保護具を手がける重松製作所が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の決算短信(非連結)によると、売上高は過去最高額となる15,593百万円(前期比10.5%増)となった。一方、営業利益は1,054百万円(同1.4%減)、経常利益は933百万円(同15.0%減)、当期純利益は702百万円(同10.0%減)と増収減益だった。年間配当金は前期と同じ15円である。
業績(2026年3月期 実績)
短信によると、主要顧客である製造業からの製品受注が引き続き好調に推移したことに加え、一昨年4月に義務化された化学物質対策におけるリスクアセスメント対象物質に対する保護具の商品受注等も好調で、売上高は過去最高額となった。
利益面では、材料費の増加や労務費の上昇等に加え、第二船引事業所第三工場の竣工に伴い埼玉事業所で製造していた吸収缶の生産ラインを移設したことに伴う費用負担等もあり、製品原価率は悪化した。製品売上高と商品売上高の増加等により売上総利益は前期比4.0%増となったが、販売費及び一般管理費は広告宣伝費の増加に加え、人件費の上昇や新たな基幹システムに関わる費用負担等もあり前期比5.7%増となった。この結果、営業利益は前期比1.4%減となった。
さらに、第二船引事業所第三工場建設に係る資金調達を目的としたシンジケートローン手数料100百万円を営業外費用に計上したこともあり、経常利益は前期比15.0%減、当期純利益は同10.0%減となった。1株当たり当期純利益は98.74円(前期は109.77円)、自己資本当期純利益率は7.8%(同9.3%)、売上高営業利益率は6.8%(同7.6%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 15,593百万円 | 14,112百万円 | 10.5%増 |
| 営業利益 | 1,054百万円 | 1,069百万円 | 1.4%減 |
| 経常利益 | 933百万円 | 1,097百万円 | 15.0%減 |
| 当期純利益 | 702百万円 | 780百万円 | 10.0%減 |
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の総資産は21,588百万円となり、前期末に比べ3,543百万円増加した。短信は、現金及び預金や建物、投資有価証券の増加等を挙げている。負債合計は12,152百万円で、前期末に比べ2,671百万円増加した。長期借入金の増加等によるものである。純資産は9,436百万円となり、利益剰余金合計とその他有価証券評価差額金の増加等により前期末に比べ871百万円増加した。自己資本比率は前期末の47.5%から43.7%となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 21,588百万円 | 18,045百万円 |
| 純資産 | 9,436百万円 | 8,565百万円 |
| 自己資本比率 | 43.7% | 47.5% |
| 1株当たり純資産 | 1,326.95円 | 1,204.45円 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,214百万円の収入(前期は228百万円の収入)、投資活動によるキャッシュ・フローが2,732百万円の支出(同2,209百万円の支出)、財務活動によるキャッシュ・フローが2,488百万円の収入(同1,827百万円の収入)となった。投資活動は主に有形固定資産の取得による支出、財務活動は主に長期借入による収入である。現金及び現金同等物の期末残高は1,535百万円で、前期末比970百万円増加した。
配当
2026年3月期の1株当たり年間配当金は15円(期末15円)で、前期と同額である。配当性向は15.2%である。2027年3月期の配当予想も年間15円(期末15円)で、予想配当性向は14.6%である。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 15.00円 | 15.00円 |
| 配当性向 | 15.2% | 14.6% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の業績予想は、売上高15,800百万円(前期比1.3%増)、営業利益1,100百万円(同4.3%増)、経常利益1,020百万円(同9.3%増)、当期純利益730百万円(同4.0%増)である。1株当たり当期純利益は102.65円を見込む。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 15,800百万円 | 1.3%増 |
| 営業利益 | 1,100百万円 | 4.3%増 |
| 経常利益 | 1,020百万円 | 9.3%増 |
| 当期純利益 | 730百万円 | 4.0%増 |
短信は、米国の通商政策の影響や中東情勢等の地政学的なリスク、不安定な為替相場等により経済の先行きは依然不透明であり、ナフサ不足の影響についても不確実性が高い状況にあるとしている。そのうえで、製商品の安定供給とユーザーのニーズに応える新製品開発に引き続き注力するとしている。
本記事は重松製作所が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は重松製作所が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。