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ナレルグループ、2025年10月期は増収も採用投資優先で営業減益

決算サマリー 2026.08.30
ナレルグループ、2025年10月期は増収も採用投資優先で営業減益

※本記事はナレルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

株式会社ナレルグループは2025年10月期通期の連結業績(IFRS)を発表した。売上収益は24,158百万円(前期比+11.8%、計画比△5.8%)と増収を達成した一方、採用投資をはじめとした成長投資を優先した結果、営業利益は2,827百万円(前期比△9.1%、計画比△14.6%)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2,086百万円(前期比△4.6%、計画比△10.5%)といずれも減益となった。期末配当は当初計画どおり60円とし、中間配当55円とあわせて年間配当は115円(前期比+5円)とした。

目次

連結業績(2025年10月期 通期実績)

在籍人数・稼働人数が着実に伸長したことにより増収を達成した。採用プロセスの見直しと積極的な採用投資が奏功して下期の採用人数は回復したものの、採用投資に加え営業・採用の基盤強化である成長投資を優先した結果、減益となった。4Q(8月~10月)の売上収益は6,232百万円(前年同期比+7.3%)と増収だったが、営業利益は565百万円(同△41.2%)の減益だった。期初計画に対しては、下期に成長投資を優先したことから計画未達となった。

項目2024年10月期(前期)2025年10月期(当期)前年同期比
売上収益21,608百万円24,158百万円+11.8%
売上総利益5,940百万円6,237百万円+5.0%
営業利益3,110百万円2,827百万円△9.1%
税引前当期利益3,059百万円2,758百万円△9.8%
親会社所有者帰属当期利益2,187百万円2,086百万円△4.6%
エグゼクティブサマリ
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.2

セグメント別業績

建設ソリューション事業・ITソリューション事業ともに、技術者の稼働人数が増加したことを背景に2桁の増収となった。一方、積極的な採用投資により、両事業とも営業利益は前期を下回った。建設ソリューション事業は売上収益21,642百万円(前年同期比+11.9%)・営業利益2,247百万円(同△13.8%)、ITソリューション事業は売上収益2,515百万円(同+11.2%)・営業利益135百万円(同△8.2%)。調整額(セグメント間取引消去や株式会社ナレルグループに対する経営指導料など)は444百万円(前期比+25.0%)。

セグメント指標2024年10月期(前期)2025年10月期(当期)
建設ソリューション売上収益19,347百万円21,642百万円
建設ソリューション営業利益2,607百万円2,247百万円
ITソリューション売上収益2,261百万円2,515百万円
ITソリューション営業利益147百万円135百万円
調整額営業利益355百万円444百万円
合計売上収益21,608百万円24,158百万円
合計営業利益3,110百万円2,827百万円
セグメント別業績
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.8

主要KPI(子会社別)

建設ソリューション事業を担う主力子会社ワールドコーポレーションの2025年10月度の技術者在籍人数は3,687人(前期比+13.8%)、稼働人数は3,248人となり、通期平均稼働人数は3,136人(前期比+318人)に増加した。一方、プロジェクトの切り替え時の待機者の発生や首都圏での営業苦戦などにより、稼働率(研修中除く)は92.6%(前期比△1.6pt)と前期を下回った。通期の平均契約単価は519千円(前年同期比+9千円)。通期の採用人数は1,985人(前期比+180人)となった一方、退職率は31.1%(前期比+2.0pt)に上昇した。

ITソリューション事業を担う子会社ATJCの2025年10月度の在籍人数は430人(前期比+26人)、稼働人数は365人(同+8人)、通期平均稼働人数は362人(前期比+20人)、稼働率は92.2%。通期の平均契約単価は524千円(前期比+10千円)。通期の採用人数は161人(前期比+10人)、退職率は23.6%(前期比+1.3pt)だった。

在籍人数・稼働人数・稼働率の推移(ワールドコーポレーション)
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.13

財務状態・キャッシュ・フロー

配当金の支払いや借入金の返済があったが、現金及び現金同等物は前期末比で約3億円増加し、純有利子負債はゼロに近い水準となった。利益剰余金の増加によりのれん比率は低下し、1倍を下回る0.97倍となった。連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが2,298百万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△197百万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△1,923百万円。1Qより全国建設人材協会を新規連結しており、新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額は127百万円だった。

項目2024年10月期末2025年10月期末
現金及び現金同等物4,516百万円4,822百万円
のれん14,074百万円14,074百万円
資産合計23,617百万円24,562百万円
負債合計10,176百万円10,083百万円
資本合計13,440百万円14,478百万円
純有利子負債1,054百万円34百万円
のれん比率1.05倍0.97倍

株主還元

2025年10月期の期末配当は当初計画どおり60.00円とした。中間配当55.00円とあわせて年間配当は115.00円(前期比+5.00円)となり、基本的1株当たり当期利益に対する配当性向は48.2%。

決算期中間配当期末配当年間配当計
2023年10月期95円95円
2024年10月期50円60円110円
2025年10月期55円60円115円
株主還元
出典:2025年10月期 決算説明資料 P.20

※本記事はナレルグループが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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