アジア航測

アジア航測、2025年9月期は増収も純利益5.2%減 2026年9月期は増収増益予想

決算サマリー 2026.08.30
アジア航測、2025年9月期は増収も純利益5.2%減 2026年9月期は増収増益予想

※本記事はアジア航測が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

アジア航測は2025年9月期(第78期)の連結業績を発表した。受注高、売上高はともに前期比増となった一方、諸物価高騰による売上原価の増加やIT・DX、人財への投資強化に伴う販管費増加により、営業利益は前期比微増、経常利益は微減、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比5.2%減となった。2026年9月期は売上高、利益ともに前期比増を見込んでいる。

目次

連結業績(2025年9月期 実績)

受注高は415億80百万円(前期比1.1%増)、売上高は415億91百万円(同3.3%増)となった。売上原価が301億87百万円(同3.1%増)に増加したほか、販売費及び一般管理費が85億47百万円(同5.1%増)に増加した結果、営業利益は28億56百万円(同0.2%増)、経常利益は30億23百万円(同0.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は18億3百万円(同5.2%減)となった。

項目2025年9月期2024年9月期増減増減率
受注高41,58041,1144651.1%
売上高41,59140,2701,3203.3%
売上原価30,18729,2908973.1%
売上総利益11,40310,9804233.9%
販売費及び一般管理費8,5478,1304165.1%
営業利益2,8562,85060.2%
経常利益3,0233,039△15△0.5%
親会社株主に帰属する当期純利益1,8031,902△99△5.2%
アジア航測 2025年9月期 連結業績サマリ
出典:2025年9月期 決算補足説明資料 P.4

事業区分別の状況

アジア航測グループは空間情報コンサルタント事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載に代えて事業区分別の概況を示している。2025年9月期の売上高構成比は、社会インフラマネジメント事業が60.6%、国土保全コンサルタント事業が31.0%、その他が8.4%であった。社会インフラマネジメント事業は行政支援、DS分野が牽引したものの、受注高・売上高ともに前期比減となった。国土保全コンサルタント事業は流域マネジメント分野が牽引するなか森林・環境分野が増加し、受注高・売上高ともに前期比増となった。

事業区分指標2025年9月期2024年9月期前期比増減率
社会インフラマネジメント事業受注高25,68826,768△4.0%
社会インフラマネジメント事業受注残高18,02116,36010.2%
社会インフラマネジメント事業売上高25,22225,436△0.8%
国土保全コンサルタント事業受注高13,30210,42827.6%
国土保全コンサルタント事業受注残高6,5506,1416.7%
国土保全コンサルタント事業売上高12,89310,69220.6%
その他受注高2,5883,918△33.9%
その他受注残高1,4642,351△37.7%
その他売上高3,4754,141△16.1%
合計受注高41,58041,1141.1%
合計受注残高26,03724,8534.8%
合計売上高41,59140,2703.3%
事業区分別業績サマリ
出典:2025年9月期 決算補足説明資料 P.9

顧客区分別では、公共事業の受注高が300億88百万円(前期比1.4%増)、売上高が295億33百万円(前期比0.0%)、民間事業の受注高が114億91百万円(前期比0.4%増)、売上高が120億58百万円(前期比12.2%増)となった。2025年9月期の顧客別売上高割合は公共事業71.0%、民間事業29.0%であった。

通期業績予想(2026年9月期)

2026年9月期は、社会インフラ施設の維持管理や超スマート社会の構築、3D都市モデルを含む国土基盤情報の整備、防災・減災対策の推進等、国土強靱化やデジタル改革の加速化、脱炭素社会の実現を背景とした公共投資等への対応として、売上高、利益ともに前期比増を予想している。

項目2025年9月期実績2026年9月期予想増減増減率
売上高41,59145,0003,4088.2%
営業利益2,8563,0001435.0%
営業利益率6.9%6.7%
経常利益3,0233,070461.5%
親会社株主に帰属する当期純利益1,8032,03022612.6%
1株あたり年間配当金44円44円
配当性向44.4%39.4%
2026年9月期 連結業績予想
出典:2025年9月期 決算補足説明資料 P.12

株主還元

アジア航測は「配当性向35%以上」を目標に、継続的かつ安定的な株主還元を基本方針としている。2025年9月期は、既に実施した中間配当1株につき15円と合わせて、1株につき44円、配当性向44.4%となる予定である。2026年9月期は1株あたり44円(中間配当20円、期末配当24円)、配当性向39.4%を予想している。なお2024年9月期の中間配当7円には記念配当が含まれている。

項目2024年9月期実績2025年9月期実績(予定)2026年9月期予想
中間配当7円(記念配当含む)15円20円
期末配当37円29円24円
年間配当合計44円44円44円
配当性向42.0%44.4%39.4%
配当方針・1株当たり配当金および配当性向推移
出典:2025年9月期 決算補足説明資料 P.29

中期経営計画・トピック

アジア航測は長期ビジョン2033の第1フェーズとして中期経営計画2026(2023年10月~2026年9月、第77期~第79期)を推進しており、業績目標は売上高450億円以上、営業利益30億円以上、ROE9%以上としている。2025年9月期(計画2年目)の実績は売上高415億91百万円、営業利益28億56百万円であった。新規事業戦略として2024年12月にCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)を設立し、TRUSTART株式会社や株式会社マップフォーへの出資を実施した。また2025年7月17日には株式会社エフウォーターマネジメントの株式を取得し、子会社化した。

※本記事はアジア航測が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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