東宝は通期の「今後の見通し」が決算説明資料への参照に簡素化され構成変更型の大幅減少となった一方、四半期は業績予想修正の有無による分量差にとどまり粒度は同等。
調査の概要
本記事は、東証プライム市場の時価総額上位500社を対象に、決算短信の「経営成績等の概況」相当部分の記載がどう変化したかを調べた調査の一部で、東宝分です。
通期: 2025年2月期決算短信 と 2026年2月期決算短信(開示日: 2025年4月14日 → 2026年4月14日)
四半期: 2026年2月期 第1四半期決算短信 と 2027年2月期 第1四半期決算短信(開示日: 2025年7月15日 → 2026年7月15日)
ここでいう定性文とは、決算短信のうち「1. 経営成績等の概況」相当の見出しから、次の大見出しの手前までの記述を指します。文字数は、タイトル名(『』)を除外し、空白を除いて計測しています。
通期決算短信の比較
文字数: 8,759字 → 5,578字(前期比-36%、大幅減少)
見出し構成の変化: 変化なし
粒度の判定: 粗くなった
セグメント情報注記: あり(568字) → あり(1048字)
変化の型: 構成変更型、簡素化型、出来事型
増えた要素
- スバル興業(株)への独占禁止法関連の立入検査に伴う「独占禁止法関連損失」計上の言及
- 「中期経営計画2028」策定・推進の言及
- 顧客ID統合の新サービス「TOHO-ONE」開始の言及
減った要素
- 次期見通しにおける個別作品タイトルの網羅的な列挙
- 劇場別・月別の演劇公演スケジュール一覧
- セグメント別の詳細な取り組み説明・営業収入見込みの内訳
要約: 「(4)今後の見通し」が、前期の詳細な作品リスト・公演スケジュール・セグメント別説明から、業績数値のみを示し詳細は別途公表の「決算説明資料」に委ねる形へ大幅に簡素化された。経営成績の概況自体は同程度の粒度で記載されているが、見通し部分の情報が別資料へ移されたことで全体の文字数が大きく減少した。
四半期決算短信の比較
文字数: 4,206字 → 3,822字(前期比-8.3%、減少)
見出し構成の変化: 変化なし
粒度の判定: 同等
セグメント情報注記: あり(409字) → あり(50字)
変化の型: 出来事型
増えた要素
- 新規劇場「TOHOシネマズ大井町」開業の言及
- 映像作品ライセンス事業の会社分割(TOHO Global(株)への承継)の言及
減った要素
- 業績予想修正時の前回予想(A)/修正予想(B)比較表(今期は予想に変更なしのため一文のみ)
要約: 前年同期は業績予想の修正があり詳細な比較表を記載していたが、今期は予想に変更がなかったため一文で済ませており、その分量差が主因。経営成績の説明自体は新規劇場開業や事業承継など新たな事象を反映しつつ同程度の粒度を維持している。
定性文の全文(前期・今期)
通期 2025年2月期
出典: 東宝 2025年2月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年4月14日(https://www2.jpx.co.jp/disc/96020/140120250410513077.pdf)
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境が改善する下で、景気の緩やかな回復基調が見られる一方、海外景気の下振れによる景気の下押しリスクや物価上昇、アメリカの政策動向、金融資本市場の変動の影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような情勢下にあって当社グループの当連結会計年度における経営成績は、営業収入は3131億7千1百万円(前年度比10.5%増)、営業利益は646億8千4百万円(同9.2%増)、経常利益は644億5千5百万円(同2.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は433億5千7百万円(同4.3%減)となりました。「中期経営計画2025」の実現に向けて取り組みを進めた結果、数値目標として掲げていた「営業利益の最高益(528億円)更新」を2年連続で達成することができました。セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。映画事業映画営業事業では、東宝㈱において、共同製作や配給した作品のうち、「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」が大ヒット、「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」「変な家」「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」「グランメゾン・パリ」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」「劇場版ドクターX FINAL」「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」「映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記」「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」「スオミの話をしよう」「ファーストキス1ST KISS」がヒットいたしました。また、東宝東和㈱において配給した「怪盗グルーのミニオン超変身」もヒットいたしました。前連結会計年度中に公開された「劇場版ハイキュー ‼ ゴミ捨て場の決戦」も高稼働となりました。その他、「ゴジラ-1.0」の国内外における配信権収入やテレビ放映権収入が業績に寄与いたしました。これらの結果、映画営業事業の営業収入は55,958百万円(前年度比20.3%増)、営業利益は22,088百万円(同23.3%増)となりました。なお、上記営業収入の主な内訳として、映画館への配給が34,176百万円(前年度比1.6%増)、劇場用映画の国内配信が3,524百万円(同164.3%増)となりました。映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、上記配給作品の他、「はたらく細胞」「インサイド・ヘッド2」「モアナと伝説の海2」等の話題作を上映いたしました。当連結会計年度における映画館入場者数は38,399千人と前年度比6.1%の減少となりました。これらの結果、映画興行事業の営業収入は75,633百万円(前年度比3.6%減)、営業利益は9,772百万円(同11.8%減)となりました。当連結会計年度中の劇場の異動につきましては、2025年1月12日に関西共栄興行㈱が島根県松江市「松江東宝5」(5スクリーン)を閉館いたしました。これにより、当企業集団の経営するスクリーン数は5スクリーン減の全国で717スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。映像事業では、東宝㈱において、「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」「SPY×FAMILY」「葬送のフリーレン」「薬屋のひとりごと」「怪獣8号」等、製作出資いたしましたTOHO animation作品の国内外の配信・商品化権収入に加え、各種配分金収入が業績に大きく貢献いたしました。パッケージ事業では「ゴジラ-1.0」が好調なセールスとなった他、TOHO animation作品の「劇場版ハイキュー ‼ ゴミ捨て場の決戦」「葬送のフリーレン」「ウマ娘 プリティーダービー」等の販売が伸長いたしました。出版・商品事業では、劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいて「劇場版ハイキュー ‼ ゴミ捨て場の決戦」「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト」をはじめとする当社配給作品の販売が好調に推移いたしました。また、「ハイキュー!!」「呪術廻戦」をはじめとするTOHO animation作品や生誕70周年を迎えた「ゴジラ」を中心とする東宝怪獣キャラクターのキャラクターグッズ販売が大きく伸長し営業収入に寄与いたしました。ゲーム事業では、「呪術廻戦 ファントムパレード」グローバル版の全世界配信を開始いたしました。㈱東宝ステラでは、ECサイトでの販売が好調に推移いたしました。TOHOスタジオ㈱では、制作及びスタジオ事業の一体運営を図り、堅調に稼働いたしました。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、原価管理に努めながら、映画やTV・ライブイベント等での舞台製作・美術製作やテーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務等を受注いたしました。これらの結果、映像事業の営業収入は77,661百万円(前年度比14.5%増)、営業利益は18,946百万円東宝株式会社(9602)2025年2月期 決算短信(同20.5%増)となりました。なお、上記営業収入の主な内訳として、アニメコンテンツの利用が33,881百万円(前年度比16.1%増)、パッケージの販売が6,741百万円(同5.0%減)、映像作品等に係る美術製作が9,784百万円(同6.7%増)となりました。以上の結果、映画事業全体では、営業収入は209,253百万円(前年度比8.5%増)、営業利益は50,807百万円(同
13.6%増)となりました。演劇事業演劇事業では、東宝㈱の帝国劇場におきまして、「帝国劇場 クロージングラインナップ」として「舞台『千と千尋の神隠し』」「Endless SHOCK(Endless SHOCK/ Endless SHOCK Eternal)」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」「モーツァルト!」「DREAM BOYS」「Endless SHOCK」「レ・ミゼラブル」「CONCERT THE BEST NewHISTORY COMING」を上演し全席完売となりました。なお、帝国劇場は2025年2月28日をもって予定の公演をすべて終了し、再開発のために一時休館することとなりました。シアタークリエにおきましては「ファンレター」「Nextto Normal」が満席となった他、「骨と軽蔑」「町田くんの世界」「ナビレラ -それでも蝶は舞う-」「ライムライト」「VOICARION XVⅢ~Mr.Prisoner~」「tick, tick…BOOM!」「VOICARION XIX ~スプーンの盾~」等を上演いたしました。また、「舞台『千と千尋の神隠し』」「モーツァルト!」「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」等の社外公演を展開し、「舞台『千と千尋の神隠し』」はロンドン・コロシアムでのロングラン公演も大盛況となりました。その他、「CONCERT THE BEST New HISTORY COMING」のライブ配信及びライブビューイングや「Endless SHOCK」のライブビューイングなどを実施いたしました。東宝芸能㈱では、所属俳優がCM出演等で堅調に推移いたしました。以上の結果、演劇事業の営業収入は22,890百万円(前年度比13.6%増)、営業利益は4,129百万円(同32.6%増)となりました。不動産事業不動産賃貸事業では、前連結会計年度末に㈱東京楽天地を連結子会社としており、当連結会計年度より経営成績に含んでおります。賃貸用不動産の空室率は、当連結会計年度末において0.9%となりました。再開発物件や新規に取得した物件の寄与がありましたが、建設工事費の高騰や大規模修繕費など一時的な費用の増加もあったことから、不動産賃貸事業の営業収入は37,949百万円(前年度比29.1%増)、営業利益は10,740百万円(同7.3%減)となりました。道路事業では、公共投資が底堅く推移しましたが、慢性的な建設技能者の不足や建設業界にも適用された「働き方改革関連法」への対応が喫緊の課題となる等、依然として予断を許さない状況が続きました。このような状況の中、スバル興業㈱と同社の連結子会社は、一般競争入札における総合評価落札方式への対応強化を図り各種工事の受注に努めましたが、大型の工事案件の受注が前期と比べ減少いたしました。その結果、道路事業の営業収入は30,274百万円(前年度比3.5%増)、営業利益は4,805百万円(同1.9%減)となりました。なお、営業収入の主な内訳は、道路の維持管理・清掃等28,056百万円(前年度比5.4%増)であり、またその他の収益980百万円(同19.7%増)が含まれております。不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱において、原材料価格の高騰や人手不足が継続する中、新規受注や品質向上に取り組むとともに請負金額の改定や業務の効率化等に努めました。その結果、営業収入は11,430百万円(前年度比8.8%増)、営業利益は1,280百万円(同14.2%増)となりました。以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は79,653百万円(前年度比15.2%増)、営業利益は16,826百万円(同4.4%減)となりました。その他事業東宝共榮企業㈱の「東宝調布スポーツパーク」やTOHOリテール㈱の劇場売店等において、積極的な営業活動に努めました。その結果、その他事業の営業収入は1,372百万円(前年度比9.2%増)、営業利益は162百万円(同6.8%減)となりました。東宝株式会社(9602)2025年2月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は37,241百万円増加し、653,068百万円となりました。これは主に、現先短期貸付金で20,004百万円の減少がありましたが、受取手形、売掛金及び契約資産で13,905百万円、棚卸資産で7,937百万円、土地で20,916百万円、のれんで16,119百万円の増加があったこと等によるものです。負債では前連結会計年度末から27,181百万円増加し、158,253百万円となりました。これは主に、未払金で11,877百万円、繰延税金負債で6,359百万円の増加があったこと等によるものです。純資産は前連結会計年度末と比較して10,059百万円増加し、494,815百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益43,357百万円の計上及び剰余金の配当17,212百万円による利益剰余金26,145百万円の増加の他に、自己株式が22,203百万円の増加、その他有価証券評価差額金で10,561百万円の増加、為替換算調整勘定で4,399百万円の増加、非支配株主持分で9,439百万円の減少があったこと等によるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,815百万円減少し、76,608百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が66,065百万円、減価償却費が14,363百万円ありましたが、仕入債務の減少が5,842百万円、法人税等の支払額が21,763百万円あったこと等により、51,617百万円の資金の増加(前年度比8,267百万円の増加)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金は、有価証券の売却による収入が55,210百万円ありましたが、有価証券の取得による支出が16,988百万円、有形固定資産の取得による支出が32,532百万円、子会社株式の取得による支出が12,445百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が10,685百万円あったこと等により、18,465百万円の資金の減少(前年度比44,241百万円の増加)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金は、自己株式の取得による支出が20,060百万円、配当金の支払額が17,188百万円あったこと等により、39,298百万円の資金の減少(前年度比27,667百万円の減少)となりました。東宝株式会社(9602)2025年2月期 決算短信
(4)今後の見通し(次連結会計年度の見通し)当社グループでは、物価上昇の影響など先行き不透明な状況が予想され今後の市場、消費者動向には相当程度の不確実性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。当社グループの報告セグメントは、「映画事業」、「演劇事業」及び「不動産事業」としておりましたが、次連結会計年度より「映画事業」、「IP・アニメ事業」、「演劇事業」及び「不動産事業」に変更することといたしました。詳細は、添付資料21ページの3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(重要な後発事象)をご参照ください。なお、「映画事業」及び「IP・アニメ事業」に係る各数値は報告セグメント変更後の金額となっていることから前年度比は記載しておりません。映画事業東宝㈱、東宝東和㈱等において以下の作品を共同製作、配給する予定です。これにより、映画営業事業の営業収入は40,900百万円を見込んでおります。東宝㈱ 共同製作/配給作品映画ドラえもん のび太の絵世界物語 お嬢と番犬くん映画『少年と犬』 名探偵コナン 隻眼の残像#真相をお話しします 国宝ドールハウス 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッシ『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカョン』 ベダンサーズ』8番出口 隣のステラブラック・ショーマン 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』沈黙の艦隊 北極海大海戦 秒速5センチメートル平場の月 果てしなきスカーレット東宝㈱ 共同製作/TOHO NEXT配給作品ZEROBASEONE THE FIRST TOUR [TIMELESS WORLD] IN映画しまじろう『しまじろうと ゆうきのうた』CINEMASアニメ『怪獣8号』第1期総集編/同時上映「保科『鬼滅の刃』テレビシリーズ特別編集版の休日」『Love Letter』【4K リマスター】 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 リバイバル上映劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折 LUPIN THE ⅢRD THE MOVIE 不死身の血族東宝東和㈱等 配給受託作品BETTER MAN/ベター・マンウィキッド ふたりの魔女(東和ピクチャーズ㈱)ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニの今 ング(東和ピクチャーズ㈱)Mr.ノボカインジュラシック・ワールド/復活の大地(東和ピクチャーズ㈱)ヒックとドラゴン映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、上記配給作品を中心として邦洋画の話題作を上映する予定です。映画興行事業の営業収入は76,700百万円を見込んでおります。映像関連事業では、TOHOスタジオ㈱は、制作及びスタジオ事業の一体運営の機能強化を図り、映画・TV・CM制作等の受注獲得に努めてまいります。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では施工管理・原価管理等に努めながら、映画東宝株式会社(9602)2025年2月期 決算短信やTVの美術製作、イベント工事等を確保すべく新規顧客開拓等に努め、積極的な営業活動に取り組んでまいります。以上より、映像関連事業の営業収入は14,600百万円を見込んでおります。これらの結果、映画事業全体では、営業収入は132,200百万円を見込んでおります。IP・アニメ事業IP・アニメ事業では、「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」を中心としたTOHO animation作品の幅広い利用による収益拡大に努めます。東宝㈱のTOHO animation において、「Dr.STONE SCIENCE FUTURE」「薬屋のひとりごと」「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-」「怪獣8号」「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」「SPY×FAMILY Season3」「葬送のフリーレン」等の製作出資をいたします。パッケージ事業においては「薬屋のひとりごと」をはじめとしたバラエティに富んだラインナップを提供し、様々な取り組みを展開いたします。出版・商品事業は劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいて「鬼滅の刃 無限城編 第一章」「名探偵コナン 隻眼の残像」等の当社配給作品等を幅広く提供する他、TOHO animation作品のキャラクターグッズの更なる販路拡大に注力してまいります。また、「ゴジラ」をはじめとする「東宝怪獣キャラクター」のIP価値向上を目指し、2025年3月にはダイバーシティ東京プラザに「ゴジラ・ストアDaiba」、4月には渋谷PARCOに「ゴジラ・ストアShibuya」をオープンするなど、あらゆる顧客層へ向けた様々な施策を展開いたします。海外事業の統括会社であるTOHO Global㈱と同社の連結子会社では、IP・映像作品の積極的な海外展開を行います。㈱東宝ステラは、東宝㈱と連携しながら「TOHO animation STORE」等のECサイトを運営してまいります。これらの結果、IP・アニメ事業の営業収入は69,800百万円を見込んでおります。演劇事業演劇事業では、東宝㈱のシアタークリエとその他の劇場において以下の公演を予定しております。また、2025年7月から8月にかけて「舞台『千と千尋の神隠し』」を上海文化広場にて上演いたします。この他、社外公演として「レ・ミゼラブル」「エリザベート」「SPY×FAMILY」等を全国に展開いたします。東宝芸能㈱では、CM、TV、映画等での所属俳優の活動に向けて積極的に営業活動を展開してまいります。これらの結果、演劇事業の営業収入は18,600百万円(前年度比18.7%減)を見込んでおります。シアタークリエ(2-3月) ヒーロー (3-4月) ボニー&クライド *(5月) 陽気な幽霊 (6月) Nostalgic Cabaret(6-7月)“ever” Naoto Kaiho Stage Entertainment(7-8月) Only 1, NOT No.1Activities 30th Concert(8-9月) ジャージー・ボーイズ * (10月) エノケン *その他の劇場(3月) 屋根の上のヴァイオリン弾き (4月) 1789-バスティーユの恋人たち-(明治座) (明治座)(4月) ウェイトレス (4月) フランケンシュタイン(日生劇場)* (東京建物 Brillia HALL)*(5月) 二都物語 (5月) ダンス オブ ヴァンパイア(明治座) (東京建物 Brillia HALL)(6月) 梨泰院クラス (8月) 「ナイツ・テイル-騎士物語-」ARENA LIVE(東京建物 Brillia HALL) (東京ガーデンシアター)(8-9月) 「レ・ミゼラブル」ワールドツアー (8-9月) 四月は君の嘘スペクタキュラー(東急シアターオーブ)* (昭和女子大学人見記念講堂)*(9-10月) SPY×FAMILY (9月) Once(ウェスタ川越、日生劇場) (日生劇場)(10月) CLUB SEVEN another placeⅡ (10-11月) エリザベート(有楽町よみうりホール) (東急シアターオーブ)(10月) マタ・ハリ (12月) 十二国記 -月の影 影の海-(東京建物 Brillia HALL)* (日生劇場)(注)作品名の「*」は共同製作公演となります。東宝株式会社(9602)2025年2月期 決算短信不動産事業不動産賃貸事業では、建設工事費の高騰が続く中、長期的視野に立った設備改修や再開発の企画立案を通し、全国に所有する不動産の有効活用に努めつつ、テナントに対するきめ細かな対応と意思の疎通に心掛け、業績の向上を目指します。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は37,300万円(前年度比1.7%減)を見込んでおります。道路事業では、スバル興業㈱と同社の連結子会社が、原価管理の徹底を基本とし、積極的な営業活動を行い、受注の拡大を図ってまいります。道路事業の営業収入は29,300百万円(前年度比3.2%減)を見込んでおります。不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱が原材料価格の高止まりや慢性的な人手不足の続く事業環境下において、請負価格の改定と新規受注の獲得に向けて積極的な営業活動に取り組んでまいります。その結果、不動産保守・管理事業の営業収入は11,400百万円(前年度比0.3%減)を見込んでおります。以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は78,000百万円(前年度比2.1%減)を見込んでおります。その他事業東宝共榮企業㈱の「東宝調布スポーツパーク」において積極的に営業施策等を展開してまいります。また、TOHOリテール㈱の劇場売店等において採算性等を勘案して営業活動を行います。その結果、その他事業の営業収入は1,400百万円(前年度比2.0%増)を見込んでおります。なお、次連結会計年度における設備投資は、予算17,100百万円(減価償却費相当額14,400百万円の範囲内での通常の改修工事を含む)で行うことを見込んでおります。以上の結果、次連結会計年度の営業収入は3000億円(前年度比4.2%減)、営業利益は570億円(前年度比11.9%減)、経常利益は550億円(前年度比14.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は375億円(前年度比13.5%減)を見込んでおります。
通期 2026年2月期
出典: 東宝 2026年2月期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年4月14日
1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況当連結会計年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇や米国の通商政策動向などの景気の下押しリスク、金融資本市場の変動、中東情勢の影響を注視する必要があるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような情勢下にあって当社グループでは、2025年4月に策定した「中期経営計画 2028」で掲げた数値目標の達成に向け、計画に基づく各事業の推進と業績の向上に努めました。当連結会計年度における経営成績は、営業収入は3606億6千3百万円(前年度比15.2%増)、営業利益は678億8千9百万円(同5.0%増)、経常利益は701億4千万円(同8.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は517億6千8百万円(同19.4%増)となりました。なお、当社の連結子会社であるスバル興業㈱が公正取引委員会による立入検査を受けたことに伴い、「独占禁止法関連損失」を特別損失に計上しております。報告セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分及び顧客との契約から生じる収益を分解した情報の表示区分を変更しております。詳細は、添付資料「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)1 報告セグメントの概要」及び「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(収益認識関係)」をご参照ください。前連結会計年度の数値については変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。映画事業映画営業事業では、東宝㈱において、共同製作や配給した作品のうち、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章猗窩座再来」のメガヒットや22年ぶりに邦画実写の興行収入記録を塗り替え興行収入200億円を突破した「国宝」が大きな話題となり、好調に推移いたしました。また、「名探偵コナン 隻眼の残像」「劇場版『チェンソーマンレゼ篇』」が大ヒット、「劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』」「8番出口」「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」「ほどなく、お別れです」「映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ」「ブラック・ショーマン」「秒速5センチメートル」「#真相をお話しします」「ドールハウス」「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」「映画『教場 Requiem』」もヒットいたしました。東宝東和㈱等が配給した「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」「ジュラシック・ワールド/復活の大地」「ウィキッド ふたりの魔女」も高稼働となりました。これらの結果、映画営業事業の営業収入は64,368百万円(前年度比34.5%増)、営業利益は18,731百万円(同7.7%増)となりました。なお、変更後の区分に組み替えた前連結会計年度の営業収入は47,862百万円、営業利益は17,397百万円となっております。営業収入の主な内訳として、映画館への国内配給が55,057百万円(前年度比61.1%増)、映像の利用・許諾が7,788百万円(同36.8%減)となりました。映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、上記配給作品が興行を牽引した他、「ズートピア2」「リロ&スティッチ」「マインクラフト/ザ・ムービー」等の幅広いジャンルの話題作を上映し、大変好調に推移いたしました。また、飲食売店において積極的な営業施策を展開いたしました。当連結会計年度における映画館入場者数は49,002千人と前年度比27.6%の増加となりました。これらの結果、映画興行事業の営業収入は97,585百万円(前年度比29.0%増)、営業利益は16,579百万円(同69.7%増)となりました。なお、当連結会計年度中の劇場の異動はありません。当企業集団の経営するスクリーン数は全国で717スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。映像関連事業では、TOHOスタジオ㈱において、制作及びスタジオ事業の一体運営を図り、堅調に稼働いたしました。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、原価管理に努めながら、映画やTV・ライブイベント等での舞台製作・美術製作やテーマパークにおける展示物の製作業務、大規模改修工事等を受注いたしました。これらの結果、映像関連事業の営業収入は20,663百万円(前年度比26.3%増)、営業利益は1,991百万円(同36.7%増)となりました。なお、変更後の区分に組み替えた前連結会計年度の営業収入は16,366百万円、営業利益は1,456百万円となっております。営業収入の主な内訳は、映像作品等に係る美術製作が10,617百万円(前年度比8.5%増)であります。東宝株式会社(9602)2026年2月期 決算短信以上の結果、映画事業全体では、営業収入は182,617百万円(前年度比30.6%増)、営業利益は37,302百万円(同30.3%増)となりました。IP・アニメ事業IP・アニメ事業では、東宝㈱において、「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」「薬屋のひとりごと」「ハイキュー!!」「Dr.STONE」「葬送のフリーレン」等、製作出資いたしましたTOHO animation作品の国内外の配信利用、各種配分金収入が大きく貢献いたしました。また、「呪術廻戦」「ハイキュー!!」に加え、「ゴジラ」等の国内外における商品化権収入が伸長いたしました。劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいては「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」「名探偵コナン 隻眼の残像」「国宝」「劇場版『チェンソーマン レゼ篇』」をはじめとする当社配給作品の販売が好調に推移いたしました。「ゴジラ カードゲーム」等の「ゴジラ」商品の販売も伸長した他、「ゴジラ・ストア」の新規出店がありました。また、海外事業の統括会社であるTOHO Global㈱と同社の連結子会社では、当社グループの扱うIP及び映像作品の積極的な海外展開に取り組んでおります。以上の結果、IP・アニメ事業の営業収入は75,265百万円(前年度比8.5%増)、営業利益は17,296百万円(同
22.2%減)となりました。なお、上記営業収入の主な内訳として、映像の利用・許諾が34,112百万円(前年度比24.9%増)、商品化権等の利用・許諾が15,905百万円(同9.0%増)、商品の販売が18,054百万円(同18.2%減)となりました。演劇事業演劇事業では、2025年2月28日をもって東宝㈱の帝国劇場が休館となっております。シアタークリエにおいて「ボニー&クライド」「陽気な幽霊」「Nostalgic Cabaret」「Only 1, NOT No.1」「ジャージー・ボーイズ」「エノケン」「バグダッド・カフェ」「Yuichiro & Friends 2」「ダディ・ロング・レッグズ」「ピアフ」「2時22分 ゴーストストーリー」等を上演いたしました。また、「二都物語(明治座)」「ダンス オブ ヴァンパイア(東京建物 Brillia HALL)」「梨泰院クラス(東京建物 Brillia HALL)」「『レ・ミゼラブル』ワールドツアースペクタキュラー(東急シアターオーブ、フェスティバルホール、他)」「Once(日生劇場)」「SPY×FAMILY(ウェスタ川越、日生劇場)」「キャッシュ・オン・デリバリー(THEATER MILANO-Za)」「十二国記 -月の影 影の海-(日生劇場)」等を外部の劇場にて上演して公演数の確保に努め、「『ナイツ・テイル-騎士物語-』 ARENALIVE(東京ガーデンシアター)」「エリザベート(東急シアターオーブ)」は大入りとなりました。その他、「レ・ミゼラブル」「エリザベート」の社外公演や「舞台『千と千尋の神隠し』」海外公演等を展開いたしました。東宝芸能㈱では、所属俳優がCM出演等で好調に稼働いたしました。以上の結果、演劇事業の営業収入は22,310百万円(前年度比2.5%減)、営業利益は3,463百万円(同16.1%減)となりました。不動産事業不動産賃貸事業では、全国に所有する不動産が堅調に稼働いたしました。保有物件の有効活用に努めつつ、テナントに対するきめ細やかな対応により、賃貸用不動産の空室率は、当連結会計年度末において0.4%となりました。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は37,779百万円(前年度比0.4%減)、営業利益は12,881百万円(同19.9%増)となりました。道路事業では、公共投資が底堅く推移しましたが、慢性的な建設技能者不足や労務費・資機材価格の上昇等により、引き続き厳しい事業環境となりました。このような状況の中、スバル興業㈱と同社の連結子会社は、各種工事の受注に努めましたが、大型工事案件の減少や一部作業の発注抑制等もあり、道路事業の営業収入は29,611百万円(前年度比2.2%減)、営業利益は4,863百万円(同1.2%増)となりました。なお、営業収入の主な内訳は、道路の維持管理・清掃等27,242百万円(前年度比2.9%減)であり、またその他の収益1,001百万円(同2.2%増)が含まれております。不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱において、資材価格や労務費が上昇す東宝株式会社(9602)2026年2月期 決算短信る中、新規受注や既存取引先との請負金額の改定等に努めた他、大型案件の受注もありました。その結果、営業収入は11,788百万円(前年度比3.1%増)、営業利益は1,284百万円(同0.3%増)となりました。以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は79,179百万円(前年度比0.6%減)、営業利益は19,030百万円(同13.1%増)となりました。
(2)当期の財政状態の概況当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は49,865百万円増加し、702,934百万円となりました。これは主に、建物及び構築物(純額)で4,672百万円の減少がありましたが、現金及び預金で8,065百万円、受取手形、売掛金及び契約資産で3,168百万円、有価証券で22,402百万円、建設仮勘定で5,185百万円、投資有価証券で10,439百万円の増加があったこと等によるものです。負債では前連結会計年度末から11,690百万円増加し、169,943百万円となりました。これは主に、買掛金で2,804百万円の減少がありましたが、未払金で2,941百万円、未払費用で2,005百万円、未払法人税等で1,868百万円、繰延税金負債で4,962百万円の増加があったこと等によるものです。純資産は前連結会計年度末と比較して38,175百万円増加し、532,990百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益51,768百万円の計上、剰余金の配当15,684百万円及び自己株式の消却等に伴う資本剰余金への振替37,046百万円等により利益剰余金が843百万円減少しましたが、自己株式が25,401百万円の減少、その他有価証券評価差額金で14,526百万円の増加があったこと等によるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10,074百万円増加し、86,683百万円となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益が75,903百万円、減価償却費が13,872百万円ありましたが、法人税等の支払額が24,518百万円あったこと等により、65,334百万円の資金の増加(前年度比13,717百万円の増加)となりました。(投資活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における投資活動による資金は、有価証券の売却による収入が59,110百万円、投資有価証券の売却による収入が10,555百万円ありましたが、有価証券の取得による支出が72,828百万円、有形固定資産の取得による支出が15,438百万円あったこと等により、24,904百万円の資金の減少(前年度比6,438百万円の減少)となりました。(財務活動によるキャッシュ・フロー)当連結会計年度における財務活動による資金は、自己株式の取得による支出が14,969百万円、配当金の支払額が15,663百万円あったこと等により、31,326百万円の資金の減少(前年度比7,971百万円の増加)となりました。東宝株式会社(9602)2026年2月期 決算短信
(4)今後の見通し(次連結会計年度の見通し)当社グループを取り巻く事業環境は、物価上昇の影響など先行き不透明な状況が予想され、今後の市場、消費者動向には相当程度の不確実性があり、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。次連結会計年度の営業収入は3450億円、営業利益は620億円、経常利益は670億円、親会社株主に帰属する当期純利益は410億円を見込んでおります。詳細につきましては、本日公表の「2026年2月期決算説明資料」に記載しております。なお、次連結会計年度における設備投資は、「TOHOシネマズ 大井町」及び「TOHOシネマズ 名古屋栄」のオープン等を予定しており、予算29,800百万円(減価償却費相当額14,000百万円の範囲内での通常の改修工事を含む)で行うことを見込んでおります。また、グループの顧客IDを統合した新サービス「TOHO-ONE」を2026年3月に開始いたします。これにより、顧客データ基盤を整備し、顧客体験の進化と事業間シナジーを創出いたします。
四半期 2026年2月期 第1四半期
出典: 東宝 2026年2月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2025年7月15日(https://www2.jpx.co.jp/disc/96020/140120250711512812.pdf)
1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかに回復しているものの、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクの高まりに加え、物価上昇の継続が個人消費に及ぼす影響なども景気を下押しするリスクとなっており、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような情勢下にあって当社グループでは、本年4月に「中期経営計画 2028」を策定し、新たな数値目標の達成を目指して各事業を推進しております。当第1四半期連結累計期間における経営成績は、営業収入は848億7千8百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益は193億3千9百万円(同21.3%減)、経常利益は189億2千9百万円(同18.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は115億6千5百万円(同28.4%減)となりました。報告セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分及び顧客との契約から生じる収益を分解した情報の表示区分を変更しております。詳細は、添付資料「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)2.報告セグメントの変更等に関する事項」及び「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(収益認識関係)」をご参照ください。前第1四半期連結累計期間の数値については変更後の区分に組み替えた数値で比較しております。映画事業映画営業事業では、東宝㈱において、共同製作や配給した作品のうち、「名探偵コナン 隻眼の残像」が「名探偵コナン」シリーズ3作品連続で興行収入100億円を突破する大ヒットとなった他、「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」「#真相をお話しします」もヒットいたしました。また、東宝東和㈱等が配給した「ウィキッド ふたりの魔女」「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」も高稼働となりました。これらの結果、映画営業事業の営業収入は12,992百万円(前年同期比26.5%減)、営業利益は4,185百万円(同50.3%減)となりました。なお、変更後の区分に組み替えた前第1四半期連結累計期間の営業収入は17,673百万円、営業利益は8,416百万円となっております。営業収入の主な内訳として、映画館への国内配給が10,638百万円(前年同期比23.7%減)、映像の利用・許諾が2,063百万円(同40.0%減)となりました。映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、上記配給作品の他、「マインクラフト/ザ・ムービー」等の洋画の話題作を上映したことに加えて、ライブビューイング作品も好調に稼働いたしました。当第1四半期連結累計期間における映画館入場者数は10,969千人と前年同期比2.2%の減少となりました。これらの結果、映画興行事業の営業収入は22,143百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益は3,972百万円(同4.4%増)となりました。なお、当第1四半期連結累計期間中の劇場の異動はありません。当企業集団の経営するスクリーン数は全国で717スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。映像関連事業では、TOHOスタジオ㈱において、制作及びスタジオ事業の一体運営を図り、堅調に稼働いたしました。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、原価管理に努めながら、映画やTV・ライブイベント等での舞台製作・美術製作やテーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務等を受注いたしました。これらの結果、映像関連事業の営業収入は5,138百万円(前年同期比32.0%増)、営業利益は888百万円(同43.9%増)となりました。なお、変更後の区分に組み替えた前第1四半期連結累計期間の営業収入は3,892百万円、営業利益は617百万円となっております。営業収入の主な内訳は、映像作品等に係る美術製作が2,799百万円(前年同期比31.2%増)であります。以上の結果、映画事業全体では、営業収入は40,274百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益は9,046百万円(同
29.5%減)となりました。東宝株式会社(9602)2026年2月期 第1四半期決算短信IP・アニメ事業IP・アニメ事業では、東宝㈱において、「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」「薬屋のひとりごと」「呪術廻戦」等、製作出資いたしましたTOHO animation作品の国内外の配信利用、各種配分金収入が業績に大きく貢献いたしました。また、「ゴジラ」をはじめとする東宝怪獣キャラクターや「呪術廻戦」「ハイキュー!!」等の国内外における商品化権収入が伸長いたしました。劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいては「名探偵コナン 隻眼の残像」「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」をはじめとする当社配給作品の販売が好調に推移いたしました。また、TOHO animation作品のキャラクターグッズ販売やパッケージ販売が営業収入に寄与いたしました。これらの結果、IP・アニメ事業の営業収入は18,999百万円(前年同期比11.3%増)、営業利益は6,335百万円(同13.1%減)となりました。なお、上記営業収入の主な内訳として、映像の利用・許諾が9,065百万円(前年同期比25.3%増)、商品化権等の利用・許諾が4,286百万円(同46.1%増)、商品の販売が3,973百万円(同33.1%減)となりました。演劇事業演劇事業では、2025年2月28日をもって東宝㈱の帝国劇場が休館となっております。「ヒーロー」「ボニー&クライド」「陽気な幽霊」をシアタークリエにおいて上演いたしました。また、「ウェイトレス(日生劇場)」「二都物語(明治座)」「ダンス オブ ヴァンパイア(東京建物 Brillia HALL)」等を外部の劇場にて上演し、帝国劇場の休館中も主催公演の回数確保に努めましたが、借館料等の公演に係る費用の増加がありました。その他、「レ・ミゼラブル」等の社外公演を展開いたしました。東宝芸能㈱では、所属俳優がCM出演等で堅調に稼働いたしました。以上の結果、演劇事業の営業収入は5,117百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は70百万円(同93.0%減)となりました。不動産事業不動産賃貸事業では、全国に所有する不動産が堅調に稼働いたしました。保有物件の有効活用に努めつつ、テナントに対するきめ細やかな対応により、賃貸用不動産の空室率は、当第1四半期連結会計期間末において0.2%となりました。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は9,474百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は3,767百万円(同32.9%増)となりました。道路事業では、公共投資が底堅く推移しましたが、慢性的な建設技能者の不足に加え、労務費・資機材価格の上昇が継続する等、依然として予断を許さない状況が続きました。このような状況の中、スバル興業㈱と同社の連結子会社は、一般競争入札における総合評価落札方式への対応強化を図り、各種工事の受注に努めました。大型工事案件の減少はありましたが、原材料等上昇分の価格スライドが認められたこと等もあり、道路事業の営業収入は7,830百万円(前年同期比2.9%減)、営業利益は1,801百万円(同16.1%増)となりました。なお、営業収入の主な内訳は、道路の維持管理・清掃等7,283百万円(前年同期比2.0%減)であり、またその他の収益246百万円(同
7.6%増)が含まれております。不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱において、原材料価格の高騰や人手不足が継続する中、新規業務の受注や既存取引先の仕様拡大及び請負金額の改定等に努めました。その結果、営業収入は2,843百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は391百万円(同11.1%増)となりました。以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は20,149百万円(前年同期比1.2%減)、営業利益は5,960百万円(同25.8%増)となりました。東宝株式会社(9602)2026年2月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は14,920百万円増加し、667,988百万円となりました。これは有価証券で5,505百万円の減少がありましたが、現金及び預金で12,184百万円、ソフトウエアで2,401百万円、投資有価証券で6,001百万円の増加があったこと等によるものです。負債では前連結会計年度末から6,545百万円増加し、164,798百万円となりました。純資産は前連結会計年度末と比較して8,374百万円増加し、503,189百万円となりました。これは資本剰余金で3,176百万円の減少、利益剰余金で34,023百万円の減少、自己株式が40,286百万円の減少、その他有価証券評価差額金で7,616百万円の増加、為替換算調整勘定で2,625百万円の減少があったこと等によるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明2025年4月14日に公表した2026年2月期の通期連結業績予想を下記のとおり修正いたしました。詳細につきましては、本日公表いたしました「投資有価証券売却益(特別利益)の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。2026年2月期通期連結業績予想数値の修正(2025年3月1日~2026年2月28日)親 会 社 株 主 に1株当たり営業収入 営業利益 経常利益 帰 属 す る 当 期当期純利益純利益百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭前回発表予想(A)300,000 57,000 55,000 37,500 220.34(2025年4月14日発表)今回修正予想(B) 300,000 57,000 55,000 43,500 256.55増 減 額(B-A) – – – 6,000 -増 減 率( % ) – – – 16.0 -(ご参考)前期実績313,171 64,684 64,455 43,357 254.75(2025年2月期)東宝株式会社(9602)2026年2月期 第1四半期決算短信
四半期 2027年2月期 第1四半期
出典: 東宝 2027年2月期 第1四半期 決算短信〔日本基準〕、開示日 2026年7月15日(https://www2.jpx.co.jp/disc/96020/140120260713592616.pdf)
1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により景気は緩やかに回復しているものの、物価上昇による影響や中東情勢の動向、金融資本市場の変動を注視する必要があるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。このような情勢下にあって当社グループでは、2025年4月に策定した「中期経営計画 2028」で掲げている数値目標の達成を目指して各事業を推進しております。当第1四半期連結累計期間における経営成績は、営業収入は887億4千2百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は138億6千9百万円(同28.3%減)、経常利益は137億4千3百万円(同27.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は81億9千6百万円(同29.1%減)となりました。報告セグメントごとの経営成績は以下のとおりです。映画事業映画営業事業では、東宝㈱において、共同製作や配給した作品のうち、「劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』」が大ヒット、「映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城」「SAKAMOTO DAYS」もヒットいたしました。また、東宝東和㈱等が配給した「ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー」「ウィキッド 永遠の約束」もヒットいたしました。これらの結果、映画営業事業の営業収入は14,315百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は4,816百万円(同15.1%増)となりました。営業収入の主な内訳として、映画館への国内配給が12,110百万円(前年同期比13.8%増)、映像の利用・許諾が1,695百万円(同17.8%減)となりました。映画興行事業では、TOHOシネマズ㈱等において、上記配給作品の他、「プラダを着た悪魔2」等の話題作を上映いたしました。当第1四半期連結累計期間における映画館入場者数は12,005千人と前年同期比9.4%の増加となりました。これらの結果、映画興行事業の営業収入は25,406百万円(前年同期比14.7%増)、営業利益は4,439百万円(同11.7%増)となりました。当第1四半期連結累計期間中の劇場の異動につきましては、TOHOシネマズ㈱が2026年3月28日に東京都品川区「TOHOシネマズ 大井町」(8スクリーン)をオープンいたしました。これにより、当企業集団の経営するスクリーン数は全国で8スクリーン増の725スクリーン(共同経営56スクリーンを含む)となっております。映像関連事業では、TOHOスタジオ㈱において、制作及びスタジオ事業の一体運営を図り、堅調に稼働いたしました。㈱東宝映像美術及び東宝舞台㈱では、映画やTV・ライブイベント等での舞台製作・美術製作やテーマパークにおける展示物の製作業務、メンテナンス業務等の受注獲得や原価管理に努めたものの、前年同期に計上した大型案件の反動減の影響がありました。これらの結果、映像関連事業の営業収入は3,659百万円(前年同期比28.8%減)、営業利益は342百万円(同61.4%減)となりました。営業収入の主な内訳は、映像作品等に係る美術製作が2,160百万円(前年同期比22.8%減)であります。以上の結果、映画事業全体では、営業収入は43,381百万円(前年同期比7.7%増)、営業利益は9,598百万円(同
6.1%増)となりました。IP・アニメ事業IP・アニメ事業では、東宝㈱及びTOHO Global㈱と同社の連結子会社において、当社グループの扱うIP及び映像作品の国内外での積極的な展開に取り組んでおります。当第1四半期連結累計期間においては、「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「葬送のフリーレン」等、製作出資いたしましたTOHO animation作品の国内外の配信利用、各種配分金収入が業績に貢献いたしました。また、「呪術廻戦」「僕のヒーローアカデミア」「ハイキュー!!」に加え、「ゴジラ」等の国内外における商品化権収入が業績に寄与いたしました。劇場用パンフレット、キャラクターグッズにおいては、「劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』」「映画ドラえもん 新・のび太の海東宝株式会社(9602)2027年2月期 第1四半期決算短信底鬼岩城」をはじめとする当社配給作品及びTOHO animation作品の販売が好調に推移した他、「ゴジラ カードゲーム」等の「ゴジラ」商品の販売も伸長、2026年4月6日には九州地区初となる常設のオフィシャルストア「ゴジラ・ストアHakata」をオープンいたしました。なお、2026年3月1日付で、東宝㈱が利用権限を有する映像作品及びコンテンツの利用等を国内外の事業者に国外市場向けにライセンスする事業をTOHO Global㈱に承継させる会社分割を行っております。以上の結果、IP・アニメ事業の営業収入は18,255百万円(前年同期比3.9%減)、営業利益は520百万円(同91.8%減)となりました。なお、上記営業収入の主な内訳として、映像の利用・許諾が7,320百万円(前年同期比19.2%減)、商品化権等の利用・許諾が2,494百万円(同41.8%減)、商品の販売が5,386百万円(同35.6%増)となりました。演劇事業演劇事業では、東宝㈱のシアタークリエにおいて、「ブラッド・ブラザーズ」「VOICARION 10周年記念公演」「レベッカ」等を上演いたしました。また、「レイディ・ベス(日生劇場)」「大地の子(明治座)」「ロマンティックス・アノニマス(東京建物 Brillia HALL)」「ジキル&ハイド(東京国際フォーラム ホールC)」「メリー・ポピンズ(東急シアターオーブ、梅田芸術劇場メインホール)」「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~(明治座)」「アイ・ラブ・坊っちゃん(明治座)」を外部の劇場にて上演し、「チャーリーとチョコレート工場(ウェスタ川越、日生劇場)」は大入りとなりました。その他、「チャーリーとチョコレート工場」「レイディ・ベス」等の外部公演を展開いたしました。東宝芸能㈱では、所属俳優がCM出演等で堅調に稼働いたしました。以上の結果、演劇事業の営業収入は5,908百万円(前年同期比15.5%増)、営業利益は475百万円(同574.6%増)となりました。不動産事業不動産賃貸事業では、全国に所有する不動産が堅調に稼働いたしました。保有物件の有効活用に努めつつ、テナントに対するきめ細やかな対応により、賃貸用不動産の空室率は、当第1四半期連結会計期間末において0.3%となりました。これらの結果、不動産賃貸事業の営業収入は9,385百万円(前年同期比0.9%減)、営業利益は3,570百万円(同5.2%減)となりました。道路事業では、公共投資が底堅く推移しましたが、慢性的な建設技能者の不足に加え、労務費・資機材価格の上昇が継続する等、依然として予断を許さない状況が続きました。このような状況の中、スバル興業㈱と同社の連結子会社は、一般競争入札における総合評価落札方式への対応強化を図り、各種工事の受注に努めましたが、前年同期に計上された価格スライド分の剥落等が影響し、道路事業の営業収入は7,965百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益は1,560百万円(同13.4%減)となりました。なお、営業収入の主な内訳は、道路の維持管理・清掃等7,334百万円(前年同期比0.7%増)であり、またその他の収益260百万円(同5.4%増)が含まれております。不動産保守・管理事業では、東宝ビル管理㈱及び東宝ファシリティーズ㈱において、資材価格や労務費が上昇する中、新規業務の受注や既存取引先の仕様拡大及び請負金額の改定等に努めました。その結果、営業収入は3,074百万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は424百万円(同8.6%増)となりました。以上の結果、不動産事業全体では、営業収入は20,425百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益は5,556百万円(同6.8%減)となりました。東宝株式会社(9602)2027年2月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明当第1四半期連結会計期間末における財政状態は、前連結会計年度末と比較して、総資産は12,141百万円減少し、690,792百万円となりました。これは現金及び預金で8,209百万円、ソフトウエアで4,769百万円、棚卸資産で2,819百万円の増加がありましたが、有価証券で26,660百万円の減少があったこと等によるものです。負債では前連結会計年度末から2,053百万円増加し、171,997百万円となりました。純資産は前連結会計年度末と比較して14,195百万円減少し、518,795百万円となりました。これは資本剰余金で1,164百万円の減少、利益剰余金で34,056百万円の減少、自己株式が20,219百万円の減少、その他有価証券評価差額金で193百万円の減少、為替換算調整勘定で1,096百万円の増加があったこと等によるものです。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明2027年2月期の通期連結業績予想につきましては、2026年4月14日付「2026年2月期 決算短信」において公表いたしました内容に変更はありません。東宝株式会社(9602)2027年2月期 第1四半期決算短信
本記事は各社が開示した決算短信の記載を機械的に抽出・比較し、AIが要約したものです。数値・表現は原資料をご確認ください。投資判断はご自身の責任で行ってください。