※本記事は津田駒工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
津田駒工業が公表した2025年11月期決算短信によると、売上高は35,447百万円(前期比2.7%減)となり、一部連結子会社の業績不振により営業損失79百万円(前期は営業利益398百万円)、経常損失218百万円(同経常利益282百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失262百万円(同親会社株主に帰属する当期純利益488百万円)を計上した。当期も営業損失及び経常損失を計上したことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が引き続き存在するとしている。配当は当期・次期とも無配とした。2026年11月期は売上高36,000百万円、営業利益700百万円を見込む。
連結業績(2025年11月期 実績)
当期は2024年度から2026年度をターゲットにした「中期経営計画2026」に基づき、採算性の改善と安定した利益の確保に向けた活動を展開した。売上高は35,447百万円と前期比2.7%減少し、損益面では一部連結子会社の業績不振により、営業損失79百万円、経常損失218百万円、親会社株主に帰属する当期純損失262百万円となった。決算短信は、当期に仲裁費用等の一時的な費用が発生したとしている。
| 項目 | 2025年11月期 | 2024年11月期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 35,447百万円 | 36,445百万円 | 2.7%減 |
| 営業利益 | △79百万円 | 398百万円 | - |
| 経常利益 | △218百万円 | 282百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △262百万円 | 488百万円 | - |
1株当たり当期純利益は△41円04銭(前期76円45銭)、自己資本当期純利益率は△9.4%(同20.8%)となった。セグメント別では、繊維機械事業で中国市場の高級スポーツカジュアル分野向けウォータジェットルームの大型案件や、産業資材分野のエアバッグ用途の受注を積み上げたが、インド市場では米国の関税政策の影響もあり受注の伸び悩みが続いた。工作機械関連事業では米国市場が比較的堅調で、中国市場の自動車メーカ向け設備も比較的好調だった一方、EMS関連は厳しい価格競争により成果が出ず、国内市場は低調な状況が続いた。両セグメントとも減収減益となった。
継続企業の前提に関する注記
同社グループは令和元年11月期(2019年11月期)以降、5期継続して営業損失及び経常損失を計上していた。2024年11月期には黒字転換を果たしたものの、当期は再び営業損失及び経常損失を計上し、安定的な利益の獲得には至っていないことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が引き続き存在するとしている。対応策の詳細は、決算短信の連結財務諸表に関する注記事項(継続企業の前提に関する注記)に記載されている。
財政状態とキャッシュ・フロー
2025年11月期末の総資産は、受取手形及び売掛金の減少等により前期末比891百万円減少し、29,361百万円となった。負債は長期借入金の返済や仕入債務の減少等により1,028百万円減少した。純資産は、親会社株主に帰属する当期純損失262百万円を計上したものの、退職給付に係る累計調整額の増加等により前期末比137百万円増加の2,985百万円となり、自己資本比率は9.7%(前期末9.0%)となった。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが987百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが127百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが335百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は3,437百万円となった。
| 項目 | 2025年11月期 | 2024年11月期 |
|---|---|---|
| 総資産 | 29,361百万円 | 30,252百万円 |
| 純資産 | 2,985百万円 | 2,848百万円 |
| 自己資本比率 | 9.7% | 9.0% |
| 1株当たり純資産 | 445円74銭 | 425円32銭 |
株主還元
当期の配当金は無配とした。次期についても、業績予想及び配当原資の状況を踏まえ、配当予想は無配としている。同社は、健全な財務体質を維持しつつ、安定的な配当を継続できるよう業績の改善に努めるとしている。
| 項目 | 2025年11月期(実績) | 2026年11月期(予想) |
|---|---|---|
| 1株当たり年間配当金 | 0円00銭(無配) | 0円00銭(無配) |
2026年11月期の業績予想
2026年11月期の連結業績予想は、売上高36,000百万円(前期比1.6%増)、営業利益700百万円、経常利益500百万円、親会社株主に帰属する当期純利益250百万円で、1株当たり当期純利益は39円14銭を見込む。当期に発生した仲裁費用等の一時的な費用は次期には発生せず、業績不振となった一部連結子会社の業績回復を見込んでおり、各損益ともプラスになる予定としている。
| 項目 | 2026年11月期(予想) | 増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 36,000百万円 | 1.6%増 |
| 営業利益 | 700百万円 | - |
| 経常利益 | 500百万円 | - |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 250百万円 | - |
本記事は津田駒工業が公表した2025年11月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。
※本記事は津田駒工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。