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新光商事、2026年3月期は減収も増益 加賀電子のTOBに賛同表明

決算サマリー 2026.08.30
新光商事、2026年3月期は減収も増益 加賀電子のTOBに賛同表明

※本記事は新光商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

新光商事は2026年3月期の連結決算を発表した。ルネサスエレクトロニクス株式会社との特約店契約終了(2024年9月30日付)による売上高減少と、日本電気株式会社傘下の株式会社シミズシンテックの完全子会社化(2025年6月30日付)による売上増加が変動要因となり、結果として売上高は前期比で減収となった。一方、シミズシンテックの子会社化による増加に加え、前期はルネサスエレクトロニクス製品関連での廃棄損を計上していたことから、利益面では前期比で増益となった。あわせて、加賀電子株式会社による当社株式に対する公開買付け(TOB)に関する情報も開示された。

目次

連結業績(2026年3月期 実績)

売上高は991億1300万円(前期比14.6%減、▲168億9500万円)となった。売上総利益は104億6500万円(同13.2%増、+12億2000万円)、販管費は92億6300万円(同7.6%増、+6億5500万円)、営業利益は12億100万円(同88.5%増、+5億6400万円)、経常利益は15億5500万円(同169.0%増、+9億7700万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は11億2700万円(同123.1%増、+6億2200万円)だった。1株当たり当期純利益は38円72銭(前期15円75銭、+22円97銭)。

項目2026年3月期2025年3月期前期比増減率前期比(金額)
売上高99,113百万円116,008百万円▲14.6%▲16,895百万円
売上総利益10,465百万円9,245百万円13.2%+1,220百万円
販管費9,263百万円8,608百万円7.6%+655百万円
営業利益1,201百万円637百万円88.5%+564百万円
経常利益1,555百万円578百万円169.0%+977百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,127百万円505百万円123.1%+622百万円
1株当たり当期純利益38円72銭15円75銭+22円97銭

分野別・事業別の状況

分野別売上構成(金額対比)をみると、2026年3月期は産業向けが501億円(前期499億円)、車載向けが375億円(同430億円)、OA向けが40億円(同104億円)、アミューズメント向けが60億円(同104億円)、民生向けが12億円(同16億円)、通信向けが4億円(同8億円)となった。構成比では産業50.5%、車載37.8%、アミューズメント6.0%、OA4.0%、民生1.3%、通信0.4%(前期は産業43.0%、車載37.1%、OA9.0%、アミューズメント9.0%、民生1.3%、通信0.7%)。また事業別売上構成では、半導体13.3%・電子部品51.8%・アセンブリ事業14.2%・その他事業20.7%(電子部品事業合計65.1%)となり、前期(半導体41.6%・電子部品37.6%・アセンブリ事業14.3%・その他事業6.4%、電子部品事業合計79.2%)から構成比が変化した。事業別の前期比売上増減額は、半導体▲32億3000万円、電子部品+7億7000万円、アセンブリ▲2億5000万円、その他事業+10億2000万円(電子部品事業計▲24億6000万円)だった。

分野2026年3月期2025年3月期
産業501億円499億円
車載375億円430億円
OA40億円104億円
アミューズメント60億円104億円
民生12億円16億円
通信4億円8億円
連結損益計算書の推移
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.6
分野別売上構成(金額対比)
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.7

2027年3月期の業績見通しと配当予想

2027年3月期の業績見込みは、売上高1,260億円(前期比27.1%増、+268億8700万円)、営業利益18億円(同49.8%増、+5億9900万円)、経常利益21億円(同35.0%増、+5億4500万円)、親会社株主に帰属する当期純利益14億円(同24.2%増、+2億7300万円)としている。

項目2026年3月期実績2027年3月期見込前期増減率前期比(金額)
売上高99,113百万円126,000百万円27.1%+26,887百万円
営業利益1,201百万円1,800百万円49.8%+599百万円
経常利益1,555百万円2,100百万円35.0%+545百万円
親会社株主に帰属する当期純利益1,127百万円1,400百万円24.2%+273百万円
区分2025年3月期実績2026年3月期実績2027年3月期予想
第2四半期7.5円6.0円12.0円
期末8.0円12.5円12.5円
年間15.5円18.5円24.5円
連結配当性向98.4%47.8%50.0%
2027年3月期の業績見通しと配当予想
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.24

株主還元

配当につきましては、連結配当性向50%を目途に実施することを基本方針としている。2026年3月期の年間配当金は18.5円(中間6.0円、期末12.5円)、連結配当性向は47.8%。2027年3月期は年間配当金24.5円(第2四半期12.0円、期末12.5円)、連結配当性向50.0%を予想している。

成長戦略と加賀電子によるTOBについて

成長戦略として、ソリューションビジネスの拡大、新規コア商材の創出・拡充などによる新事業モデルの構築を掲げている。Device・System・ITの3レイヤーの事業を推進し、シミズシンテック社(含む旧Novalux Japan)やNT販売株式会社とのシナジー創出を目指すとしている。また、2026年5月15日付で開示された「加賀電子株式会社による当社株式に対する公開買付けに関する意見表明に関するお知らせ」によれば、加賀電子株式会社による当社株式に対する公開買付け(TOB)について、当社取締役会は「賛同の意見」を表明しており、応募の是非は株主の判断に委ねるとしている。

加賀電子株式会社による当社株式に対する公開買付け(TOB)の概要
出典:2026年3月期決算説明会資料 P.26

※本記事は新光商事が公開したIR資料(直近の通期決算説明資料)に基づく事実整理であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。数値は開示資料に基づきますが、利益指標の定義や集計方法は会社により異なる場合があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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