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エアークローゼット、2026年6月期は営業損失234百万円 人件費・広告宣伝費増で黒字から転落

決算サマリー 2026.08.31
エアークローゼット、2026年6月期は営業損失234百万円 人件費・広告宣伝費増で黒字から転落

※本記事はエアークローゼットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

エアークローゼットは2026年6月期(連結)の決算を発表した。売上高は前期比4.4%増の5,175百万円と増収となったものの、人件費・広告宣伝費の増加により、営業損益は前期の102百万円の利益から234百万円の損失に、当期純損益は前期の23百万円の利益から246百万円の損失に、それぞれ転落した。資料は、主力のairCloset事業の継続率・ロイヤルユーザー化率は引き続き順調に推移しており、サービスの根本的な価値に変化はないとしている。2027年6月期は、会員獲得の強化やMall事業の成長、男性向けairCloset Men’sの立ち上がりにより売上高5,690百万円(同9.9%増)を見込み、各段階損益の黒字回帰を見込むとしている。

目次

連結業績(2026年6月期 実績)

売上高は年間平均月額会員数の増加、単価増に伴い前期比4.4%増の5,175百万円となった一方、売上総利益は前期比1.8%減の2,335百万円、売上総利益率は48.0%から45.1%(△2.9pt)に低下した。資料は、レンタル用資産の耐用年数変更の影響の剥落や、倉庫の拡張移転に伴う一時的な固定費負担増を要因として挙げている。販売費及び一般管理費は主に人員増及びベースアップによる人件費増加、広告宣伝費の増加により前期比12.9%増の2,569百万円となった。この結果、営業損益は前期の102百万円の利益から234百万円の損失に、経常損益は前期の88百万円の利益から252百万円の損失に、親会社株主に帰属する当期純損益は前期の23百万円の利益から246百万円の損失に、それぞれ転落した。期末会員数は40,209人から35,710人へ11.2%減少した。

項目2025年6月期2026年6月期増減率
売上高4,9575,175+4.4%
売上総利益2,3782,335△1.8%
売上総利益率48.0%45.1%△2.9pt
販売費及び一般管理費2,2752,569+12.9%
営業損益102△234
経常損益88△252開示なし
親会社株主に帰属する当期純損益23△246
期末会員数(人)40,20935,710△11.2%

2026年6月期実績を2025年5月15日公表の業績予想と比較すると、売上高は達成率100.4%で計画を上回った一方、営業損益は計画外の税金関連費用の計上により予想(△217百万円)を下回る△234百万円の損失となった。親会社株主に帰属する当期純損益は予想(△252百万円)を上回る△246百万円の損失にとどまった。

項目2026年6月期業績予想2026年6月期実績達成率
売上高5,1555,175100.4%
営業損益△217△234
親会社株主に帰属する当期純損益△252△246
重要業績サマリー
出典:エアークローゼット 2026年6月期 決算説明資料 P.3
業績概要 通期業績 対前期比
出典:エアークローゼット 2026年6月期 決算説明資料 P.17

事業別の状況

事業区分は主力の「airCloset事業」と「その他事業」(Mall事業等)の2区分。2026年6月期は、airCloset事業の売上高が前期比4.2%増の4,563百万円、その他事業が前期比5.8%増の612百万円となった。売上総利益は、airCloset事業が前期比3.7%減の2,051百万円、その他事業が前期比14.5%増の284百万円だった。その他事業に含まれる男性向けairCloset Men’s事業の売上は現時点では限定的としている。

区分指標2025年6月期2026年6月期増減率
airCloset事業売上高(百万円)4,3784,563+4.2%
その他事業売上高(百万円)579612+5.8%
airCloset事業売上総利益(百万円)2,1292,051△3.7%
その他事業売上総利益(百万円)248284+14.5%
airCloset事業限界利益(百万円)2,4312,560開示なし
その他事業限界利益(百万円)300347開示なし
業績概要 通期業績 事業毎内訳
出典:エアークローゼット 2026年6月期 決算説明資料 P.18

2027年6月期 業績予想

2027年6月期の業績予想は、売上高5,690百万円(前期比+9.9%)、営業利益51百万円、当期純利益27百万円で、営業利益・当期純利益ともに黒字回帰を見込む。資料は、airCloset事業の会員数増加、Mall事業の成長、airCloset Men’sの立ち上がりによる売上増加に加え、粗利増および販管費のコントロールにより各段階損益の黒字転換を見込むとしている。期末会員数は35,710人から45,000人への増加を見込む。

項目2026年6月期実績2027年6月期予想増減率
売上高5,1755,690+9.9%
営業利益(損失)△23451
営業利益率0.9%開示なし
当期純利益(損失)△24627
期末会員数(人)35,71045,000開示なし
2027年6月期業績予想
出典:エアークローゼット 2026年6月期 決算説明資料 P.31

株主還元

資料によれば、会社法上の分配可能額がマイナスとなっており、自己株式の取得や配当が実施できない状況にあるとしている。収益性の改善を継続し、これらの施策を将来的に実施できる状況を目指すとしている。株主優待については2024年に導入しており、2026年6月にairCloset Men’sを対象に追加した。

※本記事はエアークローゼットが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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