エスクリプトエナジー

エスクリプトエナジー、2026年3月期は127.2%増収も暗号資産評価損で当期純損失2,529百万円 業績予想は非開示

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事はエスクリプトエナジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エスクリプトエナジーは2026年5月14日、2026年3月期(2025年4月1日〜2026年3月31日)の決算短信を公表した。売上高は1,441百万円(前期比127.2%増)と大幅な増収となり、営業損失は146百万円(前期は営業損失292百万円)と赤字幅が縮小した。一方、主に暗号資産の評価損の計上等により、経常損失は2,524百万円(同経常損失295百万円)、当期純損失は2,529百万円(同当期純損失96百万円)と大幅な損失を計上した。2027年3月期の業績予想は非開示としている。

目次

業績(2026年3月期 実績)

増収は、不動産事業における物件売却の寄与によるものと短信は説明している。ニッケル事業はLMEのニッケル価格の低水準が続いて販売単価が低下したものの、販売数量の増加により売上高は前年並みの水準を確保した。不動産事業は保有物件の売却を実現し、資産の流動化と財務体質の改善を図るとともに賃貸料収入を計上した。教育事業とスマートDXソリューション事業は、収益性の改善が見込めない状況が続いたことから当事業年度に廃止した。2025年7月に開始したクリプトアセット事業は、継続的な運用収益を安定的に創出する体制の構築途上にあり、暗号資産に係る評価損益、運用損益及び売却損益は営業外損益に計上している。

短信は、経常損失と当期純損失は主として期末時点の市場価格を反映した会計上の評価損によるもので、キャッシュ・フローに直接的な影響を及ぼすものではないとしている。1株当たり当期純利益は△16円02銭(前期△0円68銭)、自己資本当期純利益率は△53.8%(同△3.4%)、売上高営業利益率は△10.1%(同△46.0%)だった。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高1,441百万円634百万円127.2%増
営業利益△146百万円△292百万円-
経常利益△2,524百万円△295百万円-
当期純利益△2,529百万円△96百万円-

財政状態とキャッシュ・フロー

2026年3月期末の総資産は5,668百万円(前期末3,006百万円)、純資産は4,701百万円(同2,871百万円)、自己資本比率は82.6%(同95.5%)となった。短信によると、流動資産は主に販売用不動産の減少により減少し、固定資産は主に暗号資産の増加により増加した。負債は主に1年内償還予定の社債と未払法人税等の増加により増加し、純資産は主に資本準備金の増加により増加した。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産5,668百万円3,006百万円
純資産4,701百万円2,871百万円
自己資本比率82.6%95.5%
1株当たり純資産26円85銭20円28銭

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが81百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが5,214百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが4,873百万円の収入となり、現金及び現金同等物の期末残高は1,901百万円となった。投資活動の支出は主に暗号資産の取得によるもので、財務活動の収入は主に株式の発行による収入である。

継続企業の前提に関する重要事象等

同社は前事業年度に営業損失と営業キャッシュ・フローのマイナスを計上し、当事業年度も中東情勢の悪化や原材料価格の高騰等の影響で収益改善の進捗が想定を下回り営業損失を計上したことから、「継続的な営業損失又は営業キャッシュ・フローのマイナス」の状況に該当し、継続企業の前提に関する重要事象等が存在すると開示している。一方で、保有不動産の売却等による資金確保と第三者割当増資による財務基盤の強化により、当面の事業運営に必要な資金は十分に確保されているとして、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められず、継続企業の前提に関する注記の記載は不要と判断している。

株主還元

2026年3月期は現在の経営状態を鑑みて期末配当を見送り、1株当たり年間配当金は0円00銭と前期に続き無配となった。次期の配当は未定としている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金0円00銭未定

2027年3月期の見通し

2027年3月期の業績予想は非開示とした。同社はBTCトレジャリー事業、トレジャリーアドバイザリー事業及びグリッド事業を中心とした事業展開を進めて収益基盤の構築に取り組むとしている。ただし、第10回新株予約権の行使状況を含む資金調達が進行中であることに加え、海外展開の進捗や事業環境の変動等の不確定要素が多く、合理的な算定が困難であるとしている。合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示するとしている。

本記事はエスクリプトエナジーが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事はエスクリプトエナジーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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