※本記事は中山福が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
中山福が公表した2026年3月期の連結業績は、売上高が43,052百万円(前期比5.1%増)、営業利益が531百万円(同243.8%増)、経常利益が842百万円(同71.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が667百万円(同26.7%増)となり、増収増益となった。家庭用品卸売事業では期末にかけて石油由来の一部商品で供給不安を見越した前倒し需要が顕在化し、売上高が一時的に伸長した。2027年3月期は売上高42,000百万円(前期比2.4%減)を見込む一方、営業利益は600百万円(同12.9%増)を見込む。
連結業績(2026年3月期 実績)
同社グループは、取引先が属する業界の再編成、原材料価格やエネルギー価格の上昇、人手不足に伴う人件費の上昇などの厳しい経営環境のもと、卸売事業の拡充、ものづくり事業の強化、EC事業の拡大、物流機能の強化を推進した。グループ全社で消費者の価値観・需要に合った商品の販売や取引先への営業展開等が順調に進み、家庭用品卸売事業では期末にかけて前倒し需要が顕在化したことから、売上高は43,052百万円(前期比5.1%増)となった。損益面では、グループ全社で売上高が伸長した一方、物価高を背景に仕入価格が高止まりし、変動費を中心とした販売費及び一般管理費が増加したものの、営業利益は531百万円(同243.8%増)、経常利益は842百万円(同71.4%増)となった。投資有価証券売却益や投資有価証券評価損を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は667百万円(同26.7%増)となった。1株当たり当期純利益は34円37銭(前期は27円25銭)、自己資本当期純利益率は2.9%(同2.4%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 43,052百万円 | 40,949百万円 | 5.1%増 |
| 営業利益 | 531百万円 | 154百万円 | 243.8%増 |
| 経常利益 | 842百万円 | 491百万円 | 71.4%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 667百万円 | 526百万円 | 26.7%増 |
セグメント別の状況
当期から報告セグメントの区分を変更している。主力の家庭用品卸売事業は、台所用品等の販売が前期を下回ったものの、調理用品、行楽・レジャー用品等の販売が前期を上回り、増収増益となった。プラスチック日用品製造事業は収納用品、園芸用品の販売が伸び、インテリア用品製造・販売事業はインテリア関連用品の販売が伸び、いずれも増収増益となった。家庭用品製造・販売事業も調理用品等の販売が前期を上回り、増収増益となった。
財政状態とキャッシュ・フロー
2026年3月期末の総資産は33,050百万円(前期末は32,796百万円)、純資産は23,681百万円(同22,402百万円)、自己資本比率は71.7%(同68.3%)となった。短信によれば、流動資産は受取手形及び売掛金などが増加した一方、現金及び預金が減少し、固定資産は投資その他の資産の増加により増加した。負債は短期借入金の減少などにより減少し、純資産は親会社株主に帰属する当期純利益の計上、退職給付に係る調整累計額やその他有価証券評価差額金の増加などにより増加した。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが353百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが投資有価証券の売却による収入などにより235百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローが短期借入金の減少や長期借入金の返済、配当金の支払などにより2,431百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は5,407百万円となった。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 33,050百万円 | 32,796百万円 |
| 純資産 | 23,681百万円 | 22,402百万円 |
| 自己資本比率 | 71.7% | 68.3% |
| 1株当たり純資産 | 1,220円01銭 | 1,158円24銭 |
配当
2026年3月期の1株当たり期末配当金は、従来予想の10円から12円に変更し、年間配当金は12円00銭となった。配当金総額は236百万円、連結配当性向は34.9%である。2027年3月期は、2026年3月期の連結業績に基づく配当水準を踏まえつつ安定した配当を継続するため、年間12円00銭(期末12円00銭)を予定しており、予想配当性向は38.8%となる。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 12円00銭 | 12円00銭 |
| うち期末 | 12円00銭 | 12円00銭 |
| 配当性向(連結) | 34.9% | 38.8% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高42,000百万円(前期比2.4%減)、営業利益600百万円(同12.9%増)、経常利益920百万円(同9.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(同10.1%減)である。1株当たり当期純利益は30円91銭を見込む。短信は、中東情勢の悪化や米国の通商政策の動向などで先行きの不確実性が高まるなか、エネルギー価格の上昇等に伴う仕入価格及び物流費の上昇が見込まれ、一部商品における供給制約・欠品の発生可能性等を踏まえ需要動向の不確実性は高まっているとしている。同社グループは「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」のもと、仕入価格及び物流費の上昇に対しては適正に販売価格への転嫁を進めながら、経費削減の効果を得られる体制づくりを強化するとしている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 42,000百万円 | 2.4%減 |
| 営業利益 | 600百万円 | 12.9%増 |
| 経常利益 | 920百万円 | 9.1%増 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 600百万円 | 10.1%減 |
本記事は中山福が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は中山福が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。