※本記事はハンモックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
株式会社ハンモックの2026年3月期通期は、売上高4,889百万円(前期比+3.9%)、営業利益834百万円(同+5.5%)、経常利益867百万円(同+4.7%)、当期純利益685百万円(同+10.9%)となりました。ネットワークソリューションが「AssetView Cloud+」の導入加速によるクラウドサービス売上の伸長で前期比+9.5%と増収となった一方、セールスDXソリューションは同△0.4%、AIデータエントリーソリューションは同△17.6%でした。当期純利益は投資有価証券売却益(特別利益)129百万円、投資有価証券償還益(特別利益)48百万円の計上が寄与しています。2027年3月期は売上高5,287百万円(前期比+8.1%)、営業利益883百万円(同+5.9%)を計画し、1株当たり配当金は45円00銭を予定しています。
連結業績(2026年3月期 実績)
売上高は堅調に推移し前期比181百万円の増加(+3.9%)となりました。売上原価・販管費では、減価償却費がソフトウェアの減価償却の増加により前期比169百万円の増加(+37.2%)となったものの、売上高の増加に伴う固定費の相対的な逓減により、営業利益は前期比43百万円の増加(+5.5%)、営業利益率は16.8%から17.1%へ上昇しました。1株当たり当期純利益は162円93銭です。
| 項目 | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,889百万円 | 4,707百万円 | +3.9% |
| 売上総利益 | 2,116百万円 | 2,063百万円 | +2.6% |
| 販管費 | 1,281百万円 | 1,271百万円 | +0.8% |
| 営業利益 | 834百万円 | 791百万円 | +5.5% |
| 経常利益 | 867百万円 | 828百万円 | +4.7% |
| 当期純利益 | 685百万円 | 618百万円 | +10.9% |
| 1株当たり当期純利益 | 162円93銭 | 147円00銭 | – |
| 営業利益率 | 17.1% | 16.8% | – |

ソリューション別の状況
ネットワークソリューションは、「AssetView Cloud+」の導入加速によりクラウドサービスの売上が好調に推移し、売上高は3,138百万円(前期比+9.5%)となりました。クラウドサービスのARRは前期比+32.4%、ネットワークソリューション売上全体に占めるクラウドサービス売上比率は2026年3月期で43%です。セールスDXソリューションは、既存顧客の更新及びアップセルが堅調に推移しOEM以外の売上は順調に推移したものの、OEMによる売上が減少し、売上高は1,355百万円(同△0.4%)となりました。OEMを除いたARRは前期比+10.2%です。AIデータエントリーソリューションは、DX OCRの導入は順調に推移したものの、オンプレミス製品からクラウドサービスへの移行やWOZEの従量課金の減少などにより、売上高は395百万円(同△17.6%)となりました。全社のリカーリング売上高ARRは前期比+10.0%、2026年3月期売上高全体に占めるリカーリング売上比率は84.3%です。
| ソリューション | 2026年3月期 | 2025年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|---|
| ネットワークソリューション | 3,138百万円 | 2,867百万円 | +9.5% |
| セールスDXソリューション | 1,355百万円 | 1,360百万円 | △0.4% |
| AIデータエントリーソリューション | 395百万円 | 479百万円 | △17.6% |
| 合計 | 4,889百万円 | 4,707百万円 | +3.9% |

2027年3月期 業績予想
2027年3月期は、売上高5,287百万円(前期比+8.1%)、営業利益883百万円(同+5.9%)、経常利益899百万円(同+3.6%)、当期純利益585百万円(同△14.6%)を計画しています。1株当たり当期純利益は138円98銭の見込みです。ソリューション別では、ネットワークソリューションはクラウドサービスへのニーズが引き続き好調であり安定的に成長、セールスDXソリューションはOEM提供による売上高の減少も一巡し成長軌道へ回帰、AIデータエントリーソリューションはクラウドサービス拡大による成長を見込んでいます。
| 項目 | 2027年3月期 予想 | 2026年3月期(実績) | 前期比 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 5,287百万円 | 4,889百万円 | +8.1% |
| 売上総利益 | 2,223百万円 | 2,116百万円 | +5.1% |
| 販管費 | 1,339百万円 | 1,281百万円 | +4.6% |
| 営業利益 | 883百万円 | 834百万円 | +5.9% |
| 経常利益 | 899百万円 | 867百万円 | +3.6% |
| 当期純利益 | 585百万円 | 685百万円 | △14.6% |
| 1株当たり当期純利益 | 138円98銭 | 162円93銭 | – |


株主還元
2026年3月期の1株当たり配当金は40円00銭(前期は30円00銭)、配当性向は24.6%となりました。2027年3月期は1株当たり配当金45円00銭を予定しており、配当性向は32.4%の見込みです。
| 項目 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期 予想 |
|---|---|---|---|
| 1株当たり配当金 | 30円00銭 | 40円00銭 | 45円00銭 |
| 配当性向 | 20.4% | 24.6% | 32.4% |
事業トピックス・成長戦略
ネットワークソリューションでは、SaaS管理・アーカイブ機能の強化、Microsoft 365連携による添付ファイルの自動リンク化、AssetView Cloud+と「SentinelOne® Singularity」を用いたMDRサービスの提供開始、AssetView Cloud+のログを分析するリスク検知オプションのリリースなど、セキュリティ強化に繋がる機能を中心に強化を行いました。セールスDXソリューションでは、AIエージェント領域へ機能拡張し、ホットプロファイルがAI搭載の“次世代”営業プラットフォームへ進化しています。AIデータエントリーソリューションでは、「DX OCR」でスマートフォン版OCRアプリのリリースや小売業向けチェーンストア統一伝票への対応を行いました。
成長戦略として、ハンモックサイクルによる事業領域拡大、全ソリューションのリカーリング型ビジネスモデルへの移行に加え、SaaS×BPO×AIによるBPaaSへの展開と非連続成長に挑戦するとしています。M&A等への投資の検討も進めており、主な実績として2025年4月に日本サイバーセキュリティファンドへ出資、2026年4月にアディッシュ社と資本業務提携を行いました。
※本記事はハンモックが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。