旭コンクリート工業

旭コンクリート工業、2026年3月期は営業利益9.8%増の609百万円 売上高5.7%増の7,636百万円 特別配当を含む年17円を継続

決算サマリー 2026.09.29
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※本記事は旭コンクリート工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

旭コンクリート工業が公表した2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)決算短信によると、売上高は7,636百万円(前期比5.7%増)、営業利益は609百万円(同9.8%増)、経常利益は676百万円(同10.7%増)、当期純利益は455百万円(同10.6%増)となり、増収増益となった。年間配当金は普通配当14円に特別配当3円を加えた17円。2027年3月期は売上高7,800百万円(同2.1%増)、営業利益620百万円(同1.8%増)を見込み、配当は同じく年17円を予定している。

目次

業績(2026年3月期 実績)

短信によると、同社の関連するコンクリート製品業界では、民間需要は都心部での駅前再開発事業や郊外における物流倉庫・工場の建設等に動きがあり、国土強靭化計画の推進により快適な都市環境と防災を両立する災害対策工事も引き続き堅調に推移した。しかしながら、労働力不足などによる工期の遅れや原材料価格の上昇などにより採算管理は一層厳しく、選別受注が難しい状況にあるとしている。

こうしたなか同社は、原価低減を図る一方、採算性を考慮した選別受注と生産性の効率化に取り組み、現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化の提案に、3D空間モデルや3Dプリンターモデル等のデジタル技術(CIM)を活用した受注活動を販売・設計部門が一体となって進めた。特別損益としては投資有価証券売却益と固定資産除却損を計上している。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高7,636百万円7,221百万円5.7%増
営業利益609百万円555百万円9.8%増
経常利益676百万円610百万円10.7%増
当期純利益455百万円411百万円10.6%増

1株当たり当期純利益は34円57銭(前期は31円30銭)、自己資本当期純利益率は3.6%(同3.6%)、売上高営業利益率は8.0%(同7.7%)である。

セグメント別の状況

主力のコンクリート関連事業は増収となった。部門別では、コンクリート二次製品部門が増収、工事部門が減収、工事用資材及びコンクリート製品に装着する資材等の仕入・販売を行うその他の部門が増収となった。不動産事業も増収となった。

財政状態とキャッシュ・フロー

当期末の総資産は、前期末の15,907百万円から16,766百万円となった。流動資産では売上債権が増加した一方、現金及び預金が減少し、固定資産では長期預金の預入により増加した。負債は仕入債務や繰延税金負債の増加などにより増加した。純資産は前期に比べ586百万円増加し、12,712百万円となった。主にその他有価証券評価差額金の増加によるものである。自己資本比率は75.8%(前期末は76.2%)、1株当たり純資産は965円17銭となった。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産16,766百万円15,907百万円
純資産12,712百万円12,126百万円
自己資本比率75.8%76.2%
1株当たり純資産965.17円921.61円

キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが388百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが348百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが274百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は2,559百万円となった。短信は、営業活動では税引前当期純利益や減価償却実施額等の資金の増加が売上債権の増加等を上回ったこと、投資活動では投資有価証券の売却による収入を長期預金の預入や有形固定資産の取得による支出が上回ったこと、財務活動では配当金の支払いを要因として挙げている。なお、同社のキャッシュ・フロー計算書における資金の範囲は手許現金・要求払い預金に限定している。

配当

2026年3月期の配当は、当初予想の1株当たり普通配当14円に特別配当3円を加えて17円に修正することを2025年11月7日に公表しており、年間17円(期末)となった。配当金総額は223百万円、配当性向は49.2%、純資産配当率は1.8%である。2027年3月期も普通配当14円に特別配当3円を加えた年間17円(配当性向47.6%)を予定している。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金17.00円17.00円
配当性向49.2%47.6%

2027年3月期の業績予想

2027年3月期の業績予想は、売上高7,800百万円(前期比2.1%増)、営業利益620百万円(同1.8%増)、経常利益700百万円(同3.6%増)、当期純利益470百万円(同3.3%増)である。1株当たり当期純利益の予想は35円69銭。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高7,800百万円2.1%増
営業利益620百万円1.8%増
経常利益700百万円3.6%増
当期純利益470百万円3.3%増

短信は、今後の国内経済について、原油価格・原材料価格の高騰による物価上昇、賃金引上げに伴う人材獲得の競争激化、国際情勢の緊張などにより先行きの不透明感が続くとしている。建設土木業界では、国土交通省が進める建設業のICT化により現場打ちコンクリート構造物のプレキャスト化が更に進み、インフラ老朽化対策を含む需要が堅調に推移すると予想している。同社は2024年3月期から2028年3月期を最終年度とする中期経営計画5ヶ年計画の4年目として、販売・設計・生産の各部門が一体となった体制の構築、新製品・新工法の研究開発、重点工場の設備更新、販管費の節減や棚卸資産の管理強化などを進めるとしている。

継続企業の前提に関する重要事象等、継続企業の前提に関する注記および重要な後発事象について、短信はいずれも「該当事項はありません」としている。

本記事は旭コンクリート工業が公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事は旭コンクリート工業が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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