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GENOVA、2026年3月期は増収減益 グループ初のM&Aで歯科流通事業に進出

決算サマリー 2026.08.31
GENOVA、2026年3月期は増収減益 グループ初のM&Aで歯科流通事業に進出

※本記事はGENOVAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社GENOVAの2026年3月期(2025年4月〜2026年3月)連結業績は、売上高115.6億円(前期比+15.6億円、+15.6%)、営業利益4.0億円(同△16.2億円、△80.1%)、経常利益4.3億円(同△15.8億円、△78.6%)、最終利益2.7億円(同△11.4億円、△80.1%)となった。グループ初のM&Aを実施し歯科流通事業に進出したことで増収を達成した一方、新規事業への経営リソース投入により減益となった。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

主たる事業であるメディカルプラットフォーム事業、スマートクリニック事業は第2四半期をピークに下落傾向となったが、第4四半期で盛り返した。2025年10月15日公表の業績予想(修正値)との比較では、売上高115.6億円は計画113.3億円を上回ったが、前四半期に行ったサービスの入れ替えに伴う利益率の低下により売上総利益が計画を下回り、営業利益・経常利益・当期純利益も計画(各4.7億円・4.8億円・4.1億円)を下回った。当期純利益については、繰延税金資産の取崩し及び法人税等調整額の発生も影響したとしている。

項目2025年3月期2026年3月期増減額増減率
売上高100.0億円115.6億円+15.6億円+15.6%
売上総利益73.7億円64.7億円△9.7億円△12.2%
営業利益20.2億円4.0億円△16.2億円△80.1%
EBITDA21.4億円6.0億円△15.4億円△71.9%
経常利益20.1億円4.3億円△15.8億円△78.6%
最終利益14.1億円2.7億円△11.4億円△80.1%
2026年3月期の連結業績サマリー(前期比増減額・増減率)を示す表
出典:GENOVA 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.14

事業別の状況

2026年3月期の事業別売上高は、メディカルプラットフォーム事業50.3億円、スマートクリニック事業33.4億円、歯科流通事業23.9億円、DX事業3.1億円、その他4.8億円だった。歯科流通事業・DX事業は株式会社ASANOの事業譲受により2025年5月から開始し、業績への反映は2025年7月からとされている(同資料の別ページには「2026年7月より開始」との表記もある)。歯科流通事業は卸売事業であるため利益率が低く、営業利益は△141百万円、DX事業の営業利益は84百万円だった。

事業指標2026年3月期(実績)前期
メディカルプラットフォーム事業売上高50.3億円開示なし
スマートクリニック事業売上高33.4億円開示なし
歯科流通事業売上高23.9億円開示なし
DX事業売上高3.1億円開示なし
その他売上高4.8億円開示なし
歯科流通事業・DX事業の四半期別売上高・営業利益を示す表
出典:GENOVA 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.20

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の連結業績計画は、売上高216.0億円(前期比186.8%)、売上総利益92.1億円(同142.3%)、営業利益15.7億円(同392.5%)、EBITDA18.0億円(同300.0%)、経常利益15.5億円(同360.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益11.9億円(同440.7%)。事業別売上高計画は、メディカルプラットフォーム事業70.0億円(前期比139.1%)、スマートクリニック事業40.0億円(同119.7%)、歯科流通事業97.8億円(同409.2%)、DX事業5.1億円(同164.5%)、その他3.1億円(同64.5%)としている。

項目2026年3月期(実績)2027年3月期(計画)前期比
売上高115.6億円216.0億円186.8%
売上総利益64.7億円92.1億円142.3%
営業利益4.0億円15.7億円392.5%
EBITDA6.0億円18.0億円300.0%
経常利益4.3億円15.5億円360.4%
親会社株主に帰属する当期純利益2.7億円11.9億円440.7%
2027年3月期業績予想の連結サマリーと事業別売上高計画を示す表
出典:GENOVA 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.23

株主還元

株主還元における基本方針は、事業拡大や組織体制整備等の投資フェーズにあるものの、事業基盤の整備状況や投資計画、業績・財務状態等を総合的に勘案して実施するとしている。2027年3月期(基準日2027年3月31日)は、継続的な株主還元を維持するため1株当たり普通配当金30円(記念配当金なし)の実施を予定しており、配当性向は43.6%、配当金額総額は約5.2億円の見込み。本資料には2026年3月期の配当実績についての記載はない。

項目2027年3月期(予定)
基準日2027年3月31日
1株当たり普通配当金30円
1株当たり記念配当金
配当金額30円
配当性向43.6%
配当金額総額約5.2億円
2027年3月期の配当予想(基準日・配当金額・配当性向等)を示す表
出典:GENOVA 2026年3月期 通期 決算説明資料 P.25

トピック

2026年4月21日、埼玉県を中心に歯科材料の販売を行う有限会社アカサカ歯材社の持分を取得した。2025年5月に事業譲受した株式会社ASANOに続く2社目の歯科流通事業への進出であり、アカサカ歯材社の業績は2027年3月期第2四半期より連結決算の対象に含まれる予定。

※本記事はGENOVAが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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