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日本証券金融、2026年3月期は経常利益・純利益ともに過去最高益 配当は86円に増配

決算サマリー 2026.08.30
日本証券金融、2026年3月期は経常利益・純利益ともに過去最高益 配当は86円に増配

※本記事は日本証券金融が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

日本証券金融は2026年3月期通期の連結業績を発表した。営業利益は14,016百万円(前期比+23.7%)、経常利益は14,996百万円(同+19.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益は10,611百万円(同+2.3%)となった。資料は連結業績について、経常利益、当期純利益ともに過去最高益を更新したとしている。当期純利益の増益幅が小さいのは、前年度に計上した特別利益が剥落したためとしている。

目次

連結業績(2026年3月期 通期 実績)

貸借取引業務や株券レポ取引等が引き続き堅調に推移したことなどにより、営業収益・営業利益・経常利益はいずれも大きく増加した。

項目2026年3月期 通期前期比(増減額)増減率
営業収益(除く品貸料)105,300百万円+49,966百万円+90.3%
営業収益(品貸料含む)114,211百万円+54,724百万円+92.0%
営業費用(除く品借料)83,463百万円+46,857百万円+128.0%
一般管理費7,840百万円+423百万円+5.7%
営業利益14,016百万円+2,686百万円+23.7%
経常利益14,996百万円+2,489百万円+19.9%
持分法投資損益354百万円▲420百万円▲54.3%
特別損益▲1,828百万円▲100.0%
親会社株主に帰属する当期純利益10,611百万円+235百万円+2.3%

グループ各社の状況

グループ各社個別では、日本証券金融(単体)の営業収益(除く品貸料)は94,174百万円(前期比+45,154百万円)、営業利益は10,768百万円(同+1,736百万円)、経常利益は13,833百万円(同+3,224百万円)、当期純利益は10,559百万円(同+2,071百万円)だった。日証金信託銀行(単体ベース)は経常収益10,568百万円(前期比+4,829百万円)、経常利益2,783百万円(同+1,028百万円)、当期純利益1,924百万円(同+697百万円)。日本ビルディング(個別)は営業利益462百万円(前期比▲61百万円)、経常利益745百万円(同+30百万円)、当期純利益495百万円(同▲742百万円)だった。資料は日本証券金融の経常利益増加について、連結子会社からの受取配当金の増加(日証金信託銀行分は受取方法の調整、日本ビルディング分は前年度の不動産売却による増益に伴うもの)によるとしており、いずれも連結消去により連結決算への影響はないとしている。

区分2025年3月期2026年3月期
連結 営業総利益18,746百万円21,856百万円
証券金融業(単体)14,905百万円16,867百万円
 貸借取引業務(除く品貸料)4,385百万円6,977百万円
 セキュリティ・ファイナンス業務7,343百万円7,095百万円
  株券レポ取引等1,760百万円2,166百万円
  債券レポ・現先取引4,057百万円3,085百万円
  一般信用ファイナンス358百万円426百万円
  一般貸株663百万円833百万円
  リテール向け504百万円583百万円
 有価証券運用等3,176百万円2,794百万円
信託銀行業(単体)3,043百万円4,295百万円
不動産賃貸業(単体)1,185百万円1,110百万円
業務別利益の状況
出典:2026年3月期 通期 決算説明資料 P.25

通期業績予想(2027年3月期)

2027年3月期の業績予想は、日証金グループ連結で営業利益14,400百万円(前期比+383百万円)、経常利益15,800百万円(同+803百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益11,000百万円(同+388百万円)。グループ各社では、日本証券金融は営業利益10,525百万円(前期比▲243百万円)、経常利益13,402百万円(同▲431百万円)、当期純利益10,230百万円(同▲329百万円)を予想している。

区分項目2027年3月期 業績予想前期比
日証金グループ連結営業利益14,400百万円+383百万円
日証金グループ連結経常利益15,800百万円+803百万円
日証金グループ連結親会社株主に帰属する当期純利益11,000百万円+388百万円
日本証券金融営業利益10,525百万円▲243百万円
日本証券金融経常利益13,402百万円▲431百万円
日本証券金融当期純利益10,230百万円▲329百万円
日証金信託銀行経常利益3,448百万円+664百万円
日証金信託銀行当期純利益2,362百万円+437百万円
日本ビルディング営業利益455百万円▲7百万円
日本ビルディング経常利益700百万円▲45百万円
日本ビルディング当期純利益585百万円+89百万円
2027年3月期 業績予想
出典:2026年3月期 通期 決算説明資料 P.8

株主還元

株主還元方針として、ROE8%を達成するまでの間、配当および自己株式取得の機動的な実施により「総還元性向100%」を目指すとしている。2026年3月期の一株当り配当金(年間)は86円(前年度は普通配当68円・特別配当16円の計84円)、自己株式取得は175万株・34億円だった。2027年3月期の配当予想は年間94円、自己株式取得は上限180万株・34億円としている。

決算期一株当り配当金(年間)自己株式取得(株数)自己株式取得(金額)総還元性向配当性向(連結)
2021年3月期26円60.1%60.1%
2022年3月期30円248万株23億円97.6%53.0%
2023年3月期32円317万株30億円97.6%47.2%
2024年3月期47円252万株38億円97.3%50.0%
2025年3月期84円(普通68円・特別16円)148万株30億円96.8%67.4%
2026年3月期86円175万株34億円98.5%66.3%
2027年3月期(予想)94円180万株(上限)34億円(上限)99.8%69.2%
配当・自己株式取得の推移
出典:2026年3月期 通期 決算説明資料 P.30

第8次中期経営計画

第8次中期経営計画(2026年度〜2028年度)の経営目標は、連結経常利益150億円(収益力)、連結ROE8%(資本効率)。資料は「連結経常利益については26/3月期に到達」としている。2025年度(2026年3月期)のROEは7.8%だった。重要施策として、貸借取引の機能強化、セキュリティ・ファイナンス業務の拡充(海外取引の増加、ストラクチャー取引の増加)、アジアにおける主要プレイヤーとしてのポジションの強化を掲げている。

第8次中期経営計画(2026年度〜2028年度)の経営目標
出典:2026年3月期 通期 決算説明資料 P.12

※本記事は日本証券金融が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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