ロイヤルホールディングス

ロイヤルホールディングス、2025年12月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 当期純利益は減益

決算サマリー 2026.08.30
ロイヤルホールディングス、2025年12月期は売上高・営業利益・経常利益が過去最高 当期純利益は減益

※本記事はロイヤルホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

ロイヤルホールディングス株式会社は2025年12月期(2025年1月〜12月)の決算説明資料を公表した。売上高は165,495百万円(前期比+8.8%)、営業利益は7,685百万円(同+4.3%)、経常利益は7,917百万円(同+8.2%)となり、資料は売上高・営業利益・経常利益が過去最高を更新したとしている。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は5,660百万円で前期比△4.5%の減益となった。ホテル事業は国内外の観光需要を取り込み大幅増収増益、国内の外食事業・コントラクト事業は原材料費上昇や出店費用等により経常利益が前期比で微減した。

目次

連結業績(2025年12月期 実績)

経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は期初の業績予想(経常利益7,800百万円、当期純利益4,850百万円)を上回った。売上高は既存店の伸長に加え新規出店が寄与して増収、経常利益は原材料費上昇や新規出店の初期費用があったものの、既存店売上高の堅調な推移と持分法損益の伸長が寄与し増益となった。

項目2024年12月期2025年12月期増減増減率
売上高152,150百万円165,495百万円+13,344百万円+8.8%
営業利益7,366百万円7,685百万円+319百万円+4.3%
経常利益7,315百万円7,917百万円+601百万円+8.2%
親会社株主に帰属する当期純利益5,926百万円5,660百万円△265百万円△4.5%
EBITDA15,193百万円17,402百万円+2,209百万円+14.5%
ROE12.1%10.8%△1.3pt
2025年12月期 連結損益
出典:ロイヤルホールディングス 2025年12月期 決算説明資料 P.5

2025年末時点の総資産は139,763百万円で前期末比+12,024百万円。自己資本比率は39.2%(前期末39.3%から△0.2pt)、固定長期適合率は96.4%(同+2.4pt)。たびスル株式会社の連結子会社化により無形固定資産が増加し、国内外での成長投資により借入金が増加したと資料は述べている。営業キャッシュ・フローは15,778百万円(前期比+5,414百万円)、投資キャッシュ・フローは△16,664百万円、財務キャッシュ・フローは774百万円で、キャッシュ・フロー合計は△111百万円(前期比+7,111百万円)だった。

セグメント別の状況

外食事業は既存海外店舗を2025年12月期第1四半期から集計対象に加えている。また当社は2025年8月5日、おやつ定期宅配サービス「たびスル」を展開するたびスル株式会社の株式を現金57億円で取得し完全子会社化(議決権比率100%)、2025年12月期第4四半期から食品事業に含めて集計している。ホテル事業は稼働率・純客室単価(ADR)の伸長により前期比・通期計画対比ともに大幅な増収増益となり、資料は中期経営計画(2025〜2027年)最終年度(2027年12月期)の経常利益目標を計画初年度で達成したとしている。国内外食・コントラクト事業は原材料費上昇や新規出店費用等により経常利益が前期比で減益、その他事業は機内食関連会社の持分法損益の伸長により増益となった。

セグメント売上高(前期)売上高(当期)売上高増減率経常利益(前期)経常利益(当期)経常利益増減率
外食事業63,034百万円66,844百万円+6.0%3,197百万円2,337百万円△26.9%
(うち国内)63,034百万円66,088百万円+4.8%3,197百万円3,156百万円△1.3%
(うち海外)755百万円△819百万円
コントラクト事業49,789百万円53,364百万円+7.2%2,747百万円2,656百万円△3.3%
ホテル事業35,072百万円41,416百万円+18.1%5,424百万円6,849百万円+26.3%
食品事業12,473百万円12,955百万円+3.9%107百万円452百万円+320.7%
その他事業327百万円316百万円△3.4%601百万円973百万円+61.7%
合計152,150百万円165,495百万円+8.8%7,315百万円7,917百万円+8.2%
2025年12月期セグメント別損益
出典:ロイヤルホールディングス 2025年12月期 決算説明資料 P.13

既存店売上高・客数客単価・店舗数の状況

2025年12月期通期の既存店売上高前年比(3事業計)は106.8%、内訳は外食事業計104.9%、コントラクト事業計102.5%、ホテル事業計115.9%。ロイヤルホスト・てんやの参考値として、来客数・客単価の前年比(2025年通期累計)はロイヤルホストが来客数99.2%・客単価106.2%、てんやが来客数96.7%・客単価109.1%と資料に記載されている。てんやは58ヶ月連続(2021年3月以降)、ロイヤルホストは17ヶ月連続(2024年8月以降)で既存店売上高が前年水準を超過したと資料は述べている。直営ホテル全体の稼働率は87.9%(前期比+7.4pt)、純客室単価(ADR)は13,594円(同+1,103円)だった。店舗数(期末、グループ内FC店舗含む)はグループ合計で2024年末689店から2025年末678店(△11店)、2026年通期見込は705店。内訳は外食事業計468店→469店(うちロイヤルホスト228店→227店、てんや177店→169店、シェーキーズ16店→13店、シズラー10店→11店、ロイヤルガーデンカフェ6店→7店、その他専門店31店→42店)、コントラクト事業計170店→157店、ホテル事業計66店→67店。

店舗展開状況(業態別店舗数)
出典:ロイヤルホールディングス 2025年12月期 決算説明資料 P.49

通期業績予想(2026年12月期)

2026年12月期は売上高174,800百万円(前期比+5.6%)、営業利益8,950百万円(同+16.4%)、経常利益8,800百万円(同+11.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益5,700百万円(同+0.7%)を計画。資料は売上高・経常利益が3年連続で過去最高を更新する計画とし、中期経営計画最終年度(2027年12月期)の経常利益目標100億円の達成を視野に入れているとしている。原材料費の増加22億円、DX・マーケティング関連費用の増加7億円など計29億円程度の減益要因を織り込んだ上で前期比増益を計画。既存店売上高前年比(外食・コントラクト・ホテル3事業計)は103%で計画されている。

項目2026年12月期(予想)2025年12月期(実績)増減増減率
売上高174,800百万円165,495百万円+9,304百万円+5.6%
営業利益8,950百万円7,685百万円+1,264百万円+16.4%
経常利益8,800百万円7,917百万円+882百万円+11.1%
親会社株主に帰属する当期純利益5,700百万円5,660百万円+39百万円+0.7%
2026年12月期 連結業績予想
出典:ロイヤルホールディングス 2025年12月期 決算説明資料 P.21

株主還元

当社は2026年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施した。2025年12月期の1株当たり配当金(予想)は分割前基準で32円から35円に上方修正、2026年12月期の1株当たり配当金(予想)は分割後基準で17円50銭(前期の分割後換算17円50銭から+0円)としている。2025年12月期期末日を基準日とする配当については2026年3月26日開催の定時株主総会にて決議予定。中期経営計画(2025〜2027年)ではDOE3.5%および連結配当性向30%を目途に安定的な配当を目指すとしている。株主優待制度は、2025年12月31日を基準日とする2025年度分は分割前基準の「100株」で贈呈基準を維持し、2026年1月1日以降は分割後の株式数区分(200株以上1,000株未満で年間1,000円分など)に変更されるとしている。

年度1株当たり配当金配当性向DOE
2023年20円26.0%2.3%
2024年32円26.6%3.3%
2025年(分割前基準)35円30.4%3.3%
2026年予想(分割後基準)17円50銭30.2%

中期経営計画(2025〜2027)の進捗

中期経営計画(2025〜2027、テーマ「変革から成長、そして飛躍へ」)の2027年度目標は、2025年2月開示時点で売上高1,875億円、経常利益100億円、EPS135円、自己資本比率40%、ROE12%、株主還元はDOE3.5%・配当性向30%を目途としている(2024年度実績は売上高1,521億円、経常利益73億円、EPS120円、自己資本比率39%、ROE12%、DOE3.3%、配当性向30.4%)。2025年(中計初年度)はベトナム・北米での直営外食事業を開始、双日社・アクタス社との協業による新ホテルブランド「THE BASEMENT HOTEL」1号店を大阪本町に開業、マイナー・ホテルズとのJVで軽井沢に高級リゾートホテルの開業を予定するなど、資料は各事業の主要トピックスを挙げている。

※本記事はロイヤルホールディングスが公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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