グリーンエナジー&カンパニー

グリーンエナジー&カンパニー、2026年4月期は売上高184億円 営業利益11.9億円で過去最高を更新

決算サマリー 2026.08.11
グリーンエナジー&カンパニー、2026年4月期は売上高184億円 営業利益11.9億円で過去最高を更新

※本記事はグリーンエナジー&カンパニーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

グリーンエナジー&カンパニーの2026年4月期(通期)連結業績は、売上高18,358百万円(前年同期比158.0%)、営業利益1,191百万円(同219.3%)となり、資料では売上高184億円・営業利益11.9億円と過去最高を更新したと説明されています。系統用蓄電池事業の伸長を主因に、経常利益1,029百万円(同252.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益500百万円(同181.6%)と当期純利益まで増収増益を達成しました。上方修正後の通期計画(売上高18,400百万円、営業利益1,150百万円)に対しても概ね計画どおりの着地となっています。2027年4月期は売上高21,500百万円、営業利益1,450百万円を予想しています。

目次

連結業績(2026年4月期 実績)

売上高は18,358百万円で前年同期比158.0%、通期計画18,400百万円に対して99.8%となりました。売上総利益は3,893百万円(前年同期比138.9%)、販売費及び一般管理費は人員増強や系統用蓄電池事業への先行支出の増加により2,701百万円(同119.6%)となっています。営業利益は1,191百万円(同219.3%)で計画比103.6%、経常利益は1,029百万円(同252.3%)で計画比97.1%、親会社株主に帰属する当期純利益は500百万円(同181.6%)で計画比100.0%でした。資料では2026年4月期のROEを9.4%と記載しています。

項目(百万円)26年4月期25年4月期対前年同期比26年4月期通期計画対計画比
売上高18,35811,616158.0%18,40099.8%
売上総利益3,8932,802138.9%
販売費及び一般管理費2,7012,259119.6%
営業利益1,191543219.3%1,150103.6%
経常利益1,029408252.3%1,06097.1%
親会社株主に帰属する当期純利益500275181.6%500100.0%

事業領域別の状況

事業領域別では、フロービジネスの売上高が14,672百万円(前年同期比141.8%)、営業利益が1,317百万円(同144.1%)となりました。うち太陽光発電施設・系統用蓄電池は売上高7,277百万円(同189.8%)、営業利益763百万円(同210.3%)で、太陽光の当期販売区画数は191.67区画(前年同期341.00区画)、系統用蓄電池の当期販売件数は5件(前年同期0件)です。ネットゼロ・エネルギー・ハウスは売上高7,395百万円(同113.6%)、営業利益554百万円(同100.6%)、当期販売棟数262棟(前年同期255棟)と堅調に推移しました。ストックビジネス(O&M事業及び発電事業)は売上高3,685百万円(同290.0%)、営業利益526百万円(同208.2%)、当期管理件数は1,909件(前期末1,893件)となっています。なお、営業利益は共通経費配賦前の数値です。

区分(百万円)売上高前年同期比営業利益前年同期比
フロービジネス14,672141.8%1,317144.1%
 太陽光発電施設・系統用蓄電池7,277189.8%763210.3%
 ネットゼロ・エネルギー・ハウス7,395113.6%554100.6%
ストックビジネス(O&M事業及び発電事業)3,685290.0%526208.2%
合計18,358158.0%1,843158.0%
2026年4月期 事業領域別の状況(売上高・営業利益)
出典:グリーンエナジー&カンパニー 2026年4月期 通期 決算説明資料 P.8

財務状況・キャッシュ・フロー

資産合計は16,540百万円と前期末比2,983百万円増加しました。既存事業の棚卸資産を圧縮して資金回転効率を高め(棚卸資産5,759百万円、前期末比▲1,755百万円)、系統用蓄電池事業の前渡金2,920百万円(同2,606百万円増)・前受金2,708百万円(同2,054百万円増)が増加しています。キャッシュ・フローは、営業活動によるCFが前期の▲961百万円から1,318百万円へ2,279百万円改善し、投資活動によるCFは▲271百万円、財務活動によるCFは126百万円、現金及び現金同等物の増減額は1,174百万円となりました。

項目(百万円)26年4月期25年4月期対前年期末増減額
流動資産13,31711,2492,068
 現金及び預金2,0289791,048
 棚卸資産5,7597,515▲1,755
 売掛金1,622653969
 前渡金2,9203132,606
固定資産3,2222,307914
資産合計16,54013,5572,983
負債10,8468,2542,591
 有利子負債5,9185,757160
 前受金2,7086532,054
純資産5,6945,302391

2027年4月期 通期業績予想

2027年4月期の連結業績予想は、売上高21,500百万円(前年比117.1%)、営業利益1,450百万円(同121.7%)、経常利益1,300百万円(同126.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益800百万円(同160.0%)です。資料では、売上成長を継続しつつ収益性の改善により利益成長を重視する経営へ移行するとし、系統用蓄電所を最重要事業と見据えて開発を加速するとしています。また本予想は、電力会社との連系手続きの長期化等の外部要因を一定程度織り込んだ計画値と説明されています。

項目(百万円)27年4月期 予想26年4月期 実績対前年比
売上高21,50018,358117.1%
営業利益1,4501,191121.7%
経常利益1,3001,029126.3%
親会社株主に帰属する当期純利益800500160.0%
2027年4月期 連結業績予想
出典:グリーンエナジー&カンパニー 2026年4月期 通期 決算説明資料 P.14

株主還元

株主還元は、累進配当と株主優待の両面で高い株主還元を実現するとしています。配当は累進配当で長期的な増配を目指し、配当性向は15%を目途としています。株主優待は、900株以上を1年以上保有する株主を対象に、4月末・10月末の各時点で15,000円分、年間30,000円のデジタルギフトを贈呈する内容です。なお、2026年4月30日に株式分割(3分割)を実施しています。

株主還元(累進配当・株主優待)
出典:グリーンエナジー&カンパニー 2026年4月期 通期 決算説明資料 P.15

中期経営計画「Green300」の進捗と重点戦略

中期経営計画「Green300」(2025年4月期-2029年4月期)は、グリーンエネルギー施設の開発数最大化により2029年4月期に売上高300億円/営業利益20億円の達成を目指す計画で、資料では初期計画を上回るペースで進捗し、2027年4月期も計画超過を見込むとしています。系統用蓄電池事業は累計受注29件(完成・稼働実績9件、建設工事進行中20件、いずれも定格容量8MWh、2026年6月2日時点)へ拡大しました。2027年4月期の経営方針としては、資産回転率向上と資本コストを意識した経営管理体制へのシフト、案件単価適正化と販管費効率運用による営業利益率の改善を通じ、ROE20%以上の早期達成を目指すとしています。事業面では、高圧蓄電所に加えて低圧蓄電所へ開発領域を拡大し、稼働後のアグリゲーション及びO&Mの取り込みによりストックビジネスへ波及させる方針です。

中期経営計画Green300 各年度別計画値(売上高)
出典:グリーンエナジー&カンパニー 2026年4月期 通期 決算説明資料 P.31

※本記事はグリーンエナジー&カンパニーが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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