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DTS、2026年3月期は過去最高の増収増益

決算サマリー 2026.08.31
DTS、2026年3月期は過去最高の増収増益

※本記事はDTSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

DTSは2026年3月期の連結業績で、売上高1,352.1億円(前期比7.4%増)、営業利益164.3億円(同13.4%増)となり、いずれも過去最高を更新した。フォーカスビジネス売上高は850.9億円(同31.0%増)に拡大し、売上高比率は62.9%となった。受注高は増加した一方、受注残高は減少した。2027年3月期は売上高1,420億円、営業利益170億円を計画する。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

連結売上高は1,352.1億円(前期比93.0億円増、107.4%)で通期業績予想に対する進捗率は100.2%。営業利益は164.3億円(同19.4億円増、113.4%)で進捗率106.0%、経常利益は169.4億円(同14.8億円増、109.6%)、親会社株主に帰属する当期純利益は116.4億円(同10.0億円増、109.5%)となった。EBITDAは177.9億円(同21.7億円増、113.9%)。

項目2026年3月期実績前期比業績予想に対する進捗率
連結売上高1,352.1億円+93.0億円 (107.4%)100.2%
売上総利益(売上総利益率)296.7億円(21.9%)+13.0億円 (104.6%) / △0.6pt97.3%
営業利益(営業利益率)164.3億円(12.2%)+19.4億円 (113.4%) / +0.6pt106.0%
経常利益169.4億円+14.8億円 (109.6%)106.9%
親会社株主に帰属する当期純利益116.4億円+10.0億円 (109.5%)106.8%
EBITDA177.9億円+21.7億円 (113.9%)106.5%
フォーカスビジネス売上高850.9億円+201.4億円 (131.0%)開示なし
DTS 2026年3月期 連結業績サマリー
出典:DTS 2026年3月期決算説明資料 P.14

セグメント別の状況

業務&ソリューションセグメントは、自治体向け消防システム更改案件、通信事業者向け基幹システム開発案件、金融犯罪対策ソリューション「AMLion」導入等は拡大したものの、前期のメガバンク特需案件の反動により減収となった一方、利益率の高い自治体向け消防システム更改案件や通信事業者向け基幹システム開発案件の売上拡大等により営業利益は増益となった。テクノロジー&ソリューションセグメントは、証券会社向けクラウド基盤更改・サイバーセキュリティ対策案件、製造業向け生産管理「mcframe」導入案件、ならびにServiceNow、intra-mart、住宅関連等の案件拡大により増収増益となった。プラットフォーム&サービスセグメントは、データセンター向け生成AIインフラ構築や量子コンピュータシミュレーション向けHPC導入案件、ライフサイクルマネジメントサービス案件の拡大により増収増益となった。

セグメント指標2026年3月期実績2027年3月期予想前期比(実績)
業務&ソリューション売上高528.1億円570.0億円+41.8億円 (107.9%)
業務&ソリューション営業利益75.0億円76.0億円+0.9億円 (101.2%)
テクノロジー&ソリューション売上高459.9億円495.0億円+35.0億円 (107.6%)
テクノロジー&ソリューション営業利益54.7億円58.0億円+3.2億円 (105.9%)
プラットフォーム&サービス売上高364.0億円355.0億円△9.0億円 (97.5%)
プラットフォーム&サービス営業利益34.4億円36.0億円+1.5億円 (104.6%)

受注高・受注残高

受注高は連結で1,341.4億円(前期比16.6億円増、1.3%増)となった。業務&ソリューションセグメントは、メガバンクからの受注が前期の特需案件の反動により減少したため528.1億円(前期比5.3%減)となった一方、テクノロジー&ソリューションセグメントは製造業向け生産管理システム導入や証券会社向けサイバーセキュリティ対策等の案件により462.2億円(同3.0%増)、プラットフォーム&サービスセグメントは生成AIインフラ構築やHPC導入等の案件により351.0億円(同10.4%増)となった。受注残高は連結で378.0億円(前期比15.2億円減、3.9%減)となり、業務&ソリューションセグメントは155.6億円(同1.9%減)、テクノロジー&ソリューションセグメントは129.2億円(同0.8%増)、プラットフォーム&サービスセグメントは案件完了や前期の大型案件の反動により93.1億円(同12.5%減)となった。

区分指標2025年3月期2026年3月期前期比
連結受注高1,324.8億円1,341.4億円+16.6億円 (+1.3%)
業務&ソリューション受注高558.0億円528.1億円△5.3%
テクノロジー&ソリューション受注高448.9億円462.2億円+3.0%
プラットフォーム&サービス受注高317.8億円351.0億円+10.4%
連結受注残高393.3億円378.0億円△15.2億円 (△3.9%)
業務&ソリューション受注残高158.6億円155.6億円△1.9%
テクノロジー&ソリューション受注残高128.2億円129.2億円+0.8%
プラットフォーム&サービス受注残高106.4億円93.1億円△12.5%
DTS セグメント別受注高・受注残高
出典:DTS 2026年3月期決算説明資料 P.9

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期は、連結売上高1,420億円(前期比67.8億円増、105.0%)、営業利益170億円(同5.6億円増、103.4%)、経常利益173.5億円(同4.0億円増、102.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益117億円(同0.5億円増、100.5%)、EBITDA183.5億円(同5.6億円増、103.2%)、EBITDAマージン12.9%を計画する。セグメント別では、業務&ソリューションが売上高570.0億円・営業利益76.0億円、テクノロジー&ソリューションが売上高495.0億円・営業利益58.0億円、プラットフォーム&サービスが売上高355.0億円(前期比9.0億円減、97.5%)・営業利益36.0億円を見込む。

DTS セグメント別業績予想
出典:DTS 2026年3月期決算説明資料 P.31

株主還元

2026年3月期の期末配当は予想から2円増額の22円とし、年間配当は37円、配当性向50.7%とした。自己株式取得金額は25億円で、総還元性向は72.1%。2027年3月期は年間配当38円(第2四半期末15円・期末23円)、自己株式取得50億円を予定し、総還元性向は93.0%を見込む。なお、今回取得の自己株式は全て消却予定で、消却後の自己株式保有比率は3%程度となる見込み。2025年10月1日を効力発生日として、普通株式1株につき4株の割合で株式分割を実施しており、2026年3月期の第2四半期末配当15円は株式分割前換算で60円に相当する。また2025年8月13日には、2025年5月2日から7月9日にかけて取得した自己株式509,300株(取得総額2,499,664,000円)の全数を消却した。

項目2026年3月期2027年3月期予想
第2四半期末配当金15円(株式分割前換算60円)15円
期末配当金22円23円
年間配当金37円38円
配当総額58億円58億円
配当性向(連結)50.7%50.7%
自己株式取得金額25億円50億円
総還元性向(連結)72.1%93.0%
DTS 株主還元の状況
出典:DTS 2026年3月期決算説明資料 P.26

中期経営計画(2025-2027)の進捗

中期経営計画では、フォーカスビジネス売上高比率について2028年3月期目標を上回るペースで推移しており、2026年3月期実績は62.9%となった。ROEは19.2%となり、経営目標の18%以上を確保した。配当性向50.7%、総還元性向72.1%はいずれも目標(配当性向50%以上、総還元性向70%以上)を上回った。手元資金総資産比は34.9%で、2028年3月期の目標である33%以下に向けて取り組みを継続する。成長投資は3年間累計325億円の計画に対し、1年目の実績は57億円だった。

※本記事はDTSが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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