※本記事は天昇電気工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
天昇電気工業が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結決算短信によると、売上高は21,877百万円(前期比21.5%減)、営業利益は723百万円(同20.9%減)、経常利益は1,011百万円(同6.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は504百万円(同60.1%減)となった。特別損失に持分変動損失258百万円を計上したこと等が最終損益に影響した。年間配当金は前期と同じ5円である。
連結業績(2026年3月期 実績)
同社グループは、引き続き売上拡大に向けた営業強化を図るとともに、工程改善、生産効率の向上および原価低減に取り組んだ。経常損益については、営業外収益に受取利息45百万円、受取補償金44百万円、持分法による投資利益114百万円、営業外費用に支払利息45百万円を計上したこと等により、経常利益は1,011百万円となった。最終損益については、特別損失に持分変動損失258百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は504百万円となった。
なお、2025年1月に連結子会社であった三甲アメリカコーポレーションが実施した第三者割当増資により、同社は持分法適用会社に移行して連結範囲から外れている。これに伴い、当連結会計年度より「アメリカ成形関連事業」を報告セグメントから除外した。1株当たり当期純利益は29.66円(前期74.34円)、自己資本当期純利益率は4.7%(同12.7%)である。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 21,877百万円 | 27,885百万円 | 21.5%減 |
| 営業利益 | 723百万円 | 914百万円 | 20.9%減 |
| 経常利益 | 1,011百万円 | 1,079百万円 | 6.3%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 504百万円 | 1,264百万円 | 60.1%減 |
セグメント別の状況
報告セグメントは日本成形関連事業、中国成形関連事業、不動産関連事業の3つである。日本成形関連事業は、自動車業界における生産調整の影響解消に伴い回復基調となり、増収増益となった。中国成形関連事業は、物流産業資材および機構品部品の販売拡大に努め、増収となり、セグメント利益を計上した(前期はセグメント損失)。不動産関連事業は相模原市の土地建物と二本松市所在の土地から構成されており、売上高は前期並み、セグメント利益は減少した。
財政状態とキャッシュ・フロー
当期末の総資産は21,016百万円で、前期末に比べ1,102百万円減少した。有形固定資産の減少などにより固定資産が減少した。負債合計は、支払手形及び買掛金、電子記録債務や長期借入金の減少などにより前期末に比べ1,490百万円減少した。純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上や為替換算調整勘定等により、前期末の10,624百万円から11,013百万円となった。自己資本比率は52.4%(前期末48.0%)に上昇した。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 21,016百万円 | 22,118百万円 |
| 純資産 | 11,013百万円 | 10,624百万円 |
| 自己資本比率 | 52.4% | 48.0% |
| 1株当たり純資産 | 647.33円 | 624.48円 |
キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,902百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,225百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが806百万円の支出となった。投資活動は主に有形固定資産の取得による支出、財務活動は主に長期借入れによる収入と長期借入金の返済による支出によるものである。現金及び現金同等物の期末残高は3,241百万円で、前期末に比べ56百万円減少した。
配当
同社は、財務体質の強化と積極的な事業展開に必要な内部留保の充実を勘案し、安定した配当政策を実施することを基本方針としている。2026年3月期は前期に引き続き1株当たり5円の期末配当を実施する方針で、配当性向(連結)は16.9%である。2027年3月期も1株当たり5円の期末配当を予定している。
| 項目 | 2026年3月期(実績) | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 5.00円 | 5.00円 |
| うち期末 | 5.00円 | 5.00円 |
| 配当性向(連結) | 16.9% | 14.2% |
2027年3月期の業績予想
2027年3月期の連結業績予想は、売上高22,000百万円(前期比0.6%増)、営業利益850百万円(同17.1%増)、経常利益900百万円(同11.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円(同18.9%増)である。1株当たり当期純利益は35.27円を見込む。短信は、原油価格上昇による原材料価格の値上がりなど不透明な状況が続くことが予想され、主要納入先である自動車産業でも原材料や物流費の値上げ等が実施されるなど厳しい経営環境が継続しているとしたうえで、各事業分野での売上拡大に注力し、生産現場の効率化等を進めるとしている。
| 項目 | 2027年3月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 22,000百万円 | 0.6%増 |
| 営業利益 | 850百万円 | 17.1%増 |
| 経常利益 | 900百万円 | 11.0%減 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 600百万円 | 18.9%増 |
継続企業の前提に関する注記について、短信は「該当事項はありません」としている。
本記事は天昇電気工業が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は天昇電気工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。