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アイビス、2025年12月期は連結初年度で増収増益 普通株式を1株から5株に分割

決算サマリー 2026.08.31
アイビス、2025年12月期は連結初年度で増収増益 普通株式を1株から5株に分割

※本記事はアイビスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社アイビスの2025年12月期(2025年1月〜12月)は、FY2025/12から連結財務諸表を適用した連結初年度となった。連結業績は売上高50.0億円(前期単体比+8.2%)、営業利益12.0億円(同+4.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益8.4億円(同+1.2%)で増収増益となった。サブスクリプション課金売上は12.0億円(同+74.9%)と大きく伸長した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

子会社テクノスピーチの損益を2025年4月1日から連結対象に含めたことにより、当期(2025年12月期)から初めて連結財務諸表を適用している。前期(2024年12月期)は単体実績、当期は連結実績であり、単純な比較はできない点に注意が必要としている。売上高は50.0億円(連結、単体では48.8億円)、営業利益は12.0億円(連結、単体では12.8億円)、親会社株主に帰属する当期純利益は8.4億円(連結、単体では9.3億円)だった。期初計画(売上高50.2億円、営業利益11.7億円、当期純利益8.1億円)に対する進捗率はそれぞれ99.6%、102.2%、103.7%。サブスクリプション課金売上は12.0億円(YoY+74.9%)、ibisPaintサブスクリプション契約数は397.6千件(YoY+71.4%)で、期初計画の34.2万件を上回った。

項目2024年12月期(単体実績)2025年12月期(連結実績)2025年12月期(期初計画)進捗率
売上高46.2億円50.0億円50.2億円99.6%
営業利益11.5億円12.0億円11.7億円102.2%
親会社株主に帰属する当期純利益8.3億円8.4億円8.1億円103.7%
サブスクリプション課金売上6.8億円12.0億円11.1億円107.8%
ibisPaintサブスクリプション契約数232.0千件397.6千件342.0千件116.2%
2025年12月期累計の連結業績実績と通期計画・進捗率を示す表
出典:アイビス 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.3

事業別(セグメント別)の状況

事業別売上高は、モバイルセグメントが2,830百万円(前期比+8.4%)、ソリューションセグメントが2,055百万円(同+2.1%)、AI歌声合成セグメントが118百万円(前期は連結対象外のため実績なし)だった。セグメント利益は、モバイルセグメントが1,500百万円(同+11.8%)、ソリューションセグメントが266百万円(同△3.3%)、AI歌声合成セグメントが△62百万円だった。モバイルセグメントの中核であるサブスクリプション課金売上は687百万円から1,202百万円(YoY+74.9%)に伸長し、アプリ広告売上を通期で初めて上回った。AI歌声合成セグメントは子会社テクノスピーチの音声合成技術を基盤とするVoiSona等を提供する事業で、2025年4月1日からの連結開始により当期から売上高が計上されている。

項目2024年12月期2025年12月期YoY
モバイルセグメント売上高2,611百万円2,830百万円+8.4%
モバイルセグメント利益1,342百万円1,500百万円+11.8%
ソリューションセグメント売上高2,014百万円2,055百万円+2.1%
ソリューションセグメント利益275百万円266百万円△3.3%
AI歌声合成セグメント売上高118百万円
AI歌声合成セグメント利益△62百万円
モバイル・ソリューション・AI歌声合成の各セグメント別売上高とセグメント利益の推移を示す表
出典:アイビス 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.5

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期の連結計画は、売上高5,454百万円(前期比+9.0%)、営業利益1,355百万円(前期比+12.1%、なお資料の別ページでは同+12.8%との記載もある)、営業利益率24.9%、親会社株主に帰属する当期純利益940百万円(前期比+10.3%)、EPS51.3円。事業別売上高計画は、モバイルセグメント3,084百万円(うちサブスクリプション売上高1,731百万円)、ソリューションセグメント2,196百万円、AI歌声合成セグメント174百万円。ibisPaintサブスクリプション契約数は547.4千件(前期比+37.7%)を計画している。営業利益の成長率はFY2027/12以降20%以上を目指すとしている。なお、子会社ゼロイチスタートの損益は2026年1月1日から連結対象となる予定で、2025年12月期の実績には含まれていない。

項目2025年12月期(実績)2026年12月期(計画)前期比
売上高5,005百万円5,454百万円+9.0%
営業利益1,201百万円1,355百万円+12.1%
営業利益率24.0%24.9%
親会社株主に帰属する当期純利益848百万円940百万円+10.3%
EPS(1株当たり純利益)46.3円51.3円
ibisPaintサブスクリプション契約数397.6千件547.4千件+37.7%
2026年12月期から2028年12月期までの主要連結経営指標(実績・計画)を示す表
出典:アイビス 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.28

株主還元

資本配分の優先順位は、1に成長投資、2に経営基盤の強化、3に株主還元としており、配当性向は20〜25%を目安に、今後も利益成長に応じた増配を検討するとしている。2025年10月1日を効力発生日として、普通株式1株を5株に株式分割した。1株当たり配当金は、2023年12月期14円、2024年12月期40円、2025年12月期は分割前基準で50円(分割後基準で10円)、2026年12月期計画は分割前基準で60円(分割後基準で12円)で、分割後基準での配当金は前期比+20.0%としている。ROE(自己資本当期純利益率)は2024年12月期49.7%、2025年12月期29.9%、2026年12月期計画29.3%、ROE3年平均は36.3%。

項目2022年12月期2023年12月期2024年12月期2025年12月期2026年12月期(計画)
連結当期純利益1.6億円2.8億円8.3億円8.4億円9.4億円
1株当たり配当金開示なし14円40円50円(分割前)/10円(分割後)60円(分割前)/12円(分割後)
ROE(自己資本当期純利益率)開示なし開示なし49.7%29.9%29.3%
連結当期純利益・1株当たり配当金・ROEの推移と株式分割の注記を示す株主還元スライド
出典:アイビス 2025年12月期 通期 決算説明資料 P.29

トピック

子会社テクノスピーチの損益は2025年4月1日から連結対象に含まれ、2025年12月期の連結業績に反映されている。一方、子会社ゼロイチスタートの損益は2026年1月1日から連結対象となる予定で、2025年12月期の実績には含まれていない。また、2026年4月1日にはゼロイチスタートを吸収合併する予定としている。

※本記事はアイビスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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