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キャスター、2025年8月期は増収も営業損失382百万円に拡大 2026年8月期は黒字化を計画

決算サマリー 2026.08.31
キャスター、2025年8月期は増収も営業損失382百万円に拡大 2026年8月期は黒字化を計画

※本記事はキャスターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社キャスターは2025年8月期の連結決算を発表した。売上高は子会社や新規事業の拡大により前期比3.3%増の4,588百万円となったものの、上期に先行して実施した人材投資の負担が響き、営業損失は382百万円(前期は151百万円の損失)に拡大した。下期は収益性重視の広告アロケーション調整と大幅な販管費削減を進め、2025年6月公表の修正予想に対して売上高は99.3%、営業利益は計画比+45百万円の水準で着地した。2026年8月期は先行採用を抑えて稼働率を維持し、利益確保を優先する体制へ転換して通期での黒字化を計画している。

目次

業績(2025年8月期 実績)

四半期別では、上期は先行的な人材投資の負担から営業損失が大きかったが、下期にかけて販管費の抑制が進み、第4四半期の営業損失は20百万円まで縮小した。稼働社数は前期比10.4%増の1,316社となった一方、ARPU(顧客単価)は前期比10.5%減の28.0万円となった。収益性重視の広告アロケーション調整によりCAC(顧客獲得単価)の効率化は順調に進んだとしている。

項目2025年8月期実績2024年8月期実績前期比
売上高4,588百万円4,440百万円+3.3%
営業利益△382百万円△151百万円開示なし
経常利益△386百万円△158百万円開示なし
親会社株主に帰属する当期純利益△393百万円△217百万円開示なし
2025年8月期 決算実績ハイライト
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.4

セグメント別の状況

BPaaS事業は、経理・労務・マイクロロット領域で稼働社数及び売上が増加した一方、その他の領域が伸び悩み、売上高は前期比0.7%減の3,571百万円とほぼ横ばいで推移した。上期の専門領域向け人材獲得のための先行投資費用が利益を圧迫し、セグメント利益は628百万円(前期852百万円)の減益となったが、第4四半期は原価・販管費の最適化により大幅に改善した。その他事業は、新規事業および子会社(グラムス、キャスターテックジャパン)が今期より通期で売上計上を開始したことで売上高が前期比20.6%増の1,016百万円となり、セグメント利益も△146百万円(前期△270百万円)に改善した。

セグメント指標2025年8月期2024年8月期
BPaaS事業売上高3,571百万円3,597百万円
BPaaS事業セグメント利益628百万円852百万円
その他事業売上高1,016百万円843百万円
その他事業セグメント利益△146百万円△270百万円
セグメント別業績概要(BPaaS事業)
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.9

財務状態

2025年8月末の資産合計は1,872百万円(前期末2,455百万円)に減少した。純資産合計は709百万円(前期末1,103百万円)に減少し、自己資本比率は37.9%(前期末44.9%)に低下した。営業活動によるキャッシュ・フローは△371百万円、フリー・キャッシュ・フローは△353百万円となり、現金及び現金同等物の期末残高は1,184百万円(前期末1,606百万円)となった。

項目2025年8月末2024年8月末
流動資産1,525百万円2,055百万円
固定資産346百万円399百万円
資産合計1,872百万円2,455百万円
負債合計1,162百万円1,352百万円
純資産合計709百万円1,103百万円
自己資本比率37.9%44.9%
貸借対照表、キャッシュ・フロー計算書
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.13

2026年8月期業績予想

会社は2025年8月期の振り返りを踏まえ、2026年8月期は先行採用を抑えて稼働率を維持し、利益確保を優先する体制で事業を運営する方針。また、2026年8月期より報告セグメントをBPaaS事業・HR事業・AI Tech事業に再編し、BPaaS事業とHR事業で得た利益をAI Tech事業に投資する計画としている。通期では売上高5,231百万円(前期比+14.0%)、営業利益10百万円(前期は382百万円の損失)を計画しており、前期終盤に達成した単月黒字を踏まえ通期での黒字転換を見込む。うちBPaaS事業の稼働社数は1,076社(前期964社)、ARPUは30.2万円(前期28.7万円)を計画している。

項目2025年8月期実績2026年8月期予想増減
売上高4,588百万円5,231百万円+643百万円(+14.0%)
営業利益(営業利益率)△382百万円(△8.3%)10百万円(0.2%)+393百万円(+8.5pt)
経常利益(経常利益率)△386百万円(△8.4%)1百万円(0.0%)+388百万円(+8.5pt)
親会社株主に帰属する当期純利益△393百万円△26百万円+366百万円
2026年8月期 業績予想ハイライト
出典:2025年8月期 決算説明資料 P.24

トピックス

2025年8月期中は、財務分析AIエージェント「ECHO BOARD」の事前登録受付を開始したほか、上場企業経理に特化した「CASTER BIZ accounting for 上場企業経理」の提供開始、AIワークフロー支援サービスの「NEO assistant」への名称変更、AI人材採用に特化した「CASTER BIZ recruiting AI人材採用」の提供開始、「My Assistant」へのセルフサーブ機能追加など、AIを活用した新サービスの拡充を進めた。

※本記事はキャスターが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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