セガサミーホールディングス

セガサミーホールディングス、2026年3月期は増収営業減益 減損損失の計上で親会社株主に帰属する当期純損失5,756百万円

決算サマリー 2026.09.05
NO IMAGE

※本記事はセガサミーホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

セガサミーホールディングスは2026年3月期の連結決算を発表した。売上高は487,542百万円(前期比13.7%増)と増収となった一方、営業利益は47,128百万円(同2.1%減)と減益となった。経常利益は54,205百万円(同2.1%増)となったものの、Rovio Entertainment Ltdにおけるのれん及びその他の無形資産、並びにStakelogic B.V.におけるのれん及び有形固定資産の減損損失を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する当期純損失は5,756百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益45,051百万円)となった。配当は1株当たり年間55円とし、2027年3月期も同額を予想している。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

遊技機事業が好調に推移した一方で、エンタテインメントコンテンツ事業が低調に推移したことや、ゲーミング事業において買収したGAN Limited及びStakelogic B.V.の業績取込の影響により、営業利益は前期比で減益となった。エンタテインメントコンテンツ事業では主力IPを中心とした新作を投入したものの、一部タイトルが計画を下回って推移したことに加え、Rovioにおいて既存主力タイトルが低迷し、新作タイトルの投入が遅れたことから業績も低調に推移した。映像分野では劇場版アニメーション作品がヒットしたことに加え、国内外の配信プラットフォーム向け作品の販売等が好調に推移した。遊技機事業では、パチスロにおいて許認可の取得状況により下半期中心の販売となったものの、各タイトルの販売が好調に推移した。ゲーミング事業は、期中に買収が成立したGAN及びStakelogicの業績を取り込んだことにより増収となり、経常損失を計上した(前期は経常利益を計上)。なお、繰延税金資産の回収可能性の見直しにより法人税等調整額(益)を計上している。

項目2026年3月期2025年3月期増減率
売上高487,542百万円428,948百万円13.7%増
営業利益47,128百万円48,124百万円2.1%減
経常利益54,205百万円53,114百万円2.1%増
親会社株主に帰属する当期純利益△5,756百万円45,051百万円-

財政状態

2026年3月期末の総資産は627,388百万円となり、前期末の644,777百万円から減少した。流動資産は営業債権や棚卸資産が増加した一方で現金及び預金並びに未収還付法人税等が減少し、固定資産はStakelogic及びGANを連結の範囲に含めた一方で、Rovio及びStakelogicののれん等を減損したことにより無形固定資産が減少した。純資産は354,967百万円となり、為替換算調整勘定が増加した一方、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したほか、自己株式の取得や配当金の支払により株主資本が減少したことから、前期末の381,604百万円から減少した。自己資本比率は56.5%と前期末の59.1%から2.6ポイント低下し、1株当たり純資産は1,750.15円(前期末1,782.73円)となった。キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが25,940百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが22,514百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが56,623百万円の支出となり、現金及び現金同等物の期末残高は153,776百万円となった。

項目2026年3月期2025年3月期
総資産627,388百万円644,777百万円
純資産354,967百万円381,604百万円
自己資本比率56.5%59.1%
1株当たり純資産1,750.15円1,782.73円

株主還元

同社は、事業成長に向けた投資と資本効率向上の最適なバランスを考慮し、総還元性向50%以上を基本方針としている。配当についてはDOE(株主資本配当率)3%以上を配当方針に据え、DOE3%以上又は総還元性向50%以上のうち還元額が高い方を株主還元の基準として、配当又は自己株式の取得を通じて還元することとしている。2026年3月期は親会社株主に帰属する当期純損失を計上したことから、DOE3%以上となる1株当たり年間55円(中間27円、期末28円)の配当を実施する。配当金総額は11,460百万円、純資産配当率(連結)は3.1%となる。1株当たり当期純損失であるため、2026年3月期の配当性向(連結)は決算短信に記載されていない。また、2026年3月期中に自己株式の取得を実施した。2027年3月期の配当予想は、期初の配当予想を暫定的にDOE3%の基準で算出することから1株当たり年間55円(中間27円、期末28円)とし、配当性向(連結)は34.6%を見込んでいる。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(予想)
1株当たり年間配当金55円00銭55円00銭

2027年3月期の連結業績予想

2027年3月期は前期比で増収減益の計画としている。エンタテインメントコンテンツ事業では、主力IPのフルゲーム新作を投入するとともに、販売体制の整備やプロモーション活動の刷新等を通じて販売力を強化し、トランスメディア展開ではライセンスアウト関連事業や主力IPの映像化等に取り組むとしている。遊技機事業では主力タイトルの減少及び部材高騰等による原価の増加等を見込む一方、パチスロ新筐体(分離筐体)のビジネスモデルの浸透を進める。ゲーミング事業では成長基盤構築に向けた先行投資により損失幅が拡大する見込みとしている。

項目2027年3月期(予想)増減率
売上高510,000百万円4.6%増
営業利益44,500百万円5.6%減
経常利益47,500百万円12.4%減
親会社株主に帰属する当期純利益32,500百万円-

本記事はセガサミーホールディングスが公表した2026年3月期決算短信をもとに作成しています。決算短信は監査法人の監査対象外です。

※本記事はセガサミーホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

Articles

株主優待

記事がありません。

個人投資家・企業様各位

目次